日本生まれのカクテル「照葉樹林」ってどんなお酒?

日本生まれのカクテル「照葉樹林」ってどんなお酒?
出典 : サムライ茶人サイト

バー文化やリキュールの多くは海外から日本へ渡来したものですが、日本独自のリキュールが存在することを知っていますか。今回は、日本産のリキュールで作られたカクテル「照葉樹林」を紹介します。

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日本産「グリーンティー・リキュール」の魅力

まずは、カクテル「照葉樹林」に欠かせない、グリーンティー・リキュールの魅力についてお話しましょう。

グリーンティー・リキュールの材料は、宇治産の玉露です。その葉を石臼で丁寧に挽いて、中性スピリッツに漬け、ろ過した後に、ブランデーとシロップを加えて作ります。抹茶本来の風味をしっかりと感じられるリキュールで、日本人にはどこか懐かしさを感じる味だといえるでしょう。

なお、グリーンティー・リキュールを使ったカクテルは、今回紹介する「照葉樹林」のほかにも、生クリームやウォッカと合わせた「レイク・クリーン」、ウォッカと牛乳と合わせた「グリーン・フィールズ」などがあります。

カクテル「照葉樹林」の名前の由来

カクテル「照葉樹林」の名前の由来

Sam Spicer/ shutterstock.com

カクテル「照葉樹林」は「しょうようじゅりん」と読み、グリーンティー・リキュールとウーロン茶が材料です。それぞれ日本と中国が原産地ですが、いずれも照葉樹林の生息する地域で作られたものであることからその名が付きました。

半透明の深緑はまるでエメラルドのよう。涼しげで見た目も美しく、スイーツ感覚でたのしめるカクテルです。

<レシピ>照葉樹林

【材料】
グリーンティー・リキュール…45ml
ウーロン茶…120ml

【作り方】
1. 氷を入れたタンブラーに材料を入れる。
2. 軽くステア(スプーンで手早くかき混ぜる)して完成!

抹茶に甘味を加えたような味は、女性にも人気のカクテルです。
ちなみに、「照葉樹林」と味が似ているのは、お茶の産地で有名な静岡市民にはなじみが深い「竹茗堂(ちくめいどう)」の「ウス茶糖」という甘いお茶。ほかにも、関西方面にある「玉露園のグリーンティー」に似ているという話を聞いたこともあります。

このカクテルを飲むタイミングは、アフターディナーがおすすめ。グリーンティー・リキュールのカクテルは食前酒に使われることも多いですが、少し甘すぎるように感じてしまう人もいるようです。

「照葉樹林」でどこか懐かしい気分を味わおう

「照葉樹林」は抹茶風味のカクテル。日本人の心の琴線に触れる、懐かしい味わいがします。作り方もカンタンなので、ぜひ自宅でチャレンジしてみてください。

ライタープロフィール

安藤悟

「おいしく、たのしく飲みたい」と思い、JAFAカクテルマイスターの資格を取得。趣味は全国のバー巡り。ビールはジョッキ半分で顔が赤くなります。

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