アヒージョにおすすめの具材とワインの組み合わせ

アヒージョにおすすめの具材とワインの組み合わせ
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アヒージョは、日本でも大人気のワインのお供。そんなアヒージョの魅力といえは、エビやキノコ、チキンなど、お好みの具材をさまざまにアレンジできること。ここでは、ワインと合わせておいしい具材など、アヒージョのたのしみ方をお伝えします。

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「アヒージョ」の具材選びがネットで話題沸騰中!

「アヒージョ」の具材選びがネットで話題沸騰中!

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アヒージョは、スペイン料理において前菜として提供される小皿料理「タパス」のひとつ。タパスといえば、チーズや生ハム、厚焼きオムレツ「トルティージャ」などが定番ですが、近年、日本でもスペイン風居酒屋「バル」が増加するなか、アヒージョの人気が急速に高まっています。

では、アヒージョとはどんな料理でしょう? アヒージョはもともとスペイン語で「ニンニク風味」を意味しています。ニンニクとオリーブオイルで、さまざまな具材を煮込んだ料理がアヒージョです。唐辛子やハーブなどを加えて、少し濃い目の味付けに仕上げると、ワインのお供にぴったりです。

アヒージョの魅力は、やはりダシの利いたオリーブオイル。煮込んだ具材のダシが溶け込んだオイルをパンにつけて食べるのが定番で、ワインとの相性もバツグンです。具材ごとに異なるダシの風味をたのしめるのがうれしいですね。

近年のアヒージョ人気の背景には、バルなど外食でたのしむだけでなく、家庭で好みの具材を選んだオリジナルのアヒージョレシピを考案する人が増えたことがあります。自分だけのこだわりのアヒージョを作って、レシピ投稿サイトや画像投稿サイトに投稿する。こんな最先端のたのしみ方が、最近のアヒージョブームの原動力となっているのです。

アヒージョは具材の豊富さも人気の理由

アヒージョは具材の豊富さも人気の理由

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アヒージョなどのスペイン料理が日本に定着したのは、意外に最近のこと。その大きなきっかけとなったのが、2000年以降になって、スペインならではの「バル」という店舗形態が広まったこと。

バルとは、ワインをはじめとしたお酒と、定番のおつまみ料理が低価格でたのしめる店舗のこと。いわば居酒屋のスペイン版です。おしゃれな雰囲気ながら、価格もリーズナブルなため、とくに女性たちの間で人気が高まりました。
バルの普及によって、アヒージョやトルティージャ、パエリアなどのスペイン料理の存在と、そのたのしみ方が広く知られるようになったのです。

バルのメニューを開いてみると、お店ごとに、さまざまな具材を使ったアヒージョが並んでいます。
アヒージョの定番の具材としては、エビやマッシュルームなどが挙げられますが、ほかにもさまざまな具材をたのしめるのがアヒージョの魅力。ジャガイモやトマトなど野菜のアヒージョ、チキンやレバー、砂肝など肉類のアヒージョ、牡蠣やタラなど魚介類のアヒージョと、さまざまなバリエーションがたのしめます。

最近では、アヒージョ人気の高まりとともに、変わり種の具材もいろんなものが登場しています。たとえばチーズを具材にしたアヒージョは、チーズフォンデュのような感覚でたのしめると人気。皆さんも、自分好みの具材を探してみてください。

アヒージョの具材を一工夫したおすすめレシピ!

アヒージョの具材を一工夫したおすすめレシピ!

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アヒージョはスペイン風の居酒屋・バルでワインとともにたのしむのが一般的ですが、じつは、調理法は意外とカンタン! 時間もそれほどかからないので、家庭料理としてたのしむ人も増えています。
パーティーメニューや、野外でのバーベキューなどにもぴったりですので、今後、さらに広まっていくのではないでしょうか。

「自分でもアヒージョを作ってみたい! 」という人のために、アヒージョのレシピをおさらいしておきましょう。
まずは基本となるアヒージョオイルを作ります。といっても、小ぶりの鍋にたっぷりのオリーブオイルにニンニクを入れて、弱火で煮込むだけ。ニンニクの旨味とコクがオリーブオイルに広がれば、お好みで唐辛子やハーブ、アンチョビペーストなどを加え、あとはメインの具材を煮込めばできあがりです。

アヒージョを作るお鍋には、本来なら本場・スペインの土鍋「カエスラ」を使いたいところ。お鍋のままテーブルに出すのもおしゃれです。とはいえ、ムリにカエスラを用意しなくても、小ぶりのフライパン「スキレット」や、小ぶりのホーロー鍋でも問題ありません。

忙しくて時間がとれないという人向けには、オーブントースターや電子レンジを使った手軽な作り方もおすすめ。具材も缶詰を使えば、下ごしらえの手間も省けます。
とくに、オイルサーディンの缶詰を使って、缶詰のオイルごと使えば、ひとあじ違ったアヒージョのできあがり!

味付けに自信がないという人は、市販のアヒージョ用調味料を使ってみてはどうでしょう。スーパーの食品売場では、さまざまなメーカーから「アヒージョの素」が販売されています。
たとえばヱスビー食品では、世界の料理を手軽に味わうSPICE&HERBシーズニングシリーズに「アヒージョ」をラインナップ。材料と混ぜて煮込むだけで、本格派のアヒージョがたのしめます。

SPICE&HERBシーズニングシリーズ「アヒージョ」
公式サイトはこちら

アヒージョの具材選びはワインと合わせて考えよう

アヒージョの具材選びはワインと合わせて考えよう

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アヒージョの魅力はさまざまな具材を選べること。おもてなしするお客さまの好みや、季節ごとの旬の素材、その日の予算などに応じて、自由に具材を選べるのが、アヒージョのたのしみ方です。
そうした際に、知っておきたいのが一緒に飲むワインとの相性です。とっておきのワインに合わせて具材を選ぶもよし。その日の具材に合わせてワインを選ぶもよし。ワインとアヒージョ、双方の味を引き立てる、最高の組み合わせをたのしんでください。

まず、赤ワインに合う具材といえば肉類。よく、赤ワインは肉料理と好相性といわれますが、アヒージョにも当てはまります。
アヒージョの具材としては、チキンなど白身肉が一般的ですが、牛肉など赤身肉をじっくり煮込んだアヒージョは、赤ワインにぴったり。また、塩コショウで濃い目に味付けした砂肝のアヒージョも、赤ワインとの相性がバツグンです。

一方、白ワインに合う具材としては、魚介類が挙げられます。牡蠣のアヒージョや、あわびのアヒージョなど、貝類を具材にしたアヒージョは、白ワインと合わせることでおいしさが引き立ちます。
マッシュルームなどの淡泊な味わいの具材も、白ワインと合わせるのがおすすめです。

もちろん、お好みや味付けによってもワインとの相性は異なりますし、スパークリングワインを試してみても、新鮮なマリアージュがたのしめるかもしれませんね。

アヒージョの具材をカスタマイズできるおすすめバル

アヒージョの具材をカスタマイズできるおすすめバル

出典: DESIGN FOOD MARKET

アヒージョをさまざまな具材でたのしみたい、という人のために、最後に、とっておきのバルを紹介しましょう。

東京・新橋の「個室 肉バルVS魚バル DESIGN FOOD MARKET(デザインフードマーケット)」では、具材や味付けを自分で選べる新メニュー「カスタマイズアヒージョ」が話題を呼んでいます。

「カスタマイズアヒージョ」は、肉や魚介、野菜、キノコ類など、その日おすすめの具材から、好きな具材を3つチョイスして注文できるオリジナルのアヒージョ。厳選した肉類の多彩な部位、漁港から直送される新鮮な魚介類、契約農家が育てた有機野菜など、食材にこだわる同店ならではの食材ラインナップがたのしめます。

あわせて注目したいのが、「本日の盛り放題 貝盛りバケツ」です。店内の「素材マーケット」に並ぶ季節ごとの貝から、自身で好きなものを盛り放題できます。味付けも、ガーリック風味の「白ワイン」、濃厚なトマトベースの「イタリアントマト」、魚介の風味を活かすマイルドな「スープカリー」など、6つのスープから選択でき、自分好みにカスタマイズできます。

ワインのお供に最適な「DESIGN FOOD MARKET」の新メニュー。何度も通ってぜひ、お気に入りの組み合わせを見つけてください。

<メニュー>
◇カスタマイズアヒージョ(バケット付)/980円
選べる具材/肉・海鮮・野菜・キノコetc…その日おすすめの「旬」の食材を用意

◇本日の盛り放題 貝盛りバケツ/1,080円
選べる具材/店内「素材マーケット」に季節ごとの貝を用意
選べるスープ/白ワイン・イタリアントマト・スープカリー・和風みそ・エスニック・チゲ鍋風

個室 肉バルVS魚バル DESIGN FOOD MARKET
公式サイトはこちら

アヒージョの魅力と、具材選びのたのしさが伝わったでしょうか? 最寄りのバルで、あるいは家庭で、お好みの具材のアヒージョと、ワインの組み合わせをたのしんでください。

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