“食品ロス”のパンを活用したアップサイクル・ビール「パンからつくったペールエール」が新発売
カフェ・カンパニー(東京都渋谷区)は、リバネス(東京都新宿区)との業務提携第1弾プロジェクトとして、食品ロスをアップサイクルするフードテック企業であるCRUST JAPAN(大阪府大阪市北区)とともに食品ロスのパンを活用したアップサイクル・ビール「パンからつくったペールエール」を共同開発しました。
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食品ロスのパンを活用したビール「パンからつくったペールエール」
カフェ・カンパニーとリバネスは、サステナブルフードの商品開発などを進めるべく、第1弾のプロジェクトとして「世界中の食品ロスを1%減らす」というビジョンを持つCRUST JAPANと連携し、食品ロスのパンを活用したアップサイクル・ビール「パンからつくったペールエール」を共同開発し、販売を開始しました。
アップサイクルとは、廃棄物や不要になったモノを捨てるのではなく新しい材料、または製品に変換し新しい価値を与えることで、そのモノ自体の価値を高めるプロセスのことをいうのだそう。
そんな、アップサイクル・ビール「パンからつくったペールエール」の原料には、ブーランジェリーエリックカイザージャポン(東京都港区)が運営する「MAISON KAYSER」でロスとなってしまったパンを使用。そして、ビール製造はライナ(東京都新宿区)が運営する「ベクターブルーイング」が手がけています。様々な企業が提携し、開発、販売がされた「パンからつくったペールエール」ですが、それにはサステナブルな社会の実現を目指す想いがありました。
「食」を通じた多様でサステナブルな社会の実現を目指す
カフェ・カンパニーは、 2001年の創業以来掲げる「CAFE = Community Access For Everyone(食を通じたコミュニティの創造)」という企業理念のもと、今後の人類にとって必要不可欠な「食」を通じた多様でサステナブルな社会の実現を目指すべく、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」を理念とする研究者集団「リバネス」との業務提携を実施。また、リバネスが実施する、アジア最大級のテクノロジーベンチャーエコシステムを形成する「テックプランター」においてフードテックグランプリ2021のパートナーとしても参画しています。
発売記念として、記者発表会を実施
「パンからつくったペールエール」の発売を記念して、記者発表会、トークセッションが実施されました。「パンからつくったペールエール」に携わる各社の代表に加え、ゲストとして、今回のテーマである「食品ロス」に対しての知見を持ち、様々なプロジェクトを企画・展開しているフードロスバンク(東京都港区)代表の山田 早輝子氏も登壇。
「『食品ロス』の解決に向けたフードテックの取組み」をテーマに、本プロジェクトが発足した経緯やこれからの展望、各社の取り組みについても話しているようです。詳しくは動画をご覧ください。
アップサイクル・ビール「パンからつくったペールエール」発売記念・記者発表会
「パンからつくったペールエール」は、カフェ・カンパニーとグッドイートカンパニー(東京都渋谷区)が共同で手がける「日本中の『GOOD EAT = 愛すべき食』を未来につなぐ活動」のオフライン拠点「GOOD EAT VILLAGE」1Fのカフェ&マーケット「PUBLIC HOUSE Yoyogi Uehara」、および、食のコミュニティ型EC「GOOD EAT CLUB」にて販売を開始。また、近日中に「MAISON KAYSER」一部店舗でも販売を予定しているとのこと。
世界有数の食品ロス大国といわれる日本。「パンからつくったペールエール」で、味わいをたのしみながらも、食品ロスについて考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
商品概要
「GOOD EAT CLUB」では6本セットでの販売
商品名:パンからつくったペールエール
価格:¥858(税込)
「GOOD EAT CLUB」では¥4,080(税込)/ 6本セット
販売日:2021年11月1日
企画・開発:株式会社リバネス、カフェ・カンパニー株式会社、CRUST JAPAN株式会社
製造:ライナ株式会社
材料提供:株式会社 ブーランジェリーエリックカイザージャポン
販売:
>>GOOD EAT CLUB
>>GOOD EAT VILLAGE 1Fカフェ「PUBLIC HOUSE Yoyogi Uehara」
カフェ・カンパニー株式会社について
日本国内外において「コミュニティの創造」をテーマに「WIRED CAFE」をはじめとする約80店舗(2021年2月現在)のカフェを企画・運営するほか、商業施設等のプロデュースや地域活性化事業も手掛ける。また、2021年1月、新たな食のエコシステムの構築を目指す株式会社グッドイートカンパニー、株式会社NTTドコモと業務提携契約を締結。また、2021年6月、未来の社会をデザインしていく「イートテック」パートナーとして株式会社リバネスと業務提携契約を締結。2021年8月、「食」を通じた心と身体の健康的な生活に貢献するため、ロート製薬株式会社と資本業務提携を発表。
事業展開について
カフェ・カンパニーは、食×エンターテインメント、食×カルチャー、食×ヘルシーライフを「食べる」という行為の中で身近にたのしく提供していく取り組みとして、世界中のテクノロジーと日本の匠の技を未来に継承し、新しい価値に変えていくための事業を展開しています。「食」を通じた多様でサステナブルな社会の実現を目指し、「Eating Design Company」として「イートテック」を推進しているといいます。
展開ブランド(一部抜粋)
WIRED CAFE、フタバフルーツパーラー、伊右衛門カフェ、Trueberry、発酵居酒屋5(表参道)、 PUBLIC HOUSE、ROSEMARY’S TOKYO(NEWoMan 6F)、MOJA in the HOUSE(渋谷)、食堂居酒屋どいちゃん …etc
会社概要
会社名:カフェ・カンパニー株式会社
代表者:代表取締役社長 楠本修二郎
所在地:東京都渋谷区神宮前5-27-8 LOS GATOS 2・3F
資本金:5,000万円
設立:2001年6月
事業内容:飲食店舗の企画運営事業、地域コミュニティ事業、海外店舗企画運営事業
>>ホームページ
本プロジェクト 関連会社概要
株式会社リバネスについて
2002年、理工系の15人の大学院生によって「科学技術の発展と地球貢献を実現する」という理念のもと設立。以来、科学教育・人材育成・研究開発・新規事業の創出に重点を置き、世界中のパートナー企業・公的機関と300を超える多角的なプロジェクトに取り組みながら、人類が生み出す知識や技術を組み合わせて新たな知識を創造する「知識製造業」を営む。
会社名:株式会社リバネス
代表者:代表取締役グループCEO 丸 幸弘
所在地:〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル5階
設立:2002年6月14日(創業2001年12月15日)
事業内容:科学技術分野における教育、人材育成、研究、創業に関する企画・研究・コンサルティング業務など
>>ホームページ
CRUST JAPAN株式会社について
食品ロスのアップサイクルを行うフードテック企業。2021年2月に日本法人を設立。日本国内のフードロスをおいしくアップサイクルする活動を行っている。まだ食べられるにも関わらず廃棄される予定の食材をおいしい食品に変換することで、持続可能性を高め、SDGsに貢献。2030年までに世界中の食品ロスを1%削減することを使命とする。シンガポールでは主にマリーナベイサンズ等の大型ホテルやレストランチェーンと協業。Startupbootcamp2020 最終10社選出、Hack Award2021選出、⽇本財団ソーシャル・チェンジ・メーカーズ第3期選出。
会社名:CRUST JAPAN株式会社
代表者:代表取締役社長 Travinder Singh
所在地:大阪府大阪市北区角田町1番12号阪急ファイブアネックスビル GVH#5
設立:2021年2月
事業内容:食品ロスのアップサイクル技術開発・提供
>>ホームページ
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