華やかな色合いが人気のロゼワインを飲もう!

華やかな色合いが人気のロゼワインを飲もう!

春の桜の時期やお祝いの席で見かけることの多いロゼワイン。その淡くやわらかでありつつも華やかで美しいピンクの色合いは、多くの人の心を魅了します。満月の夜にグラスにロゼワインを入れ、そこに満月を写して飲むと恋が叶うというおまじないもあるそうで、ロマンティックなシチュエーションに華を添えてくれたりもします。

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美しい外観が特徴のロゼワイン

colors/ Shutterstock.com

ロゼワインの魅力はなんといってもその美しい外観です。ロゼ(rosé)はフランス語で「バラ色」の意味で、少しオレンジがかった濃いピンク色のことをいいます。「玉ねぎの皮のような」と表現される明るい色から、サンゴ色、ザクロ色など、さまざまな色合いのものがあります。味わいも辛口から甘口のものまで多様です。

さて、そんな美しい色合いのロゼワイン。一体どうやってその美しい色合いを造り出すのでしょうか?

基本的に、赤ワインは黒ブドウから、白ワインは白ブドウから造られますが、ロゼワインはロゼ色のブドウ品種があるわけではありません。黒ブドウ、もしくは黒ブドウと白ブドウの両方を使って、3種類の方法で造られます。

一つめは赤ワインと同様に黒ブドウを徐梗・破砕し、果皮や種と共に果汁をタンクに入れて醸し、薄く色づいたところで上澄みの果汁のみを発酵させる「セニエ法」。

ちなみにセニエ法の「セニエ」とはフランス語で「血抜き」という意味。これは中世ヨーロッパで行われた治療法で、血液を外に出すことで健康を回復させるというもの(ただし医学的根拠はありません)。赤ワインの醸造途中に血を抜くようにして上澄みの果汁を取りだすことから名付けられたとされています。

二つめは白ワインと同様に黒ブドウを破砕・圧搾し、その際に果皮の色が抽出されてピンク色に色づいた果汁を発酵させる「直接圧搾法」。
三つめは黒ブドウと白ブドウが混ざった状態で赤ワインと同様に発酵させる「混醸法」があります。

理論上は、赤ワインと白ワインを混ぜること(アッサンブラージュ法)によってロゼワインのような色や味わいを再現することができますが、伝統的なロゼワインの製法が危機にさらされるという理由から、EU内でシャンパーニュを例外としてこの手法は禁止されています。

ロゼワインはその美しい外観だけではなく味わいもまた魅力的で、一般的に赤ワインの様に寝かせて飲むよりもフレッシュな味わいをたのしむものが多いのが特徴です。

とくに日本食との相性は抜群で、醤油や味噌の味付けにぴったり。脂の乗った魚であれば刺身ともおいしくいただけます。他にも豚肉や鶏肉料理はもちろん、牛肉のステーキやハンバーグもわさび醤油や大根おろしのソースでいただくときなど、赤ワインよりロゼワインのほうがより相性の良い場合があります。他にもエスニック料理やタイ料理などにも良く合います。

ホームパーティーに呼ばれた時にどんなワインを持って行ったら良いのかわからない時は、ロゼワインであればどんなお食事にも合わせやすいので間違いがないかも。ロゼワインは、じつはとっても万能なワインなのです

ロゼのスパークリングワインも人気!

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日本では、赤ワインと白ワインの中間でどっちつかずというイメージがまだまだ根づいているようにも思われますが、フランスでは白ワインよりもロゼワインの方が多く飲まれているという統計もあるほど、ロゼワインは一般的です。

とはいえ、ロゼワインが注目を浴び始めたのは1959年と比較的近年のこと。日本でも「ピンドン」の呼び名で一躍有名になった、シャンパンで有名なドン・ペリニヨンがロゼシャンパンを販売し、これが大ヒット。フランス全土で一気にロゼワインブームが起こったのが当時のきっかけとされています。

ロゼのスパークリングワインは、通常の白いスパークリングワインを造る時よりも手間がかかり、生産量も少ないので価格は少し上がりますが、その華やかな色合いとフレッシュでありながらも黒ブドウに由来する深みのある繊細な味わいからとっても人気があります。

スパークリング用のフルートグラスではなく、少し小ぶりのワイングラスに注ぐとその味わいの深さが感じ取れ、温度を少し上げるとお肉料理にも合わせることが出来るほど。乾杯からお肉料理までたのしめる実力派のスパークリングワインです。

ここ最近のロゼワインの流行は、フランスからアメリカ・ニューヨーク、その他の先進的な都市を経て日本でも高感度な人たちの間では、既に日常使いされています。

お祝いの席だけではなく、見た目も味わいも美しいロゼワインをぜひいろいろなシーンで試してみてください。

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