新世界ワインはコスパ良好!生産国ごとの魅力を解説
ワインの生産国は、古くからワイン造りが盛んな「旧世界(オールドワールド)」とワイン造りの歴史が比較的新しい「新世界(ニューワールド)」に分類されます。今回は、新世界と旧世界のワインの違いや新世界ワインならではの魅力、産地ごとの特徴について紹介します。
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目次
- 新世界(ニューワールド)と旧世界(オールドワールド)とは
- 新世界のワインの魅力
- 新世界ワインの生産国ごとの特徴と魅力
新世界のワインの魅力
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新世界ワインの魅力1:コストパフォーマンスがよい
新世界ワインの大きな魅力は、コストパフォーマンスがよいことでしょう。
長い歴史のある旧世界ワインのほうが高品質であるというイメージを持つ人も多いと思いますが、近年では新世界ワインも大きく成長を遂げていて、旧世界ワインに劣らず質の高いワインが多く生まれています。
また、新世界では最新設備による大量生産を行っているワイナリーも多く存在し、流通量が多く価格が抑えられるというメリットもあります。質が高く手ごろな価格の新世界ワインは、デイリーワインにぴったりといえるでしょう。
新世界ワインの魅力2:わかりやすい表記で選びやすい
新世界ワインは、ラベル表記がわかりやすいという特徴もあります。産地ごとの個性を重視する旧世界ワインでは、ラベルに地名や畑の名前などが記載されるのに対し、新世界ワインの多くはブドウの品種がわかりやすく明記されています。
ブドウの品種ごとに飲み比べたり、自分好みのブドウ品種を記憶してワインを選んだりできるため、ワイン初心者にとってはとくにうれしいポイントといえるでしょう。
新世界ワインの生産国ごとの特徴と魅力
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アメリカ
アメリカのワイン造りは、18世紀ごろにスペイン人宣教師がカリフォルニアでブドウ畑を開拓し、醸造所を造ったことから始まったといわれています。カリフォルニアはアメリカ最大のワイン産地で、アメリカワインの多くがカリフォルニアで造られています。
なかでも、「オーパス・ワン」の産地であるナパ・ヴァレー(ナパ・バレー)は高級ワインの産地として有名です。ナパ・ヴァレーで造られる極少量生産で高品質のワインは「カルトワイン」と呼ばれ、高値で取り引きされるほど、世界のワイン愛好家のなかで憧れの的となっています。