「ビールペアリング」大盛況! 『第2回たのしいお酒.jp FAN×FANイベント』取材レポート

「ビールペアリング」大盛況! 『第2回たのしいお酒.jp FAN×FANイベント』取材レポート

好評だった第1回に続き、『第2回たのしいお酒.jp FUN×FANイベント』が2019年7月26日に都内で行われました。今回のテーマはクラフトビール「J-CRAFT」と料理との「ペアリング」です。大いに盛り上がったイベントの様子を、ペアリングの基本やコツ、人気のお料理レシピと合わせてご紹介します。

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どんなビールにどんな料理が合う? 「ペアリング」の基本を知ろう

ペアリングとは、物と物を合わせること。ワインだと一般に「赤にはお肉、白には魚」といわれるように、ビールにも組み合わせの基本セオリー(コツ)があります。
ビールペアリングの基本セオリー説明の前に、参加者の皆さんが普段どんな料理と合わせているのかを尋ねると……、枝豆にぎょうざ、ポテト、焼き鳥など居酒屋によくある料理の名前が次々にあがりました。「何でもアリ!」という回答も。前回に引き続き、ビール党が大集結!「ビールに始まってビールに終わるほどビールが大好き」というビール好きから、「自分に合うクラフトビールを見つけるために参加しました」「ここで色々学んで違いのわかる人になりたい」とビールへのこだわりがある方まで。ビールが大好きな方が多くいましたが、合わせるのは定番のお料理という方がほとんどでした。

好みの組み合わせでたのしむのももちろんアリですが、ペアリングの基本を知っておくともっとビールをたのしめます。ということで、ビールの代表的な5種についてと、それぞれに合う料理の選び方のポイントをフードコーディネーターの山本和枝さんに教えてもらいました。

ぺアリングの基本はこの3つ

1.色で合わせる

スタウトのような「濃い色」のビールには「濃い色」の料理。生姜焼きやチョコレートなど色がしっかりついている料理と相性がいいのだとか。見た目で選べるので簡単ですね。

2.風味で合わせる

IPAのような「苦味」のあるビールには、すき焼きやステーキなど「濃い風味」の料理。このように「似た風味を合わせる」方法と、甘いものと辛いものというように「対比させる方法」があるそうです。

3.産地で合わせる

ビールの原産国や生産地域の郷土料理を合わせる方法です。イギリスのペールエールにフィッシュ&チップス、チェコのピルスナーにソーセージなど。間違いなく相性抜群ですね。

皆さん熱心に耳を傾けて、一つひとつの説明に「なるほど~」とうなずいていました。

「J-CRAFT」のペアリングはどれも大好評!

いよいよ「J-CRAFT」のペアリング。「J-CRAFT」の味わいとともにお料理の組み合わせが紹介されました。「J-CRAFT」は様々な個性のビアスタイルがあるため、あまり詳しくない人にも簡単に覚えられ、普段から実践できるよう、今回は苦味にフォーカスしたペアリングを推奨。苦味が少ないビールにはサラダやフルーツなど軽めのお料理、苦味が強いビールにはお肉など重めのお料理、中間はチーズやシーフードといった具合です。この基本を押さえておけば、相性の良いペアリングがわかってくるのだとか。

ここで豆知識。ビールにはIBU(International Bitterness Units・国際苦み単位)という苦みの指標があり、大手国産メーカーの多くのブランドのIBUは20前後。単純に「IBUが20より大きければ苦みが強い」と覚えておきましょう。

おたのしみのテイスティングタイムでは、「J-CRAFT」5種の味わいとともにお料理の組み合わせが紹介されました。基本的に苦味の弱いビールから強いビールの順番で、ペアリングが次々と提供されます。

『爽快ヴァイツェン(IBU 13)』&真鯛の南蛮漬け

お酢だけでなくワインビネガーとレモンの果汁が入って、甘みも酸味も強すぎず、ビールの味を邪魔しないまろやかな風味の冷製シーフードの前菜です。『爽快ヴァイツェン』のやさしい風味とぴったりで、口にした皆さんから一斉に「合う~!」との声。

『柚子ホワイト(IBU10)』&野菜とみそのクリームチーズディップ

苦みの少ない『柚子ホワイト』にはお野菜の一皿。柚子果汁と山椒をアクセントとして加えている『柚子ホワイト』に合わせたのは、同じく柚子と山椒を効かせたチーズみそソースを添えた生野菜。同じ素材同士のペアリングに、「これすごくイイ!」「味噌とチーズの魅力にまいりました」などと大好評でした。レシピを知りたいという声に応えて、ここで大公開!

『日向夏の風(IBU 20)』&フレッシュトマトとバジルのブルスケッタ

ビールの爽やかな苦味に、料理の酸味を合わせたペアリング。フレッシュトマトとバジルでシンプルに作ったソースをバゲットにオン。『日向夏の風』の程よい苦みにフレッシュなEXVオリーブオイルやバジルの苦みがマッチして、サワークリームの酸味がさらに爽やかさをプラスしています。

『毬花ペールエール(IBU25)』&レモン風味のハーブ唐揚げ

ビールと唐揚げというビールの苦味に抜群に合う王道の組み合わせですが、個性のあるビールに合わせて唐揚げの味付けも個性的にしたそうです。スパイスやハーブをふんだんに使いレモンの皮を刷って加えてアクセントに。

『黄金IPA(IBU60)』&豚の角煮 五香粉風味

5種の中で一番苦味が強いビールには、スパイスを効かせたがっつり肉料理。シナモンやクローブ、花椒などをミックスした五香粉の風味と黒糖と肉の旨味タップリの角煮を、がっつり苦い『黄金IPA』が受け止めるナイスペアリングでした。

活発に質問する参加者の皆さん

ペアリング効果もあって、皆さんお酒も料理もグイグイ進みます。
また勉強熱心で、テイスティングの間にも「夏にぴったりのビールは?」「毬花は花の種類?」「ビールの色が違うのはなぜ?」など活発に質問していました。ちなみに、夏にぴったりのビールは『日向夏の風』。毬花は和名でホップの花という意味。色が違うのは麦芽の焙煎具合によるもの。こうした疑問にすぐに答えてもらえるのも、イベントの醍醐味ですね。

新発売予定のフルーツビール『白ぶどう』を発表!

5つの個性のビールと料理を堪能したところで、新商品の紹介とそのテイスティング。6月25日に発売された『J-CRAFT桃ヴァイツェン』と、9月10日に発売予定の『J-CRAFT白ぶどう』です。まだ発売前のビールが味わえるとあって、「おぉー」という感嘆の声と大きな拍手が沸き上がりました。
『桃ヴァイツェン』は「いい香りがする~」「すごい桃感!」「苦味もあるのにフルーティ」、『白ぶどう』は「きちんとフルーツ感が味わえて、本当においしい!」「飲みやすいので、ビールが苦手な人にも勧めたい」とどちらも大好評でした。ペアリングはフレッシュフルーツが1番合うのだそう!

参加者同士の交流が深まって、会場は賑やかに!

イベントが終わる頃には皆さんすっかり打ち解けて交流も深まり、話が尽きない様子。ビールと料理のペアリングというテーマも好評で、「興味深かった」「普段考えたことがなかったので、すごく勉強になりました」という感想が聞かれました。「J-CRAFT」2本のお土産も用意され、最後まで大盛り上がりでした。

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