ビールとケーキのマッチングを考える
「ビールとケーキ」と聞くと、違和感を覚える人も多いかもしれません。しかし、ビールとケーキの組み合わせは、意外なほど相性バッチリ。今回は、ビールに合うケーキや、ビールを使って作るケーキなど、ビールとケーキのさまざまなマッチングを紹介します。
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ビールとケーキは意外と好相性!
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ビールもケーキも材料は同じ「麦」
「ビールとケーキを一緒にたのしむ」と聞くと、本当に合うのかと疑問に思うかもしれませんが、じつは組み合わせ次第で驚くほど好相性。それもそのはず。ビールもケーキも、その主原料は同じ「麦」なので、ベースとなる風味は共通しています。
そこにケーキの持つ「甘味」と、ビールの持つ「酸味」や「苦味」がバランスよく合わさることで、両者のおいしさが引き立つのです。
チョコ系のケーキには黒ビールを
ビールとケーキは、どちらも多くの種類があり、その組み合わせにも相性があります。なかでも好相性とされているのが「黒ビール」と「チョコレートケーキ」の組み合わせ。
黒ビールの香ばしい香りとチョコレートの濃厚さが合わさって、大人の味わいを演出してくれます。
チーズケーキには白ビールを
もうひとつ、おすすめの組み合わせが「白ビール」と「チーズケーキ」のペアリング。白ビールとチーズ、両者の持つ酸味が絶妙に合わさって、さわやかな味わいを演出してくれます。
この際、ビールを冷やしすぎるとチーズの風味が飛んでしまうので、ぬるめの温度で飲むのがおすすめです。
ビールを材料に使ったケーキも人気
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ビールを材料に使って造る大人のケーキ
ケーキには、ワインやリキュール、ブランデーなど各種のお酒を使ったレシピが数多くあります。もちろん、ビールを使ったケーキも世界各国に存在します。
今回は、そんななかから2つのケーキを紹介します。自宅でも意外と簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。
【ギネスケーキ】
日本でもおなじみのアイルランドのビール「ギネス」を使ったケーキ。ギネスビールはエール系のスタウトと呼ばれるスタイルのビールで、濃厚な焙煎大麦の香りが特徴の黒ビールです。このギネスビールをケーキの生地に入れることで、深みのあるリッチな味わいを実現します。
【ビールホットケーキ】
ホットケーキにビールを使った最近、話題のケーキ。ビールを使うことで、甘さ控えめの大人向けの味になると評判です。ビールに含まれる炭酸の効果で、通常よりもふっくらと仕上がります。完成時にはアルコールは飛んでいるので、子どもでも安心して食べられます。
プレゼントに最適な「ビールケーキ」とは?
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海外で流行している「ビールケーキ」とは
「ビールケーキ」とタイトルの付いた画像が、近年、インスタグラムなどSNS上を賑わせています。
ビールケーキとは、缶ビールを組み合わせてタワーケーキのような形にしたもの。その起源は不明ですが、ビール好きの人の誕生日などに贈るプレゼントとして人気となっています。
最近では、日本でも少しずつ知られるようになり、「父の日」のプレゼントには最適だと話題を集めています。
ビールケーキの作り方のポイントとは
ビールケーキには、とくに決まった作り方はありませんが、単に缶ビールを積み重ねるだけではすぐに崩れてしまうので、厚紙や段ボールなどをぐるっと巻いて固定するなど、工夫しましょう。
あとは自由にメッセージやデコレーションなどを施せば、手作りのプレゼントが完成。缶ビールがオシャレなプレゼントに大変身します。
ちなみに、ビールをジュースに変えれば、お父さん向けだけでなくお子さん向けなど、いろいろな相手にも使えます。
ビールとケーキの相性のよさを語ってきましたが、「意外だった」という人も多いのでは? ビールのたのしみ方には、まだまだ多くの可能性が残されているようです。