邪道じゃないぞ! カクテルで活躍するライムシロップ

邪道じゃないぞ! カクテルで活躍するライムシロップ
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ジントニックやモヒートなど、定番カクテルにライムが添えられているケースは珍しくありません。でも、自宅にライムを常備しているご家庭は少ないと思います。そこで、ライムシロップを代用品に使ってみてはいかがでしょうか?

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ライムシロップは邪道か?

ライムシロップは邪道か?

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「搾ったライムの果汁を入れるのが、カクテルの王道」という声を耳にします。ライムシロップ(コーディアルライム)は独特の甘さがあり、お酒好きな方の中でも好みが分かれるでしょう。ただし、ライムの果汁とライムシロップはまったくの別物です。

まず、搾ったライムの果汁の魅力は、やはり自然な清涼感。一方、甘味を前面に打ち出しており、カクテルの風味を変えるのがライムシロップです。どちらもまるで違う味で、王道・邪道という区別はありません。

活躍の場が多いライムシロップ

活躍の場が多いライムシロップ

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バーテンダーの中でも、ライムの果汁とライムシロップをどちらも使ってカクテルを作る人は多いです。たとえばライムの果汁に、少しライムシロップを加えて作るのが「ギムレット」。アルコール度数は決して低くありませんが、ライムの清涼感と甘味がおいしいカクテルです。

レイモンド・チャンドラーの小説「長いお別れ」の作中では、ジンとイギリス・ローズ社のライムジュースを半分ずつ入れるシーンがありました。登場人物であるマーロウは「やわらかい甘さ」と評していましたが、まさにやわらかい甘さがライムシロップのよさだといえます。

大ベストセラー!「明治屋 マイライム」

多くのカクテルに使われるライムですが、戦後の日本ではなかなか手に入りませんでした。今と比べると輸入が盛んではなく、熱帯地域原産のライムは日本で栽培に適していなかったからです。輸入が難しい背景があったからか、ライムの風味を感じさせるライムシロップが普及しました。

ライムシロップのうち、とりわけ深い歴史を持つのが 「明治屋 マイライム」。発売開始は、なんと1953年(昭和28年)にさかのぼるそうです。65年以上愛されるベストセラーなので、どこかでその味を体験したことがある人もいるかもしれません。ライムシロップのカクテルを作るときは、ぜひ使ってみてください。

明治屋 マイライム
https://item.rakuten.co.jp/meidi-ya/1594445/
https://item.rakuten.co.jp/meidi-ya/1594446/

ライムシロップでカクテルをもっとたのしもう!

さまざまなカクテルに風味を添えるライム。いつものフレッシュライムと違い、あえてライムシロップにすると、ガラリと印象が変わりますが、大切なことは「おいしい」と思えること。お好みライムシロップを使ったレシピのカクテル作りを思い切りたのしみましょう。

ライタープロフィール

安藤悟

「おいしく、たのしく飲みたい」と思い、JAFAカクテルマイスターの資格を取得。趣味は全国のバー巡り。ビールはジョッキ半分で顔が赤くなります。

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