ビールとチーズの相性は? おすすめのたのしみ方
ビールとチーズは、必ずしも一般的な取り合わせではないかもしれませんが、同じ発酵食品だけあって、じつはかなりの好相性。ビールのスタイルも、チーズの種類も多様なので、組み合わせによって味わいは無限に広がります。そこで今回は、ビールとチーズのたのしみ方について詳しくご紹介していきます。
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ビールとチーズは好相性!
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ビールのおつまみとしてチーズが選ばれることは、それほど多くはないかもしれません。ビールといえば枝豆、チーズといえばワインが定番の組み合わせですが、ビールとチーズの組み合わせも、意外なほど相性のよさを見せてくれます。
それもそのはず、ビールとチーズは、どちらもはるか古代から人類の食生活を支えてきた発酵食品です。近年では、健康志向の高まりから発酵食品がちょっとしたブームになっていることもあり、ビールとチーズの組み合わせが、若い女性を中心に盛り上がりを見せつつあるのだとか。
たのしみ方は人それぞれですが、おすすめはビールとチーズを交互に少しずつ口にすること。ビールの苦味とチーズの酸味やまろやかさが絶妙にマッチして、口のなかでちょうどよい味わいに変化します。お互いの魅力を引き立て合う関係と言えるでしょう。
ビールのスタイルによって異なるチーズのたのしみ方
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ビールとチーズは、どちらも地域ごとに数多くのスタイル・種類が造られていて、その組み合わせ方は無限です。もちろん、組み合わせによって相性のよしあしもあるので、どのビールにどのようなチーズが合うのか、たのしみ方の一例を紹介しましょう。
ビールに合ったチーズを選ぶための大前提が、「味の濃さが同等レベルのものをマッチさせる」ということ。たとえば、ホップの香りが強いペールエールやIPAなどのビールに合わせるには、濃厚な味わいのチェダーチーズなどがおすすめ。また、香ばしさが特徴の黒ビールと、燻製の独特の味わいが特徴的なスモークチーズも好相性です。
一方で、異なる風味の組み合わせが、意外な調和を生み出すことも。たとえば、酸味の利いたサワーエールと、独特の風味がクセになるブルーチーズの組み合わせ。サワーエールのさわやかさが、ブルーチーズの濃厚さをマイルドにするため、ブルーチーズが苦手な人であってもおいしく感じられるのではないでしょうか。
ビールとチーズをたのしむ際に注意しておきたいこと
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ビールとチーズは相性抜群の組み合わせですが、おいしいからといって食べ過ぎ・飲み過ぎには要注意です。チーズには塩分や脂肪分が多く含まれているため、あくまでもバランスよく、適度な量をたのしむことが重要です。
また、あまりにも冷えたビールとチーズを同時に摂取すると、胃のなかでチーズが固まってしまい、なかなか消化しきれずに溜まってしまうこともあるようです。
ビールとチーズは、少しずつゆっくりとたのしむのが基本。こうすることで、組み合わせによる味の変化をしっかり感じられるとともに、内臓への負担をやわらげてくれるからです。
ビールとチーズは相性がよく、ビールのスタイルやチーズの種類によってもさまざまな組み合わせをたのしむことができます。あまりのおいしさに食べ過ぎたり飲み過ぎたりしないよう、適度な量を守ってたのしむようにしましょう。