スコッチ6大産地、スペイサイドのグレンフィディックを飲む!

スコッチ6大産地、スペイサイドのグレンフィディックを飲む!

世界でもっともウイスキー造りが盛んな国・スコットランド。なかでも、ウイスキー初心者におすすめしたい銘柄が揃うのが、スコットランドの6大生産地のひとつである「スペイサイド」のモルトウイスキー。スペイサイドの味わいの特徴、おすすめの銘柄を紹介します。

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スコッチの6大産地

スコッチの6大産地

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世界のウイスキー五大産地のなかで、名実ともに突出した存在であるスコッチウイスキー。北海道より小さい面積の国で全世界のウイスキー消費量の約6割を生産していることからもわかるように、スコットランドはまさに“ウイスキー王国”といえる存在です。

そのスコッチの特徴のひとつといわれているのが、生産される地域によっても味わいの個性が大きく異なること。生産エリアは「ハイランド」「スペイサイド」「ローランド」「キャンベルタウン」「アイラ」「アイランズ」の6地域。ライトタイプな味わいを特徴にする「ローランド」から、ヨード香・ピート香といった個性の強いタイプのスコッチを造る「アイラ」までバリエーションは幅広く、ウイスキー初心者からウイスキー通までどんな人も受け入れてくれる懐の深さが魅力です。

スコッチ最大の生産地スペイサイドとは?

スコッチ最大の生産地スペイサイドとは?

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スコッチの6大産地のなかでも最大のウイスキー生産地として知られているのが「スペイサイド」。スコットランドの全蒸留所の8割近くが集まる「ハイランド」地方に含まれるエリアですが、なかでも北東部を流れるスペイ川流域には、スコッチのモルトウイスキー蒸留所の約半数にあたる50近い蒸留所が集中し、ひとつの生産エリアとして確立しています。このエリアにはシングルモルトの先駆者「グレンフィディック」や、“スコッチのロールスロイス”と称される「マッカラン」など世界的に有名な銘柄が揃い、“スコッチの聖地”ともいえるエリアです。

初心者にも飲んでほしいグレンフィディック

初心者にも飲んでほしいグレンフィディック

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華やかで上品な味わいが特徴のスペイサイドのウイスキーは、“個性が強い”といわれるスコッチのなかでは初心者にも飲みやすいといわれています。なかでもおすすめの銘柄が、180ヵ国以上に輸出され“世界一飲まれているシングルモルト”といわれる「グレンフィディック」です。

ウイスキーが世界に広まってからは、ブレンデッドウイスキーの原酒として使われていたシングルモルトを1963年に業界で初めて市場に出したことでも知られている蒸留所です。シングルモルトがメジャーではなかった当時は驚かれたそうですが、予想外に爽やかなでライトな飲み口が大ヒット。はちみつやメイプルシロップ、カスタードクリームを思わせる甘さを漂わせ、個性を控えた飲み口はウイスキーがもともと持っていた“スコットランドの地酒”の個性が強いイメージとは程遠く、スコッチ入門にもっとも適した銘柄のひとつといわれています。ぜひ、一度試してみてください。

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