東日本初*1!山形県の酒蔵・小嶋総本店がカーボンニュートラル化を達成し、記念酒を発売
日本酒「東光」を醸造する山形県の酒蔵・小嶋総本店が、日本酒の製造における二酸化炭素の排出量を実質ゼロとし、カーボンニュートラル化*2を達成! さらに、達成を記念した日本酒「東光 with green (ウィズ グリーン)」が2023年12月に発売されます。
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*1 小嶋総本店調べ
*2 Scope1・Scope2における、実質カーボン・ニュートラル化を意味する
カーボンニュートラル化の背景
夏の高温化が招く「高温障害」と呼ばれる原料米の品質低下。年間約50万本(720mL換算)の純米酒を造る小嶋総本店は、この気候変動の影響を受ける当事者として、自らの生産活動を見直す必要性を強く認識してきたといいます。
そして、それまで年間約681トンのCO2を排出していたという同社は、これらのCO2排出量を実質ゼロにするべく段階的な取り組みをスタートさせました。
2ステップの取り組みでCO2排出量を実質ゼロ化へ
まず2023年2月より、自社酒粕を活用したバイオガス発電(牛フンと食品残渣を混合してメタンガス発酵させる発電方法)による再生可能電力を使用開始し、製造場の二酸化炭素排出量を3分の1に削減。この切り替えにより、同社は酒粕を活用した単一発電所の電源のみで酒造りを行う、世界初の日本酒蔵となりました。
さらに同年9月より、残る課題であった重油ボイラーによるCO2排出を、J-クレジット*3の購入によってオフセット。CO2排出量実質ゼロ化の達成に至りました。本プロジェクトで購入したJ-クレジットは、青森県の食品製造企業が重油ボイラーを木質バイオマスボイラーに切り替えることによって創出されたもの、とのことです。
*3 削減・吸収した温室効果ガスを「クレジット」として国が認証する制度
カーボン・ニュートラル達成記念酒「東光 with green (ウィズ グリーン)」が誕生!
この冬、同社のカーボンニュートラル化達成を記念したお酒「東光 with green (ウィズ グリーン)」が誕生します。
精米歩合90%の原料米による滋味深い味わいと、バランスのよい洗練された酒質が特長の純米酒。12月の発売に向けて、ぜひチェックしてみてください♪
商品名:東光 with green 720mL
発売日:令和5年12月6日(水)
希望小売価格:1,400円(税抜)
原材料:米(山形県産)、米こうじ(山形県産米)
精米歩合:90%
アルコール分:15度
小嶋総本店について
安土桃山時代に初代・小嶋彌左衛門が創業した造り酒屋。江戸時代よりも前から続く数少ない酒蔵の1つとして、24代に渡り酒造りを続けている。
商号:株式会社小嶋総本店
銘柄:東光、洌、小嶋屋
代表者:代表取締役社長 小嶋健市郎
所在地:山形県米沢市本町2-2-3
創業:慶長2年(西暦1597年)
事業内容:日本酒、リキュールの製造及び販売
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