中国酒のおいしい飲み方【老酒(ラオチュウ)編】

中国酒のおいしい飲み方【老酒(ラオチュウ)編】
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老酒(ラオチュウ)は、「老」という字のとおり長年貯蔵され、熟成された黄酒(醸造酒)のことをいいます。お酒も人と同じで、年を取れば取るほど味わい深さが増すもの。ここでは、そんな老酒について紹介します。

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老酒ってどんなお酒?

老酒ってどんなお酒?

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「老酒(ラオチュウ)」とは、中国の代表的な醸造酒「黄酒(ホワンチュウ)」を甕のなかで長期間貯蔵・熟成させたものです。一般的には3年以上熟成させたものを老酒と呼びます。老酒は、時間が経てば経つほど、独特な風味と香りが出てくるため、年代を経たものほど珍重されています。
長時間の熟成によって甘味が増すのはもちろん、他のお酒と比べてアミノ酸が豊富に含まれることから、健康にもよいとされています。

ちなみに、中国酒のラベルに「陳年」と書かれていることがありますが、これは「古い」とか「長い年月を経た」という意味の言葉です。つまり「陳年」と書かれたお酒は、貯蔵期間が長い「年代物」だということ。たとえば「陳年十年」といえば、10年間貯蔵・熟成させた「10年もの」のお酒ということになります。

老酒と紹興酒の違いを知ろう

老酒と紹興酒の違いを知ろう

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老酒といえば、日本では「紹興酒のこと」だと思っている人も多いようですが、これは誤解です。紹興酒は、浙江省紹興市で造られる長期熟成した黄酒のこと。紹興酒以外の黄酒でも、長期熟成させたものはすべて老酒と呼ばれています。ただ、紹興酒の老酒がとくに有名なことから、いつのまにか「老酒」と「紹興酒」が混同されるようになったようです。

正確には、紹興酒でも3年以上寝かせていないものは老酒とはいえません。紹興で造られた老酒は、正式名称を「紹興老酒」といいます。日本で一般的な紹興酒は、3年ものや5年ものなどが多いようですが、10年以上寝かせたものが味も品質も秀逸だとされています。

また、その他の地域で造られた紹興酒以外の老酒には、上海で造られた「上海老酒」、福建で造られた「福建老酒」などがあります。

老酒をおいしく飲むためのポイント

老酒をおいしく飲むためのポイント

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老酒の飲み方としては、本場中国では常温、または少し燗をするのが一般的なようです。
本来は温めて飲むお酒ですが、独特の香りが気になる方は、氷を入れてロックで飲んでもOKです。

また、干し梅やレモンスライスを浮かべて飲んだり、しょうがを合わせたりするのも、健康的な飲み方として人気なのだとか。さらに、中国茶やビールで割るといった飲み方もたのしまれています。

最近では、中国の若者の間で老酒(紹興酒)をソーダで割った「ドラゴンハイボール」や、老酒とシークァーサーの果汁割りなど、よりカジュアルな飲み方も人気があるようです。ぜひお好みの飲み方を試してみてください。

年を重ねるごとに、香りや味わいを増す老酒は、数千年におよぶ悠久の歴史をもつ中国にふさわしいお酒だったんですね。みなさんもぜひ、その奥深さを堪能してみてはいかがですか。

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