ビールサーバーをレンタルして、いつもと違うおいしい1杯を
レストランや居酒屋などで飲む生ビールは、自宅で飲む生ビールよりおいしく感じる人が多いようです。そもそものビールの種類が違うのでしょうか? それとも注ぎ方が違うのでしょうか?
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ビールサーバー(ビアサーバー)の役割とは?
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ビールには、缶や瓶に詰められて出荷されますが、樽に詰められるのが「樽生ビール」です。樽に入った生ビールは、そのままでは飲めずビールサーバーなど専用機器一式をそろえて設置しなければおいしいビールを飲むことはできません。
専用サーバーの役割は2つ。ひとつめは樽内のビールを適正な温度に冷やすこと。ふたつめは、グラスに注ぐことです。サーバーから注ぎ出すことによってクリーミーできめの細かい泡を作り出すことができます。
樽生ビールのサーバーは飲食店専用なうえ、取扱いに専門の知識も必要です。また、各種機器を洗浄し常にクリーンに保つ努力やガス圧の調整なども日常的に行います。おいしい1杯のビールには、サーバーの性能に加え、お店の努力も必要なのです。
おいしいビールの注ぎ方
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では、サーバーのない私たちはどうやっておいしいビールを飲めばいいのでしょう。お店の味に近づけるために、おいしいビールの注ぎ方をマスターしましょう。
ビールの種類や好みによって違いますが、一般的に家でビールを楽しむ際には、グラスはまっすぐ立てた状態に。きれいな泡を作るには、グラスに高い位置から勢いよくビールを注ぎ、まず泡を作ります。その泡を持ち上げるイメージで、グラスの縁からゆっくりビールを注ぎこみます。泡とビールの比率は3対7ほどを目指しましょう。
また、よりビールの香りや旨味をたのしみたいなら、「三度注ぎ」という方法があります。最初に泡をグラスいっぱいに作り、数分待って泡が半分くらいに落ち着いたら、再びそっと注ぎ足し、グラスから1センチほど泡が盛り上がるようにして再び待ちます。盛り上がった泡がグラスの縁より下がる前に最後のビールを注ぎ足し、グラスから2センチ程度泡を盛り上げて、静かに待てば完成です。
ビールサーバーをレンタルしよう
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ビールの注ぎ方をマスターしても、更に「お店のような味わいのビールを自宅で飲みたい」という人は、ビールサーバーをレンタルする方法もあります。
飲食店で使用するサーバーにはいくつもの種類がありますが、現実的に個人で短期間レンタル可能なビールサーバーは「氷冷式ビアサーバー」。氷をサーバー内に入れてプレートを冷やし、樽から出たビールを通して瞬間的に冷やす方式のサーバーです。酒屋さんなどからレンタルできるビールサーバーはこちらのタイプがほとんどで、様々なシーンで使えるのも人気のポイントです。
おいしいビールを飲むために努力をおしまず、いろいろ試してみたいですね。