リキュールのおいしい飲み方【ピーチブランデー編】

リキュールのおいしい飲み方【ピーチブランデー編】
出典 : Jenn Huls/ Shutterstock.com

ピーチブランデーは、その名のとおり、桃を原料にしたお酒。ブランデーと同様の製法で造る「フルーツブランデー」に分類されるものもあれば、ブランデーに桃を漬け込んだ「フルーツリキュール」に分類すべきものもあります。カクテルに使えば多彩な味わいをたのしめる、ピーチブランデーの奥の深い魅力を紹介します。

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ピーチブランデーはまろやかな桃の甘味が魅力

ピーチブランデーはまろやかな桃の甘味が魅力

AnikonaAnn/ Shutterstock.com

ピーチブランデーとは、桃を材料にしたお酒で、フルーツブランデーの一種です。
ブランデーといえばブドウが原料ですが、フルーツブランデーはブドウ以外の果実を用いて、発酵させたうえで蒸溜するという、ブランデーと同様の製法で造られるもの。そのバリエーションは多彩で、まさに果物の数だけあるといわれています。

一方で、混同されがちですが、「フルーツブランデー」と謳われてはいても、ブランデーなどのスピリッツ(蒸溜酒)にフルーツを漬け込んだお酒もあり、これらはブランデーの一種ではなく、リキュールに分類されるべきでしょう。
同様に、ピーチブランデーと呼ばれる商品にも、ブランデーと同じ製法のものもあれば、「ピーチリキュール」と呼ぶべきものもあります。

どちらも、桃ならではのまろやかな甘味がたのしめることには違いありませんが、製法や分類を理解したうえで飲みくらべれば、より深くたのしめることでしょう。

ピーチブランデーの代表格が生まれた国はワインも有名

ピーチブランデーの代表格が生まれた国はワインも有名

出典:エネ・グローブ社サイト

ピーチブランデーとして現在、国内でたのしめるものは、ピーチリキュールに分類されるものが中心ですが、ブランデータイプのものとしては、モンテネグロ産の「ヴレスクヴァ」が挙げられます。

ピーチブランデー「ヴレスクヴァ」の故郷であるモンテネグロは、アドリア海沿いの美しい風景でも知られる、バルカン半島の小国。
じつは、知る人ぞ知るワインの一大産地でもあります。

「ヴレスクヴァ」は、この地で栽培された上質な桃のみを厳選して造られる、豊かな桃の香りが魅力。モンテネグロでは、庶民に身近なお酒として親しまれているのだそうです。
日本では、「ヴレスクヴァ」はモンテネグロやトルコの酒類などの輸入販売を手がけるエネ・グローブ社が取り扱っています。一度、手に取ってみてはいかがでしょう。

輸入・販売元:株式会社エネ・グローブ
公式サイトはこちら

ピーチブランデーは多彩なドリンクと好相性

ピーチブランデーは多彩なドリンクと好相性

Rimma Bondarenko/ Shutterstock.com

ピーチブランデーと、フレッシュジュースやそのほかのアルコール類を組み合わせると、変化に富んだカクテルをたのしめます。いくつかを紹介しましょう。

【ピーター・パン】

ほんのり甘い桃の香りとジュースの酸味が、その名のとおり、永遠の少年ピーター・パンのような若々しさをイメージさせます。フレーバード・ワインのドライ・ベルモットが、味のアクセントになっています。
作り方は、ドライ・ジンとドライ・ベルモット、オレンジジュース各20ミリリットルと、ピーチブランデー小さじ1、オレンジビターズ2、3滴をシェークして、カクテルグラスに注ぐと完成です。

【ピーチブロッサム】

やさしい香りと愛らしい色合いは、「桃の花」を意味する名前にぴったり。見た目はもちろん、飲みやすく、女性にオススメです。
作り方は、ドライ・ジン30ミリリットルとピーチブランデー15ミリリットル、レモンジュース10ミリリットルをシェークして、氷を入れたグラスに注ぎ、ソーダ適量を加えて、軽くかき混ぜます。

【ユリシーズ】

ブランデーとハーブ系リキュールのアブサンが、味わいに奥行きを与えています。名前の由来は、ギリシャ神話に登場する英雄オデュッセウスの英語名なのだとか。
作り方は、同じ分量のブランデー、ポートワイン、ピーチブランデーと、アブサン2、3滴を軽く混ぜた後、カクテルグラスに注ぎます。

ピーチブランデーは、手軽なカクテルから本格派まで、バリエーション豊かなカクテルを作ることのできるリキュールです。一度手に入れて、好みのカクテルを試してみませんか?

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