果実原料を用いたワインが魅力!秋田のワイン
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プラムやぶどう等の果実原料を用いたワイン造り
秋田県の代表的なワインブランドは、県内に醸造所を持つ十和田ワインと天鷺ワイン。そして、横手市大森地域で栽培されたリースリングを用いたワイン造りがさかんな大森ワインなどです。
秋田県のワイン造りで特徴的なのは、ワイン用ブドウ以外にも地元でとれたヤマブドウやプラムなどを原料として醸造したワイン造り。そのフルーティーで飲みやすい味わいは、女性からも人気を集めています。
ニホンヤマブドウを熟成した「十和田ワイン」
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十和田ワイン醸造場 マルコー食品工業株式会社が手掛ける十和田ワインは、十和田八幡平に自生するニホンヤマブドウを長期熟成させたニホンヤマブドウワインをブレンドしたワインです。
野性味あふれるヤマブドウの香りが特徴で、添加物を使用していないため、純粋な果実の味を楽しむことができます。
ラインナップは、ヤマブドウを使った「十和田ワイン(ニホンヤマブドウブレンド・マイルド)」、「十和田ワイン(ニホンヤマブドウブレンド・ドライ)」と、紅玉を使った「十和田アップルワイン(コウギョクブレンドセミスウィート)」など。十和田アップルワインは、その甘さと飲みやすさで甘口ワインの概念が変わります。
完熟プラムワインで人気の「天鷲ワイン」
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秋田県由利本荘にある「天鷲ワイン」は、自家栽培のプラムを使ったワインを生み出す、老舗ワインブランド。昭和63年に日本で初となるプラムワイン「天鷺」を6500本限定発売し、年内にはすべて売切れてしまうほどの好評を博しました。
さらりとした軽快な飲み口が好評のプラムの白ワイン「高城(たかしろ)」、厳選したプラムをじっくり熟成させ丁寧に仕上げたプラムの赤ワイン「天鷺(あまさぎ)」、低アルコールのプラムのソフトワイン「太陽の華」などのラインナップのほか、プラムワインを蒸留したブランデーも人気です。
将来が期待される産地「大森ワイン」
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「メルシャン大森ワイン」は、横手市大森地域で栽培されたリースリングで造られたワインです。リースリングとは、ドイツやフランスのアルザス地方など冷涼な地域で栽培されている白ワイン用ブドウ品種。1982年より大森町にてメルシャンとリースリングの契約栽培を開始し、1986年より秋田県限定で発売を開始しています。
冷涼な土地にリースリングがしっかりと根付いたのも、造り手たちの熱意のたまもの。華やかで上質な香りとしっかりとした酸味は今も進化を遂げており、品質の高いワインを生み出し続けています。