新潟のビール【エチゴビール】全国第1号の地ビール
「エチゴビール」は、1994年の酒税法改正による地ビール製造の解禁後に、全国で一歩先んじて地ビール醸造免許を取得し、ブルーパブを開いた地ビール全国第1号のブルワリーです。そんなエチゴビールの歴史やビール造りへのこだわりについて紹介します。
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「エチゴビール」は日本の地ビールのパイオニア
出典:エチゴビール公式Facebook
「エチゴビール」は、日本の地ビール製造のパイオニアとして知られています。というのも、1994年の酒税法改正によって、ビール製造免許を取得するために必要な最低製造量が大きく引き下げられた際に、全国で最初に地ビールの醸造免許を取得し、いち早くブルーパブを開設したのがエチゴビールだったとか。
エチゴビールの創業者は、大学を卒業後、ローマを拠点に演劇や映画の世界で活躍していました。絵本作家であるドイツ人女性との出会いを機に、ドイツの豊かなビール文化を体験。その魅力を母国・日本でも広めたいと考えたのが、ビール造りにチャレンジするきっかけでした。
その後、地ビール文化を日本に広めるため、さまざまなビール造りにチャレンジ。経営者が替わった現在も、エチゴビールは新潟の大手製菓会社として知られるブルボンの資本傘下のもとで造り続けられ、日本だけでなくアメリカやロシアに輸出されるなど、ワールドワイドなブランドに成長しています。
「エチゴビール」の自家栽培の酵母を使ったビール造り
出典:エチゴビール公式Facebook
「エチゴビール」は、ヨーロッパの厳選された素材を使用し、ドイツのビール職人の技を学んだブルワーが手掛ける本格派の地ビールです。
麦汁に含まれる糖分をアルコールと炭酸ガスに分解する役割を持つ酵母は、ビール造りのカギを握っていると言われる重要なものですが、エチゴビールでは、造るビールのスタイルに合わせた酵母を自家培養して使用しています。
そして、ビール造りの各工程において、「日本の地ビールのパイオニア」という誇りを胸に、長年培ってきた技術やノウハウにさらに磨きを掛けています。そうしたたゆまぬ努力が、地ビール免許取得第1号の名に恥じない、高品質なビール造りに結実しているのです。
「エチゴビール」の個性的なラインナップ
出典:エチゴビールサイト
「エチゴビール」は、ラインナップの多彩さも魅力のひとつ。
日本人に馴染みのあるラガー(下面発酵ビール)としては、本格的なチェコスタイルを追求した「ピルスナー」と、越後の名産米を使った「こしひかり越後麦酒」が代表格です。
多彩な個性を楽しめるエール(上面発酵ビール)としては、ホップの苦味が利いたイングリッシュスタイルの「ビアブロンド」、フルーティーな味と香りに豊かなモルトの味わいとホップの苦味が特徴の「ペールエール」、さらに、焙煎麦芽の香ばしさにホップのさわやかさと贅沢なモルトの甘味と苦味が調和したアイリッシュスタイルの「スタウト」、南ドイツの伝統的な白ビール「ヴァイツェン」などが揃っています。
このように、エチゴビールでは好みに合わせて世界各地のビールのスタイルがたのしめるのが魅力。通販サイトで簡単に手に入るので、みなさんもぜひ一度試してみてください。
エチゴビール通販サイト
日本で初めて地ビールの醸造免許を取得した「エチゴビール」は、日本の地ビールを語る際には欠かせないブランド。地ビールファンならぜひ一度は飲んでみたいビールです。
製造元:エチゴビール株式会社
公式サイトはこちら