日本のビール4社っていったらどこ? 国内の大手ビールメーカーを知ろう!

日本のビール4社っていったらどこ? 国内の大手ビールメーカーを知ろう!
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「ビール4社」という言葉をよく耳にすると思います。国内のビールメーカー大手4社のことですが、4社すべての名前を、すぐに回答できますか? ここでは、大手4社を中心に、国内ビール業界の歴史について、基礎知識をおさらいしましょう。

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横浜と北海道、大阪で花開いたビール先駆者たちの挑戦

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「ビール4社」に数えられる、国内ビール業界における大手4社とは、以下の4社を指します。

アサヒグループホールディングス
キリンホールディングス
サッポロホールディングス
サントリーホールディングス

ビールは、今でこそ一般的な飲み物としてどこにでも売られていますが、日本のビール会社が発展したのは、明治初期のこと。
もともとは、横浜にアメリカ人がビールの醸造所を開設し、居留外国人を対象に販売を始めました。そうしたトレンドを追いかけるように、大阪では渋谷庄三郎氏、甲府では野口正章氏、札幌では中川清兵衛氏らを中心に、ビールの醸造所が創設されます。

文明開化の時代においては、ビールを飲むことが「ハイカラ」の象徴でした。明治も中頃になると、国産ビールが幅を利かせるようになり、現在まで続くビール会社の再編も活発化します。

サントリーのビール業界参入で、4社による厳しい競争が

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ビール4社のなかでも、明治から続く老舗のキリンは、国産ビールの草分けです。大正から昭和にかけての原料不足や増税など数々の苦境を乗り越えて、現在まで生き残ってきた歴史があります。
昭和20年代に大日本麦酒が日本麦酒(現在のサッポロホールディングス)と朝日麦酒(現在のアサヒグループホールディングス)に分割されてからは、大手3社体制でマーケットを牽引しました。

戦後の混乱のなかで、各地でビアホールが再開されると、「待っていました」とばかりに賑わいを見せたそうです。
昭和30年代には所得倍増の追い風を受けて、各家庭に冷蔵庫が普及しました。家庭でも冷えたビールが飲めるようになったことをきっかけとして、買い置きを始める人も増えていきます。

昭和40年代を前にして、サントリーがビール業界に参入し、いわゆるビール4社が顔をそろえます。その後、この4社の競争が激化し、4社ともに生産拡大をめざして新しい工場を次々に建設しました。また、その後ビールの基準価格が廃止されたことを受けて、自由価格競争の時代となります。

このあたりから需要の伸び率は徐々に鈍化してきたものの、ビール4社の尽力によって安定成長を続けてきました。
ビール4社の戦略が功を奏し、現在もビールは日本人の生活の一部として、多くの人に愛されています。

大手4社に続く、国内第5のビールメーカーとは?

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ビール4社にオリオンビールを加えて、大手5社と呼ばれることもあります。
「5社目はヱビスビールじゃないの? 」と思う人もいるかもしれませんが、ヱビスビールはサッポロビールの銘柄のひとつなので、ビールメーカーには数えられません。

国内5番手メーカーであるオリオンビール(大株主であるアサヒビールと提携)は、沖縄を地盤とするビールメーカーです。全国的なシェアでは1%に満たないものの、沖縄県内では根強い人気を誇る独自路線を歩んでいます。

実際のシェアはともかく、ビール業界は「アサヒしか飲まない」「頑張った日のご褒美はヱビスに限る」「男らしくサッポロ」「週末はプレミアムモルツ」など、個人の嗜好が色濃く反映される業界です。お歳暮や暑中見舞いなど贈答品の定番でもあって、一定の需要を誇っています。

ビールの歴史や会社について基礎知識を持っておくと、より愛着がわいてきます。大手4社のなかには工場見学を行っている会社もありますから、参加してみるのもおもしろいでしょう。

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