富山県「若鶴酒造」の日本酒&ウイスキーが、世界的なコンテストでダブル受賞の快挙!

富山県「若鶴酒造」の日本酒&ウイスキーが、世界的なコンテストでダブル受賞の快挙!

世界的なコンテストでダブル受賞の快挙となった「若鶴酒造」の日本酒「若鶴 純米大吟醸 瑤雫40」とウイスキー「MOON GLOW Crescent 2018」。ダブル受賞を生み出した背景に迫りたいと思います。

  • 更新日:

目次

  • 富山県の豊かな風土の中、伝統を継承する「若鶴酒造」
  • 若鶴酒造のフラッグシップ「若鶴 純米大吟醸 瑤雫40」
  • IWC 2019 SAKE部門 「純米大吟醸の部」ゴールドメダル受賞
  • 北陸でもっとも歴史のあるウイスキー蒸溜所
  • WWA 2019「ジャパニーズ ブレンデッド ≪リミテッドリリース≫」の12年以下の部にてベストウイスキーに選出

富山県の豊かな風土の中、伝統を継承する「若鶴酒造」

文久2年(1862年)創業の若鶴酒造の酒は、広大な平野の中に屋敷林に囲まれた家々が点在する、散居村(さんきょそん)とよばれる景観が特徴的な富山県砺波市で造られます。市内の中心部を流れるミネラルを豊かに含んだ庄川の伏流水と、酒造好適米「雄山錦」を使用し、丁寧に醸された安心・安全な品質の酒です。

若鶴酒造ではかつて、濃醇さを誇る「南部流」と淡麗さが持ち味の「越後流」の2つの地域に分かれて酒造りを競っていた時期がありました。現杜氏である籠瀨信幸氏は、その両方の伝統を受け継ぎ、それぞれの長所を生かした新しい酒造りを進めています。

砺波市を流れる庄川。市内には環境省が名水百選に選んだ瓜裂生水(うりわりしょうず)も。

砺波市を流れる庄川。市内には環境省が名水百選に選んだ瓜裂生水(うりわりしょうず)も。

若鶴酒造のフラッグシップ「若鶴 純米大吟醸 瑤雫40」

「瑤(よう)」とは、「美しい玉」のことを表し、若鶴酒造の最高峰のお酒として、宝石のように美しく、気品のある酒を追求すべく、名づけられた「若鶴 純米大吟醸 瑤雫40」。扱いには苦労するものの、吸水が早く、麹菌の繁殖もよく、溶けやすい特徴を持つ酒造好適米「雄山錦」により、旨みがあり、非常にまろやかなお酒に仕上っています。また、留仕込みの掛米(全体量の1/3)を通常6時間のところを10時間さらし、極限まで蒸米を硬くすることで、醪中に溶けにくくし、雄山錦の旨みを残しつつも、キレを追求しているところが魅力です。

IWC 2019 SAKE部門 「純米大吟醸の部」ゴールドメダル受賞

そんな杜氏と蔵人が全力を尽くして造り上げた品質が評価され、「若鶴 純米大吟醸 瑤雫40」が世界で最も権威あるブラインドテイスティング審査会の一つ、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(以下IWC)2019のSAKE部門「純米大吟醸の部」で、ゴールドメダルを受賞しました。

「IWC」は、1984年に設立された、世界で最も権威あるブラインドテイスティング審査会の一つで、2007年に誕生したSAKE部門は、「普通酒」「純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」「スパークリング」「古酒」の9カテゴリーに分けられます。

2019年のSAKE部門は432社から1,500銘柄が出品し、95銘柄がゴールドメダルを受賞。「若鶴 純米大吟醸 瑤雫40」は、純米大吟醸の部において、2018年のブロンズメダルに続いてのゴールドメダル受賞となり、品質の高さと味の進化を証明しています。

若鶴酒造のフラッグシップ「若鶴 純米大吟醸 瑤雫40」

瑤雫(ようのしずく)

商品情報

「瑤雫(ようのしずく)」※限定流通品
原材料 : 米(国産米)、米こうじ(国産米)
原料米 : 富山県南砺産雄山錦特等米100%使用
精米歩合 : 40%
甘 辛 : やや甘口
アルコール分 : 17度
味わい : 淡麗旨口

おすすめ情報

関連情報

日本酒の基礎知識