ワインの木箱には、知られざるたのしみ方がある!?

ワインの木箱には、知られざるたのしみ方がある!?
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ワインの木箱には独特のオシャレな雰囲気があり、ワインショップはもちろん、フレンチやイタリアンなどの料理店でもインテリアに使われています。自宅でも使ってみたい、という人のために、ワインの木箱の入手方法などを調べてみました。

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ワインの木箱はインテリアにぴったり!

ワインの木箱はインテリアにぴったり!

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ワインの木箱は、そのままでもオシャレなインテリアに!

ワインの木箱は、木目の美しさに加えて、ワインの銘柄などが刻印されていて、それ自体がオシャレなアイテムです。
ワインの木箱を部屋の一角に置いて、花瓶などを飾っておくだけでも、かわいいインテリアになります。また、文庫本や単行本の収納に適したサイズなので、横にして重ねるだけでも本棚として活用できます。

ワインの木箱でDIYをたのしもう!

ワインの木箱は、加工しやすいのでDIYにも最適。ワインの木箱を解体し、その板を加工して収納ラックや棚などを造れば、お店では買えない、自分だけのインテリアが完成します。
ワイン木箱にはさまざまなものがあり、サイズも規格があるわけではありませんが、何本入りの木箱かで、大まかな目安を知っておくと便利です。6本×2段の12本用だと、縦33×横50×高さ18センチほど。6本×1段の6本用だと、縦33×横50×高さ10センチほどのものが一般的なようです。

ワインの木箱を入手するには?

ワインの木箱を入手するには?

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ワインの木箱、じつは手に入りづらい?

ワインの木箱は、どうすれば入手できるのでしょうか? ワインを「箱買い」すれば、カンタンに入手できるように思うかもしれませんが、最近では、高級ワインでも木箱でなく、段ボールで梱包されることが主流になっています。
ただでさえ少なくなっているワインの木箱ですが、インテリアとしての需要が増えたことで、さらに希少となり、手に入りにくくなっているのです。

ワインの木箱を入手するチャンスはネット?

ワインの木箱は、ワインを取り扱う酒屋さんでも、なかなか見つけることができません。しかし、不定期ですが、ワインショップやネットショップなどで、木箱だけが販売されている場合もあります。
また、ネットの通販サイトでも購入できる場合がありますが、釘が飛び出しているなど欠陥部分が目立つこともあるので、取り扱いには注意が必要です。

ワインの木箱の輸入が難しくなっている?

ワインの木箱の輸入が難しくなっている?

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ワインの木箱、輸入が難しい理由とは?

ワインを木箱入りで海外から取り寄せる場合、その木箱は消毒されたものでなければなりません。木箱の木材に病害虫が付着していると、輸出先で病害が発生するおそれがあるからです。
実際、1800年代後半のフランスでは、米国から輸入したブドウの苗木に付着していた病害虫が広がり、ワインの生産量が激減するという被害がありました。
こうした例を踏まえ、世界各国で植物の輸入に際して検疫が行われるようになり、ワインの木箱は消毒済みのものでないと輸入できなくなったのです。

ワインの木箱、海外から日本に輸出するには?

日本では、2007年4月から、ワインの木箱など木材梱包材について、国際基準にもとづく規制が始まりました。
ワインの木箱を輸入する際は、輸出国で熱処理や臭化メチル燻蒸などの消毒処理したものに限られます。こうした理由から、手間やコストのかかる木箱でのワインの輸入が減少し、木箱が簡単に手に入らなくなっているのです。

ワイン木箱は、見た目のおしゃれさから、さまざまな使い道があります。残念ながら、その入手が難しくなっているのも事実なので、もし手に入ったら、大事に使いたいものですね。

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