焼酎王国鹿児島の長期熟成麦焼酎を飲む!
- 更新日:
鹿児島の麦焼酎
HQuality/ Shutterstock.com
鹿児島で焼酎といえば、まずは芋焼酎です。鹿児島には100軒以上の酒蔵がありますが、そのほとんどが芋焼酎を造っています。そして、焼酎の消費量はなんと日本1位(2016年国税庁の統計情報より)。芋焼酎をお湯割りで飲む人が多いのでしょうか?
でも、じつは麦焼酎の生産量とともに消費量も増えているのを知っていますか? 芋焼酎とともに麦焼酎を造る酒蔵もたくさんあり、全国的に人気の麦焼酎の銘柄があります。ここでは、鹿児島の麦焼酎でも、長期熟成された麦焼酎を紹介します。
淡い琥珀色の「神の河(かんのこ)」
theskaman306/ Shutterstock.com
透明な麦焼酎を見慣れている人には不思議に映る淡い琥珀色を持つ「神の河」。この琥珀色は、樽熟成されているからです。二条大麦100%を使用した単式蒸留による原酒を、ホワイトオーク樽で3年以上長期熟成しています。ホワイトオーク樽のふくよかな香りと熟成されたまろやかな味わいは、全国的に人気です。
よりライトな「神の河Light」は、原酒を樫樽にて貯蔵、バニラを思わせる香りが華やかで口当たりが軽く、よりマイルドな味わいで初心者にもロックやストレートで試しやすい軽やかさです。
「神の河」も「神の河Light」も、樽の香りをよりたのしみたい人はお湯割りで。水割りやソーダ割りでさっぱり飲むのもおすすめです。
薩摩酒造の詳細はこちら
http://www.satsuma.co.jp/
音楽仕込み「田苑ゴールド」
hilight/ Shutterstock.com
「田苑ゴールド」も神の河同様に樽熟成された麦焼酎。オーク樽の中でゆっくりと3年以上かけて熟成され、まろやかで深い味わいに仕上がっています。また、独自に行う「音楽仕込み」もユニーク。
タンクや樽にトランスデューサー(音響振動機)と呼ばれる装置を用いて、 クラシック音楽を振動として伝えています。熟成効果が向上し、口当たりがまろやかになるそう。
バニラのような香りと力強い味は、飲んだ後もしばらく余韻が続きます。その名の通り黄金色に輝く麦焼酎は、時の流れとともにゆっくりと味わいたいですね。
田苑酒造の詳細はこちら
https://www.denen-shuzo.co.jp/
10年熟成された「大福帳」
hilight/ Shutterstock.com
ほんのり琥珀色の「大福帳」は、原酒を10年近く熟成した古酒です。麦100%の醪(もろみ)を常圧蒸留して熟成。長い熟成期間を経た麦焼酎は、なんともいえない深い味わい。口に入れるとふくよかな香りとやさしいまろやかさが広がります。
香りをたのしむのなら水割りがおすすめです。また、ウイスキーのような熟成感をたのしむのなら、トワイスアップという飲み方も試してみてください。麦焼酎と水をしっかり冷やし、1対1で割ります。氷を入れない飲み方なので、最後まで水っぽくならず飲めます。
大島酒造の詳細はこちら
http://www.oshima-shuzou.co.jp/
いつものスッキリした味わいの麦焼酎とは、また一味違う熟成された鹿児島の麦焼酎をぜひ試してみてください。