「もっとまろやかな口当たりに!?」 焼酎がよりおいしくなる魔法のサーバー
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「甕(かめ)」の材質が、焼酎をまろやかな味わいに
焼酎は蒸溜後すぐに瓶詰をして出荷せず、酒質を安定させるために一定期間熟成させますが、その際に使用する容器によって、できあがる酒質に違いがあるといわれています。
ステンレス製や琺瑯(ホーロー)製のタンク、樽などさまざまなものがあるなかで、独特の風味を醸し出すことで定評があるのが「甕(かめ)」を使用して熟成させた焼酎。
「甕仕込み」「甕熟成」と書かれたボトルについつい手が伸びる焼酎ファンも多いかもしれません。
「甕」は陶器の材質により、微量の空気を取り入れる細かい気孔があることから、外気と呼吸をしながら焼酎をゆっくりと熟成させていきます。また、遠赤外線の影響によってまろやかな口当たりにするなどの作用があるともいわれますが、自宅でもその味わいをたのしむことができる陶器製の焼酎サーバーがあるのはご存知でしょうか。
手軽に買える安価なものから、伝統ある焼き物の産地で作られた高価なものまで多くの種類がありますが、デザインも古典的なタイプからインテリアの一部になりそうなモダンなタイプまでさまざま。
お気に入りの焼酎をサーバーに移し替えて、その雰囲気とまろやかな味をたのしみながら自宅で飲む焼酎は格別です。
また、前日~数日前にあらかじめ割っておく「前割り焼酎」をサーバーに入れておくというたのしみ方もおすすめ。水の分子とアルコールの分子が融合して飲みやすくなると評判の「前割り」が、陶器のサーバーによってさらにおいしく飲めるようになるのだそう。
九州でお客様をおもてなしするために始まったという「前割り」ですが、サーバーから注ぐ焼酎で粋にもてなす、なんていうスタイルも素敵ですね。
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商品情報
工房 百の手
常滑焼灰釉焼酎サーバー:容量2L/16,200円(税込)
http://item.rakuten.co.jp/hyakunote/c/0000000106/
※商品価格は記事執筆時点のものとなります。ご購入の際には価格が異なる場合がありますのでご注意ください。
黒釉で市松模様をデザインしたサーバー:容量3L/21,600円(税込)
工房 百の手
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※商品価格は記事執筆時点のものとなります。ご購入の際には価格が異なる場合がありますのでご注意ください。
ライタープロフィール
阿部ちあき
全日本ソムリエ連盟認定 ワインコーディネーター