ビールは飛行機に持ち込める? 機内でビールをたのしむ際の注意点

ビールは飛行機に持ち込める? 機内でビールをたのしむ際の注意点
出典 : PONG HANDSOME/ Shutterstock.com

飛行機内でビールが提供されている航空会社も多いですが、機内でビールを飲む際には、いくつか注意しておきたい点があります。また、手荷物として飛行機にビールを持ち込む際にも、さまざまな制約があります。今回の記事では、飛行機のなかでのビールの取り扱いについて紹介します。

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飛行機へのビールの持ち込み、国内線の場合は条件を守れば可能

飛行機へのビールの持ち込み、国内線の場合は条件を守れば可能

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国内線の場合、アルコール度数24%以下なら問題なし

飛行機内にビールを持ち込む際は、各航空会社が定めているルールを守る必要があります。持ち込み可能な手荷物のルールは国内線と国際線でも異なります。まずは国内線から見ていきましょう。
国内線の場合、ビールを含むアルコール飲料は、アルコール度数が24%以下であれば、本数に制限なく持ち込み可能です。市販されているビールのアルコール度数は一般的に4.5~5%、いわゆる“ストロング系”でも8%程度なので、国内線に関しては、ビールの持ち込みは問題ないと言えます。

飛行機に強アルコール飲料の持ち込みが制限される理由は?

ビールの場合は問題ありませんが、ウイスキーや焼酎など、アルコール度数の強いお酒の場合はどうでしょう?
アルコール度数24~70%の酒類は、1人あたり5リットルまでと量に制限があります。さらに、アルコール度数70%以上だと、持ち込みも手荷物として預けることもできません。これは、アルコール度数が高いと「危険物」と見なされるためです。

国土交通省:航空機への危険物の持込みについて

飛行機内へのビールの持ち込みで注意すべきこと

国内線の場合、飛行機内へのビールの持ち込みは可能ですが、市販されている容器のままであることが条件となります。水筒などに移し替えているものは不可となるので、注意しましょう。
また、持ち込んだビールを飛行機内で飲んでよいかどうかも、航空会社によって対応が異なります。JALやANAでは飲んでも問題ありませんが、ジェットスターなど一部のLCCでは、持ち込んだアルコール飲料を飲むことはできません。事前に公式サイトなどで確認しましょう。

飛行機へのビールの持ち込み、国際線では厳しい規制が

飛行機へのビールの持ち込み、国際線では厳しい規制が

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国際線の場合、液体の持ち込み自体に厳しい制限が

国際線になると、ビールを持ち込む条件はさらに厳しくなります。アルコール度数以前に、液体の持ち込み自体に制限があるためです。
ビールを含む液体類を手荷物として飛行機内に持ち込む場合は、以下の3つの条件をクリアする必要があります。
(1)100ミリリットル以下の容器に収納すること
(2)容量1リットル以下の再封可能な透明のポリ袋に入れること
(3)1人当たりポリ袋は1つだけ

国際線でビールをたのしむなら、機内サービスを

国際線では、こうした厳しい制限があるため、缶ビールや瓶ビールをそのまま飛行機内に持ち込むことはできません。
上記の条件を守って、小さな容器に入れ替えれば持ち込めなくはないですが、わずか100ミリリットルのビールのために、そこまで手間をかける価値があるかは疑問です。また、国内線と同様、航空会社によっては「手荷物として持ち込んだアルコール飲料の飲酒は禁止」と案内しているところもあります。
国際線の飛行機内でビールをたのしむなら、持ち込みではなく機内サービスを利用することになります。

JAL:航空機内への液体持ち込み制限について
ANA:液体の機内持ち込み(国際線)

飛行機内でビールを飲むと酔いやすいって本当?

飛行機内でビールを飲むと酔いやすいって本当?

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飛行機内では気圧が低下するため酔いが回りやすい?

飛行機内でビールを飲んだ場合、いつもと同じ量なのに、酔いが回りやすいと感じる人は少なくないようです。これは、航空機内の気圧が地上よりも低くなるため(地上を1気圧とすると約0.8気圧)と考えられています。
低気圧の環境下では、末梢血管が拡張されて血液の循環が促進されるため、アルコールが回りやすいという説があります。また、アルコールの分解に必要な酸素の量が減少するため、アルコールの処理能力が下がるとも言われています。
いずれも医学的なエビデンスはなく、あくまでも仮説にすぎませんが、飛行機内では地上よりも酔いが回りやすいというのは、多くの人が実際に体験している現象です。

飛行機内でいつもと同じペースでビールを飲むのは危険

原因が明確ではないものの、飛行機内ではいつもと同じペースでビールを飲むのは避けたほうが無難です。
ビールを飲みすぎると、アルコールの利尿作用によってトイレが近くなり、水分不足によってエコノミー症候群を引き起こす可能性が高くなるとの説もあります。飛行機内は乾燥しやすいので、乾いたのどをうるおしたくなりますが、飛行機内でのビールはほどほどにとどめたほうがよさそうです。

飛行機内で飲むビールは味も変わる?

飛行機内では、酔いが回りやすいというだけでなく、ビールの味わいそのものも変わると言われます。これもまた、飛行機内の気圧の影響と考えられています。
ドイツの研究所の報告によると、飛行機内の約0.8気圧の環境下では、味覚や嗅覚が通常よりも低下し、とくに塩味と甘味がわかりにくくなるのだとか。ビールの味わいが変化したのでなく、環境による味覚の変化が影響しているのですね。

飛行機内でビールをたのしむ際には、航空会社が定めるルールをしっかりと理解しておく必要があります。また、飛行機内の環境は地上とは異なることも、念頭においておきましょう。

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