カモミール生産量日本一の岐阜県から、新カクテル「コアントロー・カモミール・モヒート」誕生
カモミール生産量日本一を誇る岐阜県。そのフレッシュなカモミールをふんだんに生かした、ご当地の限定感と季節感を感じることができる特別なカクテル「コアントロー・カモミール・モヒート」が誕生しました。
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目次
- ひそかに生産量日本一を誇る岐阜県産のカモミール
- コアントローカクテル「コアントロー・カモミール・モヒート」
ひそかに生産量日本一を誇る岐阜県産のカモミール
本州の中央に位置し、戦国時代には「美濃を制するものは天下を制す」と言わるなど、古くから交通の要所として栄え、現在でも歴史の名残を感じられる場所が多く残る岐阜県。
そんな岐阜県がひそかに生産量日本一を誇るもの、それがカモミール(カミツレ)です。まだ日本に馴染みがなかった40年ほど前に南部の大垣市で栽培が始まり、現在は製薬会社との契約栽培がほとんどですが、年に一度の収穫時期の「大垣カミツレ祭」などでその一部を手に入れることができます。
写真の畑で栽培されるジャーマンカモミールは、完全無農薬栽培で、より状態が良くなるよう生育期間に工夫が加えられています。収穫期は開花する4月下旬から5月初旬にかけてと非常に短く、タイミングを誤れば本来の香りが失われてしまう繊細なハーブです。
コアントローカクテル「コアントロー・カモミール・モヒート」
この時期だけのカモミールの風味を生かしたカクテルの開発を行ったのは、これまでにも町おこしとして様々なカクテルを創作してきた岐阜市内の著名バー「BAROSSA cocktailier」店主の中垣繁幸氏(写真)。短い開花期間を楽しめるよう、畑から株ごと岐阜市内の店舗に運びます。
フレッシュなカモミールは、花からはハーブティーをさらに鮮明にしたようなアロマ、葉や茎からはシトラスのような爽やかさと心地よい苦みを感じることができます。これを丸ごと味わうために中垣氏が選んだのは、フランスのオレンジリキュールであるコアントローを使用したモヒートスタイルでした。
まず根元以外の部分を優しく手でちぎりながらグラスに入れ、ペストルで潰していきます。そこにコアントローを注いでライムを絞り、ソーダとクラッシュアイスを注ぎ入れて完成です。レシピそのものはシンプルながらも、それぞれの素材の良さを引き出すために細心の注意を払って組み立てられたカクテルは、優しいアロマに満たされ、可憐な花と鮮やかな緑が見た目にも楽しい一品です。
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