定番土産から知る人ぞ知る逸品まで!お酒のアテにぴったりな“ご当地おつまみ” <東日本編>
酒呑みにとって大切なお酒のアテ“おつまみ”。ご当地グルメや郷土料理から生まれたものなど、地域の特色を生かしたさまざまな商品が全国各地で販売されています。駅や空港の売店、ウェブサイトなどで手軽に買えるものや、発売したばかりの商品まで、お酒を愛する皆さんにおすすめの商品をご紹介!
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塩辛、干物・・・“食の王国 北海道”の隠れた珍味
JR札幌駅前にある本店ほか、市内直営店、新千歳空港の店舗で購入可能。
魚介類の豊富さはダントツ日本一の北海道。お酒のアテになる珍味も多く、たくさんの人気商品がありますが、意外と全国区で知られていないのが「鰊切込(にしんきりこみ)」。内臓を取り除いた生魚を包丁で細かく切り刻み、塩と米麹で漬け込んで熟成させたものです。
元々はハタハタで作る秋田県の“しょっつる”を鰊で代用したのが始まり。熟成がすすんで液体(魚醤)になる前の固形の状態の鰊が、旨味が増していておいしいことから食べられるようになった、北海道の日本海側の地域に古くから伝わる珍味。
昔ながらの製法で作られた伝統の味は、甘さが控えめで少し塩辛く感じるかもしれませんが、日本酒のアテにぴったり。お燗酒との相性は抜群です。大根おろしやとろろと一緒にいただくとさらに旨味が引き立ちます。
「鰊切込」 110gビン入り
価格 638円(税込・送料別)
佐藤水産 オンラインショップ
※商品価格は記事執筆時点のものとなります。ご購入の際には価格が異なる場合がありますのでご注意ください。
雪深い北国ならではの製法で生まれた、あの秋田の名産品
秋田駅、秋田空港の売店、市内の物産館などで購入可能。
秋田を代表する漬物として今や全国区となった“いぶりがっこ”。大根を使用した漬物「たくあん」の仲間ですが、実際の風味は大きく違い、燻された香りがあるのが特長です。
秋田県の南部は雪が深く、秋大根を天日干しできないことから、各家庭の屋内の梁につり下げ、囲炉裏火の熱と煙を利用して干し上げて漬け込む「いぶり漬け」が古くから伝わる保存食でした。ストーブの普及に伴い、家庭でいぶり漬けが作られることも少なくなりましたが、本格的な伝統の味を懐かしむ声が高まり、昭和40年頃、漬物屋を営んでいた木村氏が、焚き火干しにより燻煙乾燥で造るいぶり漬けを生み出し、「いぶりがっこ」と命名。以来、秋田の人気の名産品となりました。
「雄勝野きむらや」のいぶりがっこは、地元産・東北産の大根を使用し、保存料や合成着色料、酸化防止剤等の添加物をできるだけ使用せず、素材本来の素朴で自然な風味を感じる味わいが特長。
最近は、クリームチーズと合わせる食べ方がお酒のおつまみとして人気ですが、刻んでポテトサラダに加えたりなどさまざまにアレンジできます。燻された深みのある香りは、熟成した古酒やウイスキーにもぴったりです。
いぶりがっこ1本入り 中サイズ
価格 760円(税込、送料別)
雄勝野きむらや オンラインショップ
※商品価格は記事執筆時点のものとなります。ご購入の際には価格が異なる場合がありますのでご注意ください。
意外な食材が漬物に・・・山形の伝統保存食のおつまみ
山形県内の駅の売店、また東京都内のアンテナショップにて購入可能。
おつまみというより、果物がおいしいイメージがある山形県ですが、じつは古くから「東の山形、西の京都」と呼ばれるほど漬物文化が根付いています。
さまざまな山菜や野菜の漬物がある中、お酒のおつまみとして評判の漬物が、“菊の花”で作られた『晩菊』。食用菊の生産量が日本一の山形県ならではの逸品です。
晩秋に咲く香り高い菊の花と、山形県の山菜・野菜を十種類刻んだものを1年間塩漬けすることでじっくりと自然の発酵を促し、その後、さらに梅酢の本漬けで仕上げる長期熟成の漬物。酸味がお酒との相性がよく、そのままおつまみとして味わうほか、お茶漬けで食べるのも人気。マヨネーズやクリームチーズと和えてディップにして食べるのもおすすめです。
華やかさがあり、きれいな酸が口の中を引き締めてくれるタイプが多い山形の地酒との相性もぴったりです。
晩菊(小)
価格 432円(税込、送料別)
晩菊本舗 三奥屋 通販サイト
※商品価格は記事執筆時点のものとなります。ご購入の際には価格が異なる場合がありますのでご注意ください。