真摯にワインと向き合う! 広島県のワイナリー
日本各地には、その土地の風土や気候を活かした様々なワイナリーがあります。日本酒の酒蔵の多いことで知られる広島県ですが、ワイナリーもいくつかあります。広島の日本酒もいいですが、ワインも一緒に試してみてはいかがでしょうか?
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世羅町産のブドウ100%でワイン造りを行う「せらワイナリー」
Kartashov Stas/ Shutterstock.com
ワインの産地としてはあまりメジャーとはいえない広島県。しかしここ広島県にも、ブドウにこだわり、高品質なワインを生み出しているワイナリーがいくつかあります。
そのひとつが、2005年秋から醸造を開始した、広島県世羅町の「せらワイン」。町内30の法人、個人農家と提携してブドウ造りを行っており、ハニービーナスやマスカット・ベリーAをはじめ、シャルドネやメルローといったワイン専用のブドウを育てています。
こちらのワイナリーで造られているのは、100%世羅町産ブドウを原料とした「日本ワイン」。2017年収穫のハニービーナスを使った甘口白ワイン「ハニービーナスヌーヴォー2017」や世羅町権現の地で収穫されたヤマソービニオンと梅で造った「せらの和み」など、多種多様なワインを生み出し、注目を集めています。
少量多品目、高品質なワイン造りを目指す「TOMOEワイン」
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「せらワイナリー」と並んで品質の良いワイン造りを行っているのが、1994年創業の「TOMOEワイン」です。こちらは広島県の北部、3本の一級河川が合流する盆地"三次市"にあるワイナリー。2007年に自社農園におけるブドウの垣根栽培をスタートし、メルローのほか、シラー、ピノ・ノワールなどの品種を中心にこだわりのブドウ作りを行っています。
生産量を絞り、三次産原料100%で造るこだわりのワイン「TOMOEワイン」シリーズは、これまでも国内外のコンクールでも高い評価を獲得。徐々にその知名度を上げています。ワイナリーの施設内には試飲ができるショップのほか、バーベキューガーデン、カフェなども併設しており、観光スポットとしても人気。家族連れでもたのしめるので、ぜひ訪れてみてください。
今回は広島県のワイナリーのなかでも、ブドウ作りにこだわり、丁寧に「日本ワイン」をつくる2軒を紹介しました。ワインショップなどでこれらのワイナリーのワインを見かけたときは、ぜひ手に取ってみてくださいね。