技術力が高いクラフトビールを広島で飲む
牡蠣をはじめとした海鮮やB級グルメでも盛り上がるグルメな広島。日本酒の酒蔵も多く、観光だけでなく食のたのしみも豊富です。クラフトビールも地元はもとより、全国に知られる人気ブルワリーがあります。
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広島のクラフトビール
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日本酒造りを司る杜氏。杜氏の技術で酒の味が決まります。なかでも広島の杜氏は、技術力が高いと全国でも注目をあびています。クラフトビールでも、オリジナルな味わいを求めたブルワリーが人気を集めています。
ドイツスタイルの「呉ビール」
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海軍と造船の町、呉市。大和ミュージアムなど観光施設に近い場所にある呉ビールは、観光の合間に立ち寄りやすいブルワリーです。1996年に醸造を開始したときから、ドイツスタイルの本格的なビール造りをしています。
定番銘柄は厳選されたドイツ産の麦芽、ホップ、酵母のみを使い、名水といわれる灰ヶ峰の伏流水で仕込みを行っています。ピルスナーは、ドイツの伝統に忠実にホップの苦味とスッキリした飲み心地で爽快感が違います。
オリジナルの呉吟醸ビールは、広島吟醸酵母「もみじ酵母」を使用。麦芽のコクとフルーティーな吟醸香がたのしめ、インターナショナル・ビアカップ2016では銀賞を受賞するなど、受賞歴も多数ある人気のビールです。
併設する「海軍さんの麦酒館」では、クラフトビールにあわせたおつまみを用意。できたてのクラフトビールに呉産の牡蠣があいます。
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宮島を盛り上げる「宮島ビール」
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「地元の新名所を開発して、地域を盛り上げたい」という思いから2010年にスタートを切った、まだ新しいブルワリーです。開始当初は、新潟麦酒の協力を仰ぎながら、ケルシュビールを完成させました。
宮島フェリーターミナルから海沿いを厳島神社に向かって進むとその建物は見えてきます。2017年11月にリニューアルし、ブルワリーにはレストランも併設。世界遺産でもある厳島神社を眺めながらクラフトビールをたのしむことができます。
味わえるビールは全部で9種類。なかでも人気なのは、ペールエールです。柑橘系の香りとやさしいホップの香り、やや強い苦味はしっかりした味の料理との相性が抜群です。また、広島県瀬戸田産のブラッドオレンジの果汁を加え、再発酵させたフルーツビール、ブラッドオレンジは、爽やかな香りが女性に好評です。
厳島神社観光で訪れたら、景色のよい場所に席をとってゆっくり味わいたいですね。
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どちらも観光の間に立ち寄りやすいブルワリーです。ぜひ、できたてのクラフトビールと広島グルメを堪能してください。