ウイスキーの生まれる風土とは?5大ウイスキー産地の共通点

ウイスキーの生まれる風土とは?5大ウイスキー産地の共通点
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ウイスキーの生まれる土地の共通点

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ウイスキーは世界中で愛されていますが、じつはどこの国でも作れるわけではありません。優れたウイスキー造りには寒冷な気候ときれいな水源が必要です。世界で一番蒸留所が多いスコットランドの平均気温は、冬は2〜6度、夏でも14〜19度と年間通して寒冷です。ウイスキーの熟成には一年中ひんやりとした貯蔵庫が必要なのです。

また、気温が低く湿った土地は、ピートという泥状の炭を生み出します。ピートは燃料として使われるのに加え、麦芽にスモーキーな香りをつける役割を果たします。ピートは天然のものなので、燃やしたときに採掘された土地の香りがよみがえります。昔ハーブが自生していた土地のピートは香り高く、海の底だった土地のピートは海藻の香りがします(アイリッシュウイスキーはピートをほとんど使用しませんが)。

主要なウイスキーの産地にはこのような土地の共通点があります。著名な産地のなかでは唯一、アメリカで最も蒸留場が多いケンタッキー州は日本より温暖ですが、やはり四季はあります。

5大ウイスキーが生まれた場所

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世界5大ウイスキーといえば、スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、そして日本です。アイルランドで芽生え、スコットランドで花開き、アメリカ、カナダ、そして日本に伝わり、それぞれの国で個性をもつウイスキーに発展しました。

高い知名度と人気を誇るイギリスのスコッチウイスキー、海を越えて移住したスコットランド人やアイルランド人がウイスキーの蒸留を始めたアメリカ。それらがテネシーやバーボンの起源となったとされています。

ライ麦の香りが優しく漂うカナディアンウイスキーが造られ、日本国内ではスコッチウイスキーを手本に、ミズナラ樽を使用したウイスキーが造られました。ニッカウヰスキーを創業した竹鶴政孝が、ウイスキー造りの場として北海道の余市を選んだのは、手本としたスコットランドの気候に似ているからです。

その土地の気候や風土に思いを馳せながら、ウイスキーのグラスをかたむけるのもいいですね。

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