ロックが通?! ウイスキーの甘味と香りが増す飲み方

ロックが通?! ウイスキーの甘味と香りが増す飲み方

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オンザロックで変化をみる

ウイスキーの飲み方といえば、ストレート、オンザロック、水割り、ハイボールなどが代表的。初心者にはハイボールなど軽めの飲み口がおすすめですが、少しでもウイスキーに興味を持ったならば、味わいの変化やバリエーションを知るために様々な飲み方にトライしてみるといいでしょう。

まず試してもらいたいのが、オンザロック。できれば丸氷や市販の氷など溶けにくい大きめの氷で飲むのがおすすめ。ウイスキーはストレートだと40度程度のアルコール度数があるのでアルコールの刺激も強めですから、氷が少しずつ溶け、味わいがまろやかに変化していくプロセスをゆっくりと時間をかけてたのしんでみましょう。

水割りで香りをたのしむ

水割りで香りをたのしむ

photonewman/ Shutterstock.com

「水割り」といえば、たいていウイスキーの水割りを指すほど日本では一般的なウイスキーの飲み方。でもじつは、氷を入れない水割り「トワイスアップ」はあれど、氷を入れて水で割る飲み方は日本独自の飲み方なのだとか。というのも、日本には本来ウイスキーほど高いアルコール度数のお酒は一般的ではなく、また、欧米人に比べてアルコールに強くない日本人が食中に気軽にたのしむために広まった飲み方ともいわれています。

水で割る基準はアルコール1に対して水2.5が適量といわれており、このときのアルコール度数が一般的に日本人に好まれる約12%です。水割りで飲む良さとしては、香りも味も穏やかでマイルドになること。ウイスキーの持つ個性を失わずに本来の香りや味を気軽にたのしめるうえ、好みによって濃さの調整もできるので、幅広いシーンにも合う飲み方といえるでしょう。

味の変わらないトワイスアップ(トゥワイスアップ)

味の変わらないトワイスアップ(トゥワイスアップ)

Chris Ricco/ Shutterstock.com

「トワイスアップ(トゥワイスアップ)」という飲み方は一般的にはあまり耳慣れない言葉かもしれませんが、ウイスキー好きには浸透している飲み方のひとつ。

これは、氷を使わずにウイスキーと水を1対1で割る飲み方で、水割りやオンザロックとは異なり常温で味わうのがポイントです。
トワイスアップはウイスキー本来の香りと味をたのしむには最良といわれる飲み方で、ストレートで飲むよりアルコールの刺激が柔らかくなり、香りが際立ってくるといわれています。

実際、テイスティングやプロのブレンダーがウイスキーを味わう際には、トワイスアップのスタイルで指定されるほど。これ以上薄めると香味が弱まってしまうので、1対1がベストといわれています。

香りや味をそのまま味わいながらも、ストレートで飲むよりアルコール度数が半減され、体への負担を和らげる飲み方といえますね。大人ならバーで「トワイスアップ」とオーダーしてみましょう。

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