フルーツ×ウイスキー! 話題の「いちごウイスキー」だけじゃないおすすめレシピ
フルーツとウイスキーの相性がよいことを知っていますか? ロックや水割り、炭酸割りなど、好みのスタイルでたのしめるのもウイスキーの魅力のひとつですが、最近ではフルーツとの相性に着目した「漬け込みウイスキー」にも熱い視線が注がれています。
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フルーツとウイスキーが好相性な理由
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フルーツがウイスキーと相性がよいとされる理由は何でしょうか?
ウイスキーは大麦やライ麦、トウモロコシなどの穀物から造られ、原料にフルーツは使われていませんが、熟成による変化で柑橘系やベリー系、パイナップル、洋ナシなどの香りが生まれることがあります。なかには複数の果実の香りをもつウイスキーもあり、そうした香りが相性のよさの理由と考えられます。
さわやかな酸味や甘味を持つフルーツとウイスキーは、互いを引き立て合う絶好の組み合わせ。フルーツジュースでウイスキーを割ったり、フルーツをつまみにウイスキーを飲んだりするのもオススメですが、最近では果物で作る「漬け込みウイスキー」にも注目が集まっています。
フルーツのなかでも、今、トレンドなのが「いちご」
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フルーツの種類は豊富ですが、なかでもとくにオススメしたいのが、いちごです。漬け込みウイスキーを作る際は透明のボトルを使用しますが、色鮮やかで丸ごと漬けられるいちごは見た目も秀逸。インスタ映えすることから、若い女性の間でも人気が高まっているようです。
比較的、短期間で漬かるうえ、水切り後ヘタを取ったいちごに砂糖を加えてウイスキーを注ぎ、暗所に保存するだけと、作り方もかんたん! いちごを丸ごと漬けたり、縦半分にカットしたりはお好みで。レモンを加えてもOKです。
完成後はストレートでもロックでも、ソーダ割りにしてもおいしくいただけます。味は甘酸っぱくフルーティ! いちごのみずみずしい香りがたのしめるので、ウイスキー特有の香りに慣れていない人でも安心して飲めるのでは?
フルーツ×ウイスキーのおすすめレシピ
Evgeny Karandaev/ Shutt
フルーツには、いちごのほかにも、ウイスキーとの相性がたのしめるものが多数。ここではオススメの3レシピを紹介します。
【りんご×ウイスキー】
りんごの酸味と甘さはウイスキーの味をほどよく引き立てます。
りんごはきれいに洗って水気を切り、皮がついたまま、くし形にカットします。漬け込み用のボトルに、りんご1個に対してウイスキー約300ミリリットル、砂糖約100グラムを注ぐだけ。ボトルの大きさに応じて分量を調整するとよいでしょう。漬け込み期間の目安は5〜6日です。
【パイナップル×ウイスキー】
パイナップルもまた、写真映えするフルーツ。甘酸っぱくフルーティなフレーバーウイスキーに仕上がります。
皮をカットした輪切りパインをお好みのサイズに切り、ウイスキーと砂糖と一緒に漬け込み用ボトルに投入します。分量の目安は、市販の輪切りパイン3個に対してウイスキー約150ミリリットル、砂糖約50グラム。1週間ほどで完成します。
【チェリー×ウイスキー】
“カクテルの女王”と呼ばれるウイスキーベースのカクテル「マンハッタン」にも添えられるチェリーは、ウイスキーと相性抜群のフルーツ。ウイスキーで漬け込めば、フルーティな味わいに。
チェリーの軸を取ってウイスキー&砂糖と一緒に漬け込むだけと作り方もシンプル。種は取り除いてから漬けたほうがベターです。完成後はレモン果汁を加えると風味が引き立ちます。
ウイスキーの銘柄によって漬け込む期間や分量は変わってきますが、いろいろ試してお好みのレシピをみつけてください。ニッカウヰスキーなどオリジナルの漬け込みウイスキーレシピを公開している洋酒メーカーもあるので、参考にするとよいでしょう。
ニッカウヰスキー:ブラックニッカでつくる漬込むウイスキー
お酒の製造や販売には免許が必要なので、免許なしでの製造や販売は酒税法により禁止されています。しかし、国税庁の自家醸造についての回答に、アルコール分20度以上のもので、かつ、酒税が課税済みのものなど細かな規定はありますが、自身で消費する場合に限り、手作りを容認しています。国税庁ホームページに詳しくは述べられているので、手作りウイスキーを造るときには酒税法違反にならないように注意してください。