リキュールのおいしい飲み方【アニゼット編】

リキュールのおいしい飲み方【アニゼット編】
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「アニゼット」とは、地中海沿岸が原産地のセリ科の植物アニスを使ったリキュール。いろいろなスパイスを加えたことによる、豊かな香りが特徴です。ここでは、アニゼットの魅力とたのしみ方を紹介します。

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アニゼットは甘味とスパイシーな風味が特徴

アニゼットは甘味とスパイシーな風味が特徴

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アニゼットは、セリ科の薬用植物アニスの種子アニシードをベースにして、シナモンなどのスパイスやオレンジピールの風味をきかせたリキュール。甘味とともに、スパイシーな香りもたのしめるのが魅力です。

アニゼットは、18世紀のフランス・ボルドーで誕生しました。
もともと原材料のアニシードは、古代ギリシアの時代から薬草として使われていたそうですが、これを酒に浸して薬酒として売り出したのは、看護師のマリー・ブリザールという女性でした。

あるとき、彼女は看病した船員から、そのお礼にと船員の故郷の西インド諸島に伝わる薬酒の作り方を教わったそうです。
彼女がそれを「アニゼット」と名づけて販売したところ、おいしくてカラダにもいいと評判を呼び、フランス中で大ヒット。やがて、彼女はリキュールの製造会社を設立することになりました。その会社こそ、今やリキュールの名門メーカーとして、その名を世界中に知られる「マリーブリザール社」です。

現在、アニゼットは世界各地に広がり、多くのリキュールメーカーで造られていますが、使われる香辛料はメーカーによって異なり、それぞれ個性の異なるアニゼットが提供されています。

アニゼットを使って、女性好みの甘めのカクテルをたのしもう

アニゼットを使って、女性好みの甘めのカクテルをたのしもう

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アニゼットを使ったカクテルをいくつか紹介しましょう。
いずれもアニゼットの甘味や風味を活かした、口当たりのよいカクテルばかり。ぜひ、試してみてください。

【エル・ゾルザル】

無色透明のホワイトラムを使い、オレンジ果汁やグレナデン・シロップの色味を活かした、華やかで甘めのカクテルです。
仕上げにフルーツを飾って、トロピカルな雰囲気の1杯をたのしんでください。
作り方は、1対1対2の割合のホワイトラム、アニゼット、オレンジジュースと、グレナデン・シロップ数滴をシェークして、氷を入れたサワーグラスに注ぐだけ。切り目を入れたオレンジの輪切りをグラスにかけ、カットしたバナナやチェリーを飾ります。

【アニゼットカクテル/カフェ・ド・パリ】

この2つのカクテルは材料が同じなのですが、分量が異なります。風味も変わるので、飲みくらべてみるのもおもしろいでしょう。
アニゼットカクテルの作り方は、3対1対1の割合のドライジン、アニゼット、生クリームと、好みの量の卵白をシェークして、シャンパングラスに注ぎます。
カフェ・ド・パリは、ドライジン45ミリリットル、アニゼットと生クリーム各小さじ1、卵白1個分をシェークして、カクテルグラスに注ぎます。

いずれも甘味は控えめですが、生クリームと卵白を使うので口当たりがクリーミー。なめらかな味をたのしむためにも、しっかりとシェークするのがおすすめです。卵白がよく泡立ち、グラスに注いだときに見栄えがします。

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