「キューバ・リバー」は自由の象徴? カクテル命名の由来

「キューバ・リバー」は自由の象徴? カクテル命名の由来
出典 : voloshin311/shutterstock.com

キューバの自由を意味する「キューバ・リバー(クバ・リブレ)」。別名「ラム・コーク」と呼ばれていることから、レシピは想像しやすいかもしれませんが、なぜこの名が付いたのでしょうか。今回は、そんな「キューバ・リバー」の魅力や命名の由来を紹介します。

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「キューバ・リバー」のレシピ

「キューバ・リバー」は、コーラとラム、ライムだけで作るシンプルなレシピのカクテルです。まずは作り方から見てみましょう。

<レシピ>キューバ・リバー

【材料】
ホワイトラム…45ml
コーラ…90ml
ライム…1/4個

【作り方】
1.ホワイトラムとコーラをグラスに注いでステアする(スプーンで手早くかき混ぜる)。
2.カットライムを飾って完成!

ラムとコーラの爽快感が「キューバ・リバー」の魅力。古くからあるカクテルなので、ラムとコーラのバランスを変えたり、ライムジュースを少量加えたりと、レシピをアレンジするケースも少なくありません。

キューバの独立を祝うカクテル

キューバの独立を祝うカクテル

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「キューバ・リバー」の名前は、材料にラムとコーラを使っていることに由来します。このカクテルが誕生したのは1902年頃のキューバだと考えられています。永らくスペインの属国だったキューバは、19世紀末に第二次キューバ独立戦争を起こし、まもなく起こった米西戦争でアメリカがスペインに勝利したことで、スペインからの独立を果たしました。

こうした経緯から、アメリカに対して好意的な感情を持つキューバは、自国で作るラムをアメリカの特産品であるコーラで割ったお酒で独立を祝いました。こうして「キューバの自由」という意味を冠して誕生したのが、カクテル「キューバ・リバー」です。

「キューバ・リバー」で用いるコーラに厳密な決まりはありませんが、コカ・コーラであることが望ましいという意見もあります。その理由は、コカ・コーラが1880年代に発売された飲み物で、新しい国・アメリカを象徴しており、キューバ独立の時期とも関係が強いためだといわれています。

「ラム・コーク」との違い

「ラム・コーク」との違い

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「キューバ・リバー」は、キューバの自由を祝うカクテルです。しかし、同じレシピのカクテルを「ラム・コーク」と呼ぶこともあります。ストレートに材料の名を冠したネーミングですが、両者に違いはあるのでしょうか。

じつは、この違いは明確ではありません。ライムジュースの有無によって変わるという意見もありますが、こちらも諸説あるようです。

ちなみに、「ラム・コーク」という呼び名であれば、コカ・コーラを使うのが厳密な定義。「コーク」とはコカ・コーラの愛称だからです。

キューバの自由を味わおう

ラムとコーラの爽快な味は、それだけで開放感を覚えると思います。今回紹介した歴史的なエピソードを思い出しながら飲むと、よりスッキリした気分になれるかも。カクテルで自由な気分を味わいたいときは、ぜひ「キューバ・リバー」を選んでみてはいかがでしょうか。

ライタープロフィール

安藤悟

「おいしく、たのしく飲みたい」と思い、JAFAカクテルマイスターの資格を取得。趣味は全国のバー巡り。ビールはジョッキ半分で顔が赤くなります。

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