水やアイス(氷)にもこだわりたい! ウイスキーのおいしい飲み方

水やアイス(氷)にもこだわりたい! ウイスキーのおいしい飲み方

アルコール度数の高いウイスキーは、ノンアルコール飲料で割ってアルコール度を下げると初心者にも飲みやすくなります。割る飲料の種類は幅広く、好みやシーンによってさまざまなたのしみ方があります。今回は割る飲料の種類、水や氷の選び方を紹介します。

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ウイスキーのおいしい割り方いろいろ

ウイスキーのおいしい割り方いろいろ

Brent Hofacker/ Shutterstock.com

ウイスキーのアルコール度数は、40度から43度くらいが一般的。ビールが5~7度程度、ワインが12~16度程度、日本酒が14~18度程度、焼酎が20~35度程度が主流であることを考えると、ウイスキーがいかに“強いお酒”であることがわかると思います。

そのため、とくに初心者ならば、ノンアルコール飲料で割ってアルコール度を下げて飲むのがおすすめです。もっとも基本となる飲み方が「水割り」。割合の基準はアルコール度数が約12%になる「アルコール1:水2.5」が適量といわれていますが、アルコールに対する強さや飲むシーン、好みによって割合を変えても構いません。

もうひとつのスタンダードな飲み方が、ここ数年人気の高い「ハイボール」。炭酸水で割って飲むのがもっとも一般的ですが、ジンジャーエールやコーラなど甘味のある炭酸飲料で割る飲み方も人気があります。どれも甘味が強いほど飲みやすく、ウイスキー慣れしていない初心者や女性にもおすすめの飲み方です。

水にもこだわりたい

水にもこだわりたい

simon jhuan/ Shutterstock.com

水道の栓をひねれば簡単に手に入る水ですが、“ウイスキーを割る水”に関しては少しこだわりたいもの。というのも、ウイスキーは穀物、水、酵母で作られるシンプルなお酒。水の質がダイレクトに酒質に影響するといわれ、ウイスキー造りが盛んな場所はどこも良質な水に恵まれた地域です。そのことからもわかるように、割る水の質もウイスキーの味わいに影響します。ウイスキー通のなかには、ウイスキーの仕込み水で割ることを推奨する人も。とはいえ現実的にそう簡単に仕込み水は手に入らないので、初心者におすすめするのはウイスキーの生産地で採水された天然水で割る方法。

たとえば、山梨県の南アルプスの水を使って作られているジャパニーズウイスキー「白州」は、同じ地域で採水されたミネラルウォーター「南アルプスの天然水」で割るという方法です。

それが難しい場合、ウイスキーが作られた国・地域の水の硬度に合わせたミネラルウォーターで。水は大きく分けると「軟水」と「硬水」に分けられるので、ウイスキーの造られた地域の水質と揃えるとそのウイスキー本来の味わいを損ねることなくたのしめるといわれています。それも難しい場合は、軟水のミネラルウォーターで割るのが無難です。

アイス(氷)にもこだわりたい

アイス(氷)にもこだわりたい

Brent Hofacker/ Shutterstock.com

水と同様に、氷も厳選しましょう。基本的には自宅の冷凍庫で作るものではなく、市販の氷を使うのがベスト。

市販されている氷は密度が高く固くて溶けにくいので、水割りにしてもロックにしても、作ったときの味わいをキープしやすいのです。また、オンザロックの場合はバーでよく見かける丸い氷もおすすめ。ウイスキーに入れた氷は角から溶けていくため、角のない丸い氷は溶ける速度が遅くなり、ゆっくりウイスキーの味わいの変化をたのしむことができるのです。

近年は、自宅で丸い氷を作ることができる製氷皿も市販されているので、グッズを揃えて自宅でトライするのもたのしいもの。その際、水割りに使う水と同様、市販のミネラルウォーターを使って氷を作りましょう。

よりウイスキーをおいしく飲むならば、水や氷にもこだわってみては。少しの違いで味わいが大きく違いますよ。

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