この世でいちばん贅沢でおいしいオレンジジュース「ミモザ」

この世でいちばん贅沢でおいしいオレンジジュース「ミモザ」
出典 : Natalia Van Doninck/shutterstock.com

「ミモザ」というカクテルを知っていますか? この世でいちばん贅沢でおいしいオレンジジュースと呼ばれ、古くから貴族階級の間で愛されていました。今回は、「ミモザ」の歴史と、似て非なるカクテル「バックス・フィズ」を紹介します。

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ミモザが愛される理由

「ミモザ」は、フランスのパリ市内にある5つ星ホテル「リッツ・パリ」のバーで誕生しました。冒頭で上流階級の人たちが愛飲していたと紹介しましたが、その提供場所が高級ホテルだったことが背景にあります。誕生当時は、レシピが示す通り、「シャンパン・ロ・ランジュ(直訳:シャンパンとオレンジ)」の別名で親しまれていました。

ミモザが愛される理由

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このカクテルが、そのうち「ミモザ」と呼ばれるように。ちなみに「ミモザ」の由来は、カクテルの淡い可憐な黄色にちなんで、黄色い花のミモザだそうです。上流階級に愛されるだけあって、ネーミングセンスも上品だと思いませんか?

ミモザが愛される理由

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<レシピ>ミモザ

【材料】
シャンパン(スパークリングワイン)…60ml
オレンジジュース…60ml

【作り方】
1.よく冷えた材料をグラスに注いで、軽くかき混ぜて完成!

オレンジジュースに加えて、フレッシュなオレンジを搾って果汁を入れてみましょう。新鮮なフルーツの味がシャンパンの華やかな味わいを引き立たせます。なお、シャンパンの炭酸が抜けないように、オレンジジュース、シャンパンの順にそっと注ぎ、軽くかき混ぜるのがコツです。

おすすめはシャンパングラスで飲むこと。香りがたのしめるうえに、シャンパンの気泡が抜けにくく、見た目も美しいです。もしご家庭にない場合は、なるべく縦長のグラスを選ぶといいでしょう。

バックス・フィズとの違い

バックス・フィズとの違い

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じつは「ミモザ」とほぼ同様のレシピで作るカクテルが「バックス・フィズ」です。ロンドン生まれのこのカクテルは、「ミモザ」が原案ではないかとされています。「バックス・クラブ」というバーで生まれたフィズなので、この名が付きました。フィズ(炭酸で割るカクテル)とはいうものの、実際はソーダを使わずシャンパンを用いるので、レシピは「ミモザ」と変わりません。

ただ両者は作り方が違っており、「バックス・フィズ」はタンブラーグラスに氷を入れて作り、一方の「ミモザ」は、シャンパングラスに氷を入れずに作ります。カクテルの名前だけでなく、このようなたしなみ方の違いにフランスとイギリスの文化の違いが表れているのかもしれませんね。

この世でいちばん贅沢な時間を

シャンパングラスに注がれた「ミモザ」は、味や香りを贅沢にたのしめるカクテル。この世でいちばん贅沢でおいしいオレンジジュース「ミモザ」をリラックスできる場所で味わい、少しリッチな気分に浸ってみてはいかがでしょうか。

ライタープロフィール

安藤悟

「おいしく、たのしく飲みたい」と思い、JAFAカクテルマイスターの資格を取得。趣味は全国のバー巡り。ビールはジョッキ半分で顔が赤くなります。

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