フルーツビールの特徴とおすすめの飲み方
ビールにフルーツを加えて造る「フルーツビール」を知っていますか? ビールといえば麦芽やホップを原料としたアルコール飲料ですが、果物を加えて醸造されるフルーツビールは、ビールが苦手な人にも飲みやすいため、若者や女性に人気です。そこで今回は、フルーツビールの特徴やおすすめの飲み方などを紹介します。
- 更新日:
フルーツビールの定義と特徴
Brent Hofacker/ Shutterstock.com
フルーツビールとは、その名のとおり、フルーツを使ったビールのこと。麦芽やホップといった本来の原料に、果物の果汁や表皮、フルーツシロップなどを加えて醸造されるビールで、ほのかなフルーツの香りと甘味が特徴的です。
フルーツビールはベルギーを発祥としたもので、レモンやオレンジ、チェリーなどが使用されることが多く、日本でも地域の果物を活かした地ビールが造られています。
これまでの日本の酒税法では、フルーツビールは「ビール」と表記することが許されていないため、「発泡酒」と表記しなければなりませんでした。しかし、2018年4月からの酒税法改正にともない、麦芽50%以上であれば、副原料としてフルーツなどの使用も認められるようになり、「ビール」という表記が可能になりました。
これにより、今後、大手ビールメーカーからもさまざまなフルーツビールが発売され、自宅で手軽にたのしむことができると期待されています。
フルーツビールのたのしみ方
photosimysia/ Shutterstock.com
フルーツビールは、フルーツ由来の甘味や香りが感じられるため、食後のデザート感覚でたのしむことができます。
とくにレモンやオレンジなどの柑橘系のフルーツビールは、さっぱりとした、さわやかな風味が口のなかに広がり、食後に飲むには最適です。
また、フルーツビールは、ビール独特の苦味が緩和されていて、飲みやすいのが特徴。「ビールののどごしは好きだけど、苦味がちょっと・・・」という人にもおすすめです。
フルーツビールには、地域ごとの特産を活かした地ビールも多いので、観光の際にはぜひ、たのしみたいもの。桃やいちご、ブルーベリーなど、その地で自慢の特産品を用いたフルーツビールは格別の味わいで、お土産にも喜ばれる一品です。
おすすめのフルーツビール
Jag_cz/ Shutterstock.com
フルーツビールのおすすめ商品をいくつか紹介しましょう。
まずは、輸入ビールの専門商社、日本ビールが販売している「レモンビール」。通常のビールに比べてかなり淡い色で、まるでシャンパンのような透明感があります。ビールにレモン果汁を加えただけのシンプルなビールだけに、すっきりとした爽快感がたのしめます。
販売元:日本ビール株式会社
公式サイトはこちら
地ビールでのおすすめは、湘南で唯一の蔵元にして、「湘南ビール」の製造元でもある熊澤酒造が開発した「大磯こたつみかんエール」。1年のなかでも限られた期間しか口にすることができない季節限定商品で、湘南で栽培されたみかんの表皮と果汁がふんだんに入っていて、ホップの苦味と絶妙にマッチしています。
製造元:熊澤酒造株式会社
公式サイトはこちら
この他にも、岡山県の「マスカットピルス」や「ピーチピルス」、長野県の「アップルホップ」など、全国各地でさまざまなフルーツビールが販売されています。
さまざまなフルーツの味わいがたのしめるフルーツビール。通常のビールにはない甘味やフルーティな香りが特徴で、ビールが苦手な人にも飲みやすいはず。また飲んだことのない人は、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。