【ビールde バトンリレー】イラストレーター TOAさん

【ビールde バトンリレー】イラストレーター TOAさん

ビールに携わる人は、ビール愛にあふれる人ばかり。ビールを愛する人にインタビューする連載企画です。2021年の3月に終了したビール専門の姉妹サイト「ビアパレット」の好評連載記事をたのしいお酒.jpで紹介します。初回はクラフトビールの本も出版しているイラストレーターTOAさんを取材しました。取材日:2018年11月

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ビールを愛する、イラストレーター TOAさん

ビールを愛するイラストレーターTOA(久保沙織)さん

ビールを愛するイラストレーター TOA(久保沙織)さん

ビールにはまったきっかけは、ベルギービールの「ヴェデット」

私は、元々苦いビールが苦手でした。とくにぬるくなった時のビールが辛いと思い、ビールから遠ざかっていたのですが、就活中にヴェデットを見かけてかわいいラベルだと思って買ってみたところ、爽やかでフルーティーで飲みやすくて…衝撃を受けたんです!

ヴェデットを飲んで美味しかったので、片っ端からベルギービールを買って飲んでみました。当時は飲むたびに新しい発見があり、ラベルから味を想像し、飲んで答え合わせしていましたね。お酒が好きな友達と集まって、20本程集めてシェアした思い出もあります!

普段はビアバーでビールを味わっています!

普段、家であまり飲まず、出かけてビアバーで飲むことが多いですね。外で飲んでいると、「ビールって、職業や性別、年齢の枠を超えてコミュニケーションのきっかけになることが素晴らしいな」と思います。

ビールの知識もビアバーの常連さんや店員さんに教えてもらうことが多いですね。それがすごく楽しくて。美味しいビールがあって、会話があるとさらにビールが楽しめると思っています!

就職からイラストレーターへと転職!2018年は「恋するクラフトビール」を出版

ビールへの愛情あふれるTOA氏の著書。左上が「恋するクラフトビール」(KADOKAWA)

ビールへの愛情あふれるTOA氏の著書。左上が「恋するクラフトビール」(KADOKAWA)

大学卒業後に就職した会社を辞めたことが、“本当は何をしたいのか?”と考えるきっかけとなりました。
絵を描きたいと思い、イラストレーターになることを選択しました。特に大好きなビールを描きたくて。

イラストレーターへの道を決意した後、ビールの味を抽象的に表現した冊子や、薬草リキュール「アブサン」の味を紹介した冊子、ベルギービールを紹介する「ビール手帳」を制作しました。
普通にビールを飲むだけでなく、視覚と味わいを結びつけて、ビールの印象をより強くして、『あのビール美味しかったな』、というタグを増やしていきたいと思っています。
「ビール手帳」は、10種類のベルギービールのスタイルを紹介しています。この冊子を出版社の方が目にして、書籍化しませんか?という提案をいただいて「恋するクラフトビール」をつくることになりました。(上の写真:左上)

この本では、漫画形式で様々なビアスタイルを漫画で紹介しています。
ビールの本なのに制作中は一切ビール飲まずに描いたんです。ほぼ完成間近、という時にお店でビールが並んでいるのを見て、「やっぱりビールが大好きだな…!」と改めて実感しました。
まるで遠距離恋愛みたいな感覚でしたね。ビール愛をより感じるために、たまには禁酒してみるのもありかも…と思いました(笑)

TOAさんの大事なお仕事グッズ

TOAさんの大事なお仕事グッズ

ビールの楽しみ方を提案したい!

ビールを手に取るときは、ラベルデザインに目が行きますね。海外のラベルはとても凝ってつくられているな、と感じます。日本のビールもこれからもっとラベルデザインにも力を入れていくと良いな、と思います。

イラストとはまた違うことも考えているんです。ビールの味わいの時間の経過は、楽譜の音符を苦味や甘味に置き換えて表現できるのでは?と思っています。どんな楽器を使うかなど、考えることはたくさんあってハードルが高いですが、表現してみたいこととして温めている案の一つですね。

本を制作したことで、よりビール知識を深めたいと思いました。もっと自分の可能性を発掘したいと思って取り組んでいます。
まずは自分がどれだけビールと遊べるかを考えて、ビールの楽しみ方の提案をしたいと思っています!

最近ビール以外にはまっていることは、「映画鑑賞」

アーティストとして、“表現すること”を見るのは重要と言われているので、暇さえあれば映画を見ています。歯磨きの時間などのちょっとした時間に、細切れに映画を見ているのが楽しいんです!時間の有効活用ですよね。

今は、サウンドオブミュージックなど名作と言われている映画を見ています。ボヘミアンラプソディーも最近見ましたが、感動しました。

TOAさんおすすめのビールは「ファントム(Fantome)」

ラベルデザインも特徴的で味わいもおすすめなのがベルギービールの「ファントム(Fantome)」シリーズ。

ラベルデザインも特徴的で味わいもおすすめなのがベルギービールの「ファントム(Fantome)」シリーズ。
ベルギーのアルデンヌ地方の北側のソワという町で、1988年に醸造した小規模ブルワリーです。
名前のファントムは「お化け」という意味でラベルにも描かれています。

TOAさんの著作『恋するクラフトビール 知識ゼロから好みの一杯に出会える』好評発売中!

TOAさんの著作『恋するクラフトビール 知識ゼロから好みの一杯に出会える』

150種類を超えるビアスタイルの中から、代表的な9種を個性豊かに擬人化したコミックエッセイ。

『恋するクラフトビール 知識ゼロから好みの一杯に出会える』

著:TOA
監修:野田幾子
発売日:2018年6月29日
判型:A5判
ページ数:192
値段:1,320円(本体1,200円+税)
https://www.kadokawa.co.jp/product/321804000001/

【TOA(久保沙織)さんプロフィール】

2011年筑波大学芸術専門学群ビジュアルデザイン専攻卒業。

「ビールなんて苦くてまずいもの」という考えがベルギーのホワイトエールを飲んだことをきっかけに打ち砕かれ、大学三年生(2010年)からビールの虜となる。YAMAYAで販売されているビールを制覇し、卒業時には自宅で国内外のビールを100本100種類集めた飲み会を開催した。2012年よりビールをテーマにしたイラストレーターとして活動を開始。
ビールと人の「架け橋」になる作品作りを目指し、飲食店の黒板・ガラスへのペイント装飾やライブペインティングなどのパフォーマンスを行い、手描きのタッチを活かしたイラストを描く。
ベルギー旅行をきっかけにして自費出版した小冊子『ビール手帳ーベルギービール入門編』(2016年)では、ビールの味をイラストで表現する手法を採用。

その試みが編集者の目に留まり、2018年6月にKADOKAWAより『恋するクラフトビール』を出版するに至る。クラフトビールの専門店で3年勤務した経験を活かし、ビールに詳しくなることで見失いがちな「初心者の目線」を忘れずに、難しそうなことを伝わりやすく伝えることを意識した表現を心がけている。

<取材協力>Cafe Cauda (カフェ カウダ)

Cafe Cauda   (カフェ カウダ)

ベルギービールの喫茶店。ガラスのデザインはTOAさんによるもの。
店内には、ベルギービールと銘柄別のグラスがずらりと並びます。

フードメニューも独自に開発。こだわりのレシピは、ベルギービールとの相性抜群!オーナーが選定した音楽を聴きながらゆったりとした時間を過ごせる空間のお店です。

また、コーヒーにも力を入れているので、カフェとしての利用もおすすめです。

・TEL
03-6801-8791
・所在地
〒113-0001東京都文京区白山1-30-8Seirios白山1F
・アクセス
都営三田線白山駅A1出口(白山下方面)より徒歩2分
・営業時間
15:00-23:00
・定休日
毎週日曜日・祝祭日
毎月第二月曜日
・公式HP
http://cafecauda.weebly.com/

※本記事は「ビアパレット」で掲載していた記事を再編集しています。
記事内の情報や商品の価格は取材当時の情報ですので、ご了承ください

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