魅力的なクラフトビールが揃う福井。魚介によく合う銘柄を紹介
越前ガニをはじめ、マグロやタイなど海の幸が豊富な福井。新鮮なお寿司や海鮮丼には、おいしいお酒もあわせたいですね。日本酒の有名蔵が多い福井には、おいしいクラフトビールを醸造するブルワリーも多数存在します。
- 更新日:
福井の日本酒とビール
Kei Shooting/ Shutterstock.com
自然に恵まれた土地である福井は、魚介の宝庫であることはもちろん、日本酒のおいしいエリアであることでも有名です。キレのよい日本酒を生み出す酒造好適米「五百万石」は、全国第2位の生産量を誇ります。「黒龍」「梵」「白岳仙」など全国的に人気の日本酒を醸造する酒蔵が多いのも特徴。ほかの酒造りも盛んで、とくにビールは、日本酒の技術を活かしたビール醸造を行うブルワリーがあります。
麦芽100%!コクのあるビール造りをする「越の磯」
id-art/ Shutterstock.com
福井県で誕生した酒造好適米「越の雫」を100%使用した日本酒「越廼磯」を造る越の磯。地産地消にこだわる考え方は、ビール造りにも生きています。
越の磯が造るビール、越前福井浪漫麦酒「DIOS」は、ギリシャ神話の酒の神「Dionysos(ディオニュソス)」より命名されています。メインは、ピルスナー、アンバーエール、ダークエールの3種類。
なかでも人気なのが、ピルスナーです。日本酒醸造の杜氏が丹精込める麦芽100%のコクと旨味が特徴。できたての味を残すために、熱による殺菌やろ過をしていないためビール酵母による濁りや沈殿があります。これこそ、クラフトビールの個性です。上記3種類の飲み比べセットもあるので、ぜひ試してみてください。
越の磯の詳細はこちら
海のそばにある「若狭シーサイド・ブルワリー」
Easy Morning/ Shutterstock.com
創業者は、海鮮にあうビールを造るためにカナダで学び、帰国後は北米の器機を導入。原料には、カナディアンロッキーの名水に育まれた有機栽培のモルト、ワシントン山脈で栽培されたアロマポップを使用しています。これに、若狭の湧水を加えた、こだわりのビールが誕生しました。
スタイルはペールエール、アンバーエール、ヴァイツェンの3種類。なかでもヴァイツェンは、フルーティーな香りと爽やかさで女性に人気。苦味も少なく上品な味わいです。
海のすぐそばに建つブルワリーでは、ビールの醸造工程を見学することもできます。また、併設のビールミニミュージアムでは、全国300社、銘柄にして約2000種類の地ビールを展示しています。どちらも無料で見学できます。できたてのビールは、併設の海鮮バイキングや軽食処で飲むことができるので、ぜひ試してみてください。
若狭シーサイド・ブルワリーの詳細はこちら
福井を訪れた際は、海鮮三昧にクラフトビールで決まりですね。