かつてビールは蓋付きのビアマグで飲まれていた!? クラシカルな「ドイツ製ビアマグ」

かつてビールは蓋付きのビアマグで飲まれていた!? クラシカルな「ドイツ製ビアマグ」

置き物やフラワーベースにもなりそうな、クラシカルなデザインの陶器に金属の蓋が付いたドイツ製のビアマグは、ヨーロッパで流行した“あること”がきっかけで作られ始めました。

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「ジョッキ」は和製英語、本場では「マグ」

ビールをたのしむ酒器といえば、真っ白な泡と黄金色の液体が絶妙な比率で美しく見える、ガラスのジョッキが一般的でしょうか。じつは「ジョッキ」というのは和製英語で、本来、取っ手の付いた円筒状の容器は「マグ」というそう。そのため、海外ではビールを飲むマグは「ビアマグ」と呼ばれています。本場ドイツでは、陶製のビアマグが使用されてきましたが、古いものには金属の「蓋」が付いているものが多数存在するのはご存知でしょうか?

<上写真>
「蓋付き陶器ビアマグ 踊り子と笛吹き オルゴール付き ドイツ製」
価格:12,960円(税込・送料無料)
※商品価格は記事執筆時点のものとなります。ご購入の際には価格が異なる場合がありますのでご注意ください。

大流行したペスト対策で作られたのがきっかけに

じつは1347年から49年にかけて、ヨーロッパではペストが大流行し、蓋付きのマグが作られるようになったのだそう。というのも、当時はハエがペストを媒介するといわれており、ビールを飲んでいる最中、ハエが入るのを防ぐために蓋が必要になったとのこと。この蓋は親指で倒すことができるので、片手で開けることが可能です。現在では蓋の無いものがほとんどで、あまり見かけることがなくなってしまいましたが、購入できるショップがあるので、ビールファンの方はコレクションの一つにしてみてはいかがでしょうか?

大流行したペスト対策で作られたのがきっかけに

底部にオルゴールが付いて、持ち上げると音が鳴る仕組みに

<商品のお問い合わせ先>

「和敬静寂」
https://store.shopping.yahoo.co.jp/wazakkawakei/20014203.html#

ライタープロフィール

阿部ちあき

日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定 きき酒師 日本酒・焼酎ナビゲーター公認講師
全日本ソムリエ連盟認定 ワインコーディネーター

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