世界の女性ワイン専門家750名に認められた、日本ワイン・日本リキュール・日本酒の注目3銘柄が発表

世界の女性ワイン専門家が選ぶ【TOP OF THE BEST】発表

お酒を愛し、お酒でおもてなしができる人を育て、増やすことを目標に活動している「SAKE女の会」。6月29日に開催した5周年記念イベントでは、ワインの本場フランスでTOP5に入るといわれ、世界的な知名度を誇る「フェミナリーズ世界ワインコンクール」にて、金・銀を受賞した日本のワイナリー・蔵元の表彰式をオンラインで開催。また、日本産ワイン、リキュール、日本酒の3部門から、その中のNo.1である【TOP OF THE BEST】の発表も行われました。

【TOP OF THE BEST】は、20点満点の審査結果の中、最も高得点の銘柄に与えられる名誉ある賞とのこと。受賞酒の売上は、前年同月比で263%を記録したこともあるという市場影響力のある賞ということもあり、注目されているのだそうです。そんな今年の【TOP OF THE BEST】、受賞は以下の3銘柄となりました。

日本産ワイン部門

了美ヴィンヤード&ワイナリー（宮城）「ナイアガラ」

日本リキュール部門

合資会社加藤吉平商店（福井）「梵・ゆず リキュール」

日本酒部門

株式会社男山本店（宮城）「蒼天伝 特別純米」

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

SAKE女の会は、「ワインでは、生食用ブドウの「ナイアガラ」の受賞、日本酒では、海外コンクールで入賞しがちな「吟醸系」「熟成系」ではなく、穏やかな「純米酒」が受賞」と今回の受賞内容についてコメントしている通り、女性ならではの審査結果となったことが特徴的です。

なお、受賞酒の一部は「フェミナリーズ入賞酒」として、SAKE女の会のECサイト（現在準備中）と、今秋より、この「たのしいお酒.jp」の運営もしている三菱食品をはじめ、国分首都圏、コープデリ酒類販売を通じ、広く販売を予定しています。

「フェミナリーズ世界ワインコンクール」とは

ワインの本場フランスでTOP5に入る、世界的知名度の高いコンクール。毎年、日本を始め世界中から約50,000アイテムのワインがフランスに集結するといいます。2007年に創設された同コンクールの一番の魅力は、審査員が世界中の女性ワイン専門家であるということ。世界中から経験豊かな女性ソムリエ、女性醸造家、女性ジャーナリスト、女性インポーター、女性シェフなど約700名の女性ワイン・プロフェッショナルが集まり、厳正なブラインド・テイスティング審査で評価する稀有なコンクールとなっています。

＞＞「フェミナリーズ・ジャポン」ホームページ

【第15回フェミナリーズ世界ワインコンクール2021】入賞銘柄詳細

今年の審査は、新型コロナウィルス対策を万全に行い、3月29日から4月8日にかけて開催。日本酒が世界的に注目され輸出が伸びていることを受け、昨年2020年より増設された日本酒部門を含め、世界10国から5,246アイテムが出品され、うち、日本産のワイン・リキュール・日本酒は312アイテムが出品。そのなかから、104アイテムが金賞・銀賞に輝きました。

金賞・銀賞の入賞銘柄は以下になります。

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

全体の審査結果は以下になります。

＜第15回フェミナリーズ世界ワインコンクール2021　審査結果＞

●総出品数：5246アイテム
●出品国数：10カ国
●審査員数：750名
●日本からの出品数　：312アイテム（ワイン：87　リキュール47　日本酒178）
●日本産酒の総入賞数：104アイテム（金：88　銀：16）

●出品ワイン：87アイテム／27社
→入賞：29アイテム
（金：21　銀：8）
（赤：13　白：15　スパークリング：1）
（金・赤：8　銀・赤：5）
（金・白：13　銀・白：2）
（銀・スパークリング：1）

●出品リキュール：47アイテム／33社
→入賞：15アイテム（金：12　銀：3）

●出品日本酒：178アイテム／49社
→入賞：60アイテム（金：53、銀：7）
純米大吟醸：52アイテム／34社 →金： 8、銀：2
純米吟醸：43アイテム／15社 →金：14、銀：1
純米酒：40アイテム／10社 →金： 9、銀：1
熟成酒：17アイテム／10社 →金：10
スパークリング酒：26アイテム／13社 →金：12、銀：3

受賞の喜びを全国各地から配信！リアル・オンライン双方で開催

イベントでは、後援である国税庁課税部酒税課輸出促進室長の松井誠二氏、協力企業のJTB 取締役相談役の田川博己氏からの祝辞の挨拶や、SAKE女5周年記念として、代表理事の友田晶子氏より、「SAKE女の会は日本のお酒とワインを通じて、日本の魅力、そして伝統食文化の素晴らしさを、女性のおもてなし力で国内外にアピールする」という協会理念等の説明とともに、秋に正式発表されるオール東京産のオリジナルスパークリング日本酒「TOKYO PREMIUM SPARKLING SAKE　心-Shin-」で乾杯を行いました。

また、今回の各受賞者は、受賞の喜びを全国各地からZOOMにて配信がされ、会場はリアル・オンライン双方で活気に包まれたといいます。【TOP OF THE BEST】では、オテル・ドゥ・ミクニオーナーシェフ三國清三氏からトロフィーが3社に授与され、喜びのスピーチも行われました。イベントは「YouTube公式SAKE女チャンネル」にてライブ配信もされました。当日の様子は、以下よりご覧いただけます。

SAKE女の会とは

お酒を愛し、お酒でおもてなしができる人＝SAKE女（サケジョ）と定義し、2016年の発足以来、日本産のお酒を国内外にPRすることを目的に活動。現在会員2000名。企業会員約80社。幅広いお酒の知識とおもてなしの心とちょっとだけ英語の力を問うオリジナル検定『料飲おもてなし～SAKE女検定～』も実施。お酒を愛する皆様、女性はもちろん、男性も大歓迎の会となっているそうです。

代表理事：友田晶子

＞＞「一般社団法人 日本のSAKEとWINEを愛する女性の会」ホームページ

※今回お届けした情報は記事執筆時点のものです。ご利用の際は状況が異なる場合がありますのでご注意ください