ビールの美味しさの決め手とは?

ビールの美味しさの決め手とは?
出典 : Leszek Czerwonka/ Shutterstock.com

ビールの美味しさを求めて、さまざまな銘柄や飲み方を探求する人も少なくありません。私たちが飲んで美味しく感じるビールには、どのような特徴があるのでしょうか。今回は、ビールの美味しさの決め手となる要素をいくつか紹介していきます。

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ビールの美味しさを構成する要素

ビールの美味しさを構成する要素

Brent Hofacker/Shutterstock.com

ビールの美味しさを決めるのは味覚だけではない

「ビールの美味しさ」と聞くと、味の違いをイメージする人も多いと思います。しかし、意外に思われるかもしれませんが、美味しいビールとは決して味だけで決まるものではありません。
「五感でたのしむ」という言葉がありますが、ビールもまた、単純に味覚だけではなく、さまざまな要素によって美味しさが変わってくると言えそうです。

ビールの美味しさを決める要素はじつにさまざま

ビールの美味しさを決定づける要素として、「味」以外でまず挙げられるのが「香り」。加えて「泡」や「温度」、さらには「グラス」も挙げられます。
これら幅広い要素が一体となり、さらにビールを飲むシーンや時間帯、季節、体調、一緒にたのしむ料理など、細かな要素がからみあって、私たちはビールを「美味しい」と感じるのでしょう。

ビールの美味しさを決める「味」と「香り」

ビールの美味しさを決める「味」と「香り」

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ビールの美味しさの決め手となる、苦味と旨味のバランス

ビールの美味しさを決定する要素のうち、やはり最大のものが「味覚」。美味しいビールの味を決定づけるのは、ビール独特の苦味と旨味ではないでしょうか。
ビールの苦味は原材料であるホップに由来したもので、その強さは醸造の際のホップの種類、量、投入タイミングによって変わってきます。
一方で、ビールを飲んだ際に感じられる旨味やコクは麦芽に由来したもの。麦芽の質や量、酵母の種類や発酵時間などによっても味の濃淡は変わります。
麦芽の味とホップの苦味、この両者のバランスがビールの美味しさを大きく左右するのですね。

ビールの香りと美味しさの関係

ビールの美味しさを決定する要素として「味」と並んで重要なのが「香り」です。
ビールの香りには、麦芽やホップなどの原材料に由来するものと、発酵に由来するものの二種類があります。それぞれの香りの成分を分析していくと、その数は200以上の種類に及ぶともいわれています。
ビールの香りには、飲む前に鼻から感じ取るものと、飲んだ後に喉から鼻に抜けてくるものがあります。ビールが美味しいと感じられるのは、飲む前後の香りが大きく影響しているのです。

ビールの美味しさは泡と温度も重要

ビールの美味しさは泡と温度も重要

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ビールの美味しさに直結する泡

ビールの美味しさには、グラスに注いだ際の泡も大きく関わっています。
そもそもビールは、空気に触れることで一気に劣化するほどデリケートな飲み物。ビールの泡は、ビールが空気に触れることを防ぐ蓋の役割を果たしています。泡があるからこそ、グラスに注いだ後もゆっくりたのしむことができるとも言われています(あえて泡を立てずにグラスに注いでたのしむ場合もあり)。

ビールが美味しく感じられる温度

ビールの温度も、美味しさを左右する重要な要素。ビールは冷やせば冷やすほど美味しいと思われがちですが、一般的なピルスナータイプの場合、じつは苦味や旨味をもっとも感じられるのは6〜8度とされています。
あまりにも冷やしすぎると泡立ちや香り立ちが悪くなり、旨味や味わいも感じづらくなり、美味しさが損なわれてしまうため注意が必要です。一般的な冷蔵庫でビールを冷やす場合は、冷気の吹き出し口から離れたところに置きましょう。

ビールの美味しさが一層感じられるグラス

ビールの美味しさが一層感じられるグラス

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ビールに適したグラスとは

ビールを美味しくたのしむためには、グラス選びも重要なポイントです。日本でメジャーなピルスナータイプのビールの場合、理想的なグラスの形状としては、ジョッキやタンブラーのようなものがおすすめ。底が丸みを帯びた円筒形のグラスは泡持ちがよく、ビールに適したグラスといえるでしょう。
底が角型のグラスや特殊な形状をしたグラスは、ビールの泡が逃げやすいため、グラスを選ぶ際や注ぎ方には注意しましょう。
そして何よりも大切なのは、清潔なグラスを使うこと。ビールを洗う際は、きれいなスポンジを用い、洗った後は逆さにして自然乾燥させましょう。

ビールの美味しさはビールそのものの味だけで決まるものではありません。適正な温度やグラス選び、ビールを注ぐ際の泡の状態を意識するだけでも、いつものビールがより美味しく感じられるかもしれませんね。

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