日本酒の品評会をチェックしておいしいお酒に出会おう

日本酒の品評会をチェックしておいしいお酒に出会おう
出典 : PaeJar/ Shutterstock.com

日本酒の品評会は数多く開催されており、全国各地の蔵元から自慢の逸品が出品されています。また近年では、「SAKE」ブームにともない、海外で行われる日本酒の品評会も増えてきました。ここでは、国内外でチェックしておきたい品評会を紹介します。

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日本酒出品数世界最多の品評会「SAKE COMPETITION」

日本酒出品数世界最多の品評会「SAKE COMPETITION」

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日本酒の品評会のなかでも最大規模の品評会が「SAKE COMPETITION」です。日本酒の世界基準を作ることを目的に、2012年から開催されていて、回を重ねるごとに参加する蔵元や出品される銘柄が増えています。

審査はすべて、ラベルを隠して行うブラインド審査です。純米酒、純米吟醸などのほか、海外出品酒やスパークリングなどの7部門に分けて予選と本選を行い、上位10位を「GOLD」、GOLD以下の上位10%のものを「SILVER」として表彰します。

最新の受賞酒は2018年6月に発表されました。応募した蔵元数は454、出品数1,772点に上り、ランキング上位には、全国区の蔵元だけでなく、地方の小規模な蔵元の名も並んでいます。
SAKE COMPETITIONの受賞をきっかけに人気が高まり、なかには入手が困難になる日本酒も。ランキングは公式サイトで確認できるため、ぜひチェックしてみてください。

SAKE COMPETITION
主催:SAKE COMPETITION 実行委員会
公式サイトはこちら

日本酒の品質向上を目指して100余年「全国新酒鑑評会」

日本酒の品質向上を目指して100余年「全国新酒鑑評会」

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日本酒の品評会として、国内でもっとも権威があるもののひとつが、明治44年(1911年)以来、100回以上もの開催を重ねている「全国新酒鑑評会」。国内の蔵元がその年に造った新酒を対象にして行われる、日本で唯一の全国規模の清酒鑑評会です。
単に新酒の味をくらべるだけでなく、日本酒の技術と品質の向上をテーマに、酒造技術や酒質の現状、動向の調査研究も行うという点が特徴です。

最新の受賞酒の発表は、2017年の新酒を対象に、2018年5月に行われました。出品数850点のなかから421点が入賞し、とくに成績優秀な232点が金賞を獲得しています。
入賞酒一覧は都道府県別にまとめられているため、地元の蔵元探しや、旅行先でのおいしい地酒探しの際の参考にするとよいでしょう。

全国新酒鑑評会
主催:独立行政法人種類総合研究所
公式サイトはこちら

日本酒専門の品評会は海外でも開催中

日本酒専門の品評会は海外でも開催中

Algernon77/ Shutterstock.com

日本酒の品評会は、日本国内のみならず、海外でも開催されています。なかでも大規模に開催されている、イギリス、フランス、そして中国の品評会を紹介しましょう。

【LONDON SAKE CHALLENGE(イギリス)】

ヨーロッパでもっとも古い日本酒品評会が「LONDON SAKE CHALLENGE」です。世界中で造られる日本酒が対象となり、2018年は、日本、イギリス、ニュージーランド、アメリカの計4か国から出品され、世界各国から集結した33人の酒ソムリエによって審査が行われました。
LONDON SAKE CHALLENGEへの応募をきっかけに海外輸出を始める蔵元も多く、世界に飛び出すチャンスともなっている品評会です。

【KURA MASTER(フランス)】

「KURA MASTER」は、フランスで2017年からスタートした品評会。その特徴は「フランス人による、フランス人のための、フランスの地で行う日本酒コンクール」という点です。
審査はワイングラスを使ったブラインドテイスティングで行われ、美食の国フランスらしく、食とのマリアージュにも重きが置かれています。審査員がワインソムリエということもあり、味わいや香りに白ワインとの類似性がある日本酒が選ばれる傾向があるようです。

【SAKE-China (中国)】

2018年は日中平和友好条約締結40周年。その記念事業のひとつとして開催されたのが、中国国内で初の日本酒コンテストとして注目された「SAKE-China」です。
ユニークなのが、審査員は「一般の中国人」というところ。これは、消費者がおいしいと感じる日本酒を決めることで、日本酒文化の普及に努めるという狙いがあるからです。
和食ブームが続く中国で、日本酒はどのように親しまれていくのでしょうか。今後の動向がたのしみです。

日本酒の品評会について代表的なものを紹介しました。新しい日本酒を開拓したいときや、日本酒ギフトを考えるときに、参考になるのではないでしょうか。

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