生酒の豊かな風味とマッチする料理って? フードジャーナリスト里井真由美さんが和食料理店で指南

生酒の豊かな風味とマッチする料理って? フードジャーナリスト里井真由美さんが和食料理店で指南

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火入れ(ひいれ)と呼ばれる加熱処理を一切行っていない『蔵しぼり生酒シリーズ』。そのフレッシュ&フルーティーな味わいは、もちろんお酒だけでも楽しめるけど、どんな料理と合わせたら、よりおいしくいただけるのかも気になるもの。

そこでご指南いただいたのが里井真由美さん。1級フードアナリストや米・食味鑑定士の資格を活かし、テレビや雑誌など多彩なメディアを通じて、日本の食・食文化の魅力を発信されている。今回の「『蔵しぼり生酒』に合う料理を教えてください」というオーダーにも興味津々。全国に点在するこだわりの12蔵が醸した『蔵しぼり生酒シリーズ』から、「料理との相性を比較しやすそうな、個性的な生酒を4本選ばせていただきました」と里井さん。

そこでご指南いただいたのが里井真由美さん。1級フードアナリストや米・食味鑑定士の資格を活かし、テレビや雑誌など多彩なメディアを通じて、日本の食・食文化の魅力を発信されている。今回の「『蔵しぼり生酒』に合う料理を教えてください」というオーダーにも興味津々。全国に点在するこだわりの12蔵が醸した『蔵しぼり生酒シリーズ』から、「料理との相性を比較しやすそうな、個性的な生酒を4本選ばせていただきました」と里井さん。

相性を探っていく料理のジャンルは、日本酒と合わせることが多い和食に決定。東京・中野坂上にてワンランク上の創作和食料理でゲストをもてなす『やさいと、』さんにご協力いただくことに。里井さんがセレクトした4本の生酒もオンメニューされているので、これから紹介していくペアリングは、実際にお店で楽しむこともできますよ。

<石川県>福光屋『8:00pm 純米吟醸生酒』

<石川県>福光屋『8:00pm 純米吟醸生酒』

―試飲された印象をお聞かせください。
「とてもさわやかでキレのある飲み口。初めはキリッと引き締まった印象なのですが、やがて華やかな香りが立ってきて、とても艶っぽい味わいも現れてきますね」。

―どんな料理とのペアリングがオススメですか?

「さわやかさが際立っているので、清々しい味わいの『お造り』と『野菜スティック』を。お酒に大葉やみょうがのような香りがあり、お刺身のつまやけんの役割も果たす組み合わせです。野菜スティックとはみずみずしさでつながりますが、自家製鳥味噌のコクがあってやや甘めの味わいを心地よく和らげて、次の1本にすぐ手が延びる感じも気に入りました」。

「さわやかさが際立っているので、清々しい味わいの『お造り』と『野菜スティック』を。お酒に大葉やみょうがのような香りがあり、お刺身のつまやけんの役割も果たす組み合わせです。野菜スティックとはみずみずしさでつながりますが、自家製鳥味噌のコクがあってやや甘めの味わいを心地よく和らげて、次の1本にすぐ手が延びる感じも気に入りました」。

「さわやかさが際立っているので、清々しい味わいの『お造り』と『野菜スティック』を。お酒に大葉やみょうがのような香りがあり、お刺身のつまやけんの役割も果たす組み合わせです。野菜スティックとはみずみずしさでつながりますが、自家製鳥味噌のコクがあってやや甘めの味わいを心地よく和らげて、次の1本にすぐ手が延びる感じも気に入りました」。

「さわやかさが際立っているので、清々しい味わいの『お造り』と『野菜スティック』を。お酒に大葉やみょうがのような香りがあり、お刺身のつまやけんの役割も果たす組み合わせです。野菜スティックとはみずみずしさでつながりますが、自家製鳥味噌のコクがあってやや甘めの味わいを心地よく和らげて、次の1本にすぐ手が延びる感じも気に入りました」。

<新潟県>今代司酒造『あさねぼう 純米 生原酒』

<新潟県>今代司酒造『あさねぼう 純米 生原酒』

―試飲された印象をお聞かせください。
「フレッシュな味わいに、みずみずしさからくるジューシーさも。吟醸香が豊かで華やかさが前面に出ながらも、芯の強さもあり奥深い旨味に洗練さも感じられました」。

―どんな料理とのペアリングがオススメですか?

「まずは『岩魚の塩焼』を。川魚特有の青い香りがお酒のフレッシュさとマッチします。ちなみに岩魚も新潟県産とお聞きしてびっくり。まさに地産地消で合わないはずがないですね。ジューシーさに合わせるなら『エイヒレ炙り焼き』です。こちらは半日干しですが、一般のエイヒレ同様、嚙む度に味わいが深まっていくところに、お酒がすっと寄り添うイメージです」。

「まずは『岩魚の塩焼』を。川魚特有の青い香りがお酒のフレッシュさとマッチします。ちなみに岩魚も新潟県産とお聞きしてびっくり。まさに地産地消で合わないはずがないですね。ジューシーさに合わせるなら『エイヒレ炙り焼き』です。こちらは半日干しですが、一般のエイヒレ同様、嚙む度に味わいが深まっていくところに、お酒がすっと寄り添うイメージです」。

「まずは『岩魚の塩焼』を。川魚特有の青い香りがお酒のフレッシュさとマッチします。ちなみに岩魚も新潟県産とお聞きしてびっくり。まさに地産地消で合わないはずがないですね。ジューシーさに合わせるなら『エイヒレ炙り焼き』です。こちらは半日干しですが、一般のエイヒレ同様、嚙む度に味わいが深まっていくところに、お酒がすっと寄り添うイメージです」。

<島根県>李白酒造『李白 特別純米酒 生酒』

<島根県>李白酒造『李白 特別純米酒 生酒』

―試飲された印象をお聞かせください。
「少し甘みを感じるふくよかなボディに、ほのかな香り。バランスが良くアルコール度数も15度と低めです。ビギナーの方でも飲みやすく、オーダーに迷った時に頼りになる1本ですね」。

―どんな料理とのペアリングがオススメですか?

「味わいのバランスが非常に取れているので、どんな料理でも楽しめると思います。そこでふだんは、あまり日本酒と合わせる機会のなさそうな『ソーセージ炙り焼き』を。さまざまな部位のお肉に多彩なスパイスが配合されたソーセージの複雑な味を、しっかりお酒が包み込んでいます。マスタードでなく、わさびでいただいくのには驚きましたが、和の趣があって良いですね」。

「味わいのバランスが非常に取れているので、どんな料理でも楽しめると思います。そこでふだんは、あまり日本酒と合わせる機会のなさそうな『ソーセージ炙り焼き』を。さまざまな部位のお肉に多彩なスパイスが配合されたソーセージの複雑な味を、しっかりお酒が包み込んでいます。マスタードでなく、わさびでいただいくのには驚きましたが、和の趣があって良いですね」。

<青森県>八戸酒類『ねこのうたたね 純米吟醸生酒』

<青森県>八戸酒類『ねこのうたたね 純米吟醸生酒』

―試飲された印象をお聞かせください。
「口に含んだ瞬間、お米本来の香りと旨味がふわ~と広がっていきます。ふくよかさの中に品の良い甘さ。余韻にはキレがあって喉越しも良く、マルチな魅力を持ったお酒ですね」。

―どんな料理とのペアリングがオススメですか?

「お米の強さが感じられるので、料理も軽いおつまみではなく、味のしっかりしたメインディッシュで。『山形牛サーロイン炙りステーキ』の凝縮した味わいを、主食のごはんのようにお酒が受け止めます。塩とわさびでいただくと肉寿司、野菜などを煮詰めたスパイシーなタレでいただくと焼肉のイメージ。ジューシーなステーキでごはん、いやお酒がぐいぐいと進みますね(笑)」。

「お米の強さが感じられるので、料理も軽いおつまみではなく、味のしっかりしたメインディッシュで。『山形牛サーロイン炙りステーキ』の凝縮した味わいを、主食のごはんのようにお酒が受け止めます。塩とわさびでいただくと肉寿司、野菜などを煮詰めたスパイシーなタレでいただくと焼肉のイメージ。ジューシーなステーキでごはん、いやお酒がぐいぐいと進みますね(笑)」。

「お米の強さが感じられるので、料理も軽いおつまみではなく、味のしっかりしたメインディッシュで。『山形牛サーロイン炙りステーキ』の凝縮した味わいを、主食のごはんのようにお酒が受け止めます。塩とわさびでいただくと肉寿司、野菜などを煮詰めたスパイシーなタレでいただくと焼肉のイメージ。ジューシーなステーキでごはん、いやお酒がぐいぐいと進みますね(笑)」。

個性で選んだ4本と料理を合わせてみて、「料理と合わせることで、よりその個性が際立ったという感想です。お酒と料理がお互いを高め合って、まさにマリアージュ(融合)という言葉がふさわしいです」と微笑む里井さん。さらに『あさねぼう』や『ねこのうたたね』のラベルに「いびきをもじっているところに遊び心を感じたり、愛らしいイラストにほっこりさせられたり…。こんな楽しみ方もあるのですね」と、『蔵しぼり生酒』の魅力の多彩さも実感されたようでした。

個性で選んだ4本と料理を合わせてみて、「料理と合わせることで、よりその個性が際立ったという感想です。お酒と料理がお互いを高め合って、まさにマリアージュ(融合)という言葉がふさわしいです」と微笑む里井さん。さらに『あさねぼう』や『ねこのうたたね』のラベルに「いびきをもじっているところに遊び心を感じたり、愛らしいイラストにほっこりさせられたり…。こんな楽しみ方もあるのですね」と、『蔵しぼり生酒』の魅力の多彩さも実感されたようでした。

取材協力店舗 旬菜和食 やさいと、

取材協力店舗 旬菜和食 やさいと、
中野坂上駅から歩いて1分の閑静な裏路地にあり、老舗旅館のような風情ある佇まいでゲストを迎えてくれる。全国から届く上質の食材に熟練の技がほどこされた繊細な料理と厳選された銘酒の数々が、口福の時間へと誘う。

TEL:03-6304-0711
所在地:東京都中野区中央2-2-35 B1F
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:00)・17:30~23:30(L.O.22:30・ドリンクL.O.23:00)
定休日:日曜・祝日

ライタープロフィール

とがみ淳志

(一社)日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート/SAKE DIPLOMA。温泉ソムリエ。温泉観光実践士。日本旅のペンクラブ会員。日本旅行記者クラブ会員。国内外を旅して回る自称「酒仙ライター」。

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