【お酒の銘柄 漢字クイズ】兵庫県の日本酒編 〜回答と解説〜
たのしいお酒.jpがお届けする難読銘柄の漢字クイズ!兵庫の日本酒編の回答です。さて、あなたはいくつ正解できましたか?
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1. 琥泉(こせん)
琥泉は「こせん」と読みます。
泉酒造は、1756年、初代泉仙介が有馬郡道場村で酒造業を始め、三代目仙介の時には製造所を御影郷に移しました。当時から御影は酒造りに適した土地として知られ、地下水は質が良く豊富でした。
「琥泉」には複数のラインナップがありますが、例えば「琥泉 純米吟醸」は香や味わいのバランスがよい日本酒です。
「琥泉」の名は、泉酒造で愛された「金泉」「銀泉」を受け継ぎ、琥珀の「琥」と屋号の「泉」を組み合わせて命名されました。琥珀のように時間をかけて最高の酒を醸す想いが込められています。
同蔵のもうひとつの主力銘柄は「仙介」(せんすけ)です。
蔵元名:泉酒造株式会社
所在地:兵庫県神戸市東灘区御影塚町1-9-6
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2. 雪彦山(せっぴこさん)
雪彦山は「せっぴこさん」と読みます。
壺坂酒造は、1629年に兵庫県姫路市で創業しましたが、1805年に気候の問題を理由に現在の地、夢前町前之庄に移転しました。夢前町でしか行われない自然発酵技術と伝統を受け継いでいます。築210年以上の歴史を持つ酒蔵は、蔵二階の床板を外して、醸造甕への麹投入や天秤搾りができる珍しい構造になっています。2008年には姫路市によって酒蔵・母屋が「都市景観重要建築物」に指定されました。
「雪彦山」は、米、水、そして自然発酵にこだわり醸された日本酒です。
「雪彦山」の名は、雪彦山の流水で醸しあげることから名付けられました。
蔵元名:壺坂酒造株式会社
所在地:兵庫県姫路市夢前町前之庄1418-1
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3. 龍力(たつりき)
龍力は「たつりき」と読みます。
本田商店は、1921年に兵庫県姫路・綱干で創業し、2021年に100周年を祝いました。基本理念「米の酒は米の味」に従い、兵庫県特A地区産山田錦を含む酒造好適米のみを使用し、全国初の篤農家契約栽培や土壌特性研究に挑戦。1970年代末から吟醸酒製造に取り組み、全国新酒鑑評会で22回の金賞を受賞しています。
「龍力」の特徴は、兵庫県特A地区産の最高品質山田錦を用いた、テロワールを表現するこだわりの酒造りです。龍力は、金賞を複数回受賞するなど、高品質な大吟醸を生産しており、中には""お酒を冷やして飲む""文化の先駆けとなった酒も含みます。
「龍力」の名は、仏教の龍樹菩薩にちなんでおり、真言宗の始祖である彼の神通力と長寿の象徴から取られました。また、地元の名「龍野」から一文字を取り、長寿と健康を願う酒という意味も込められ、「龍力」と名付けられました。
蔵元名:株式会社 本田商店
所在地:兵庫県姫路市網干区高田361-1
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4. 竹泉(ちくせん)
竹泉は「ちくせん」と読みます。
田治米合名会社は、昔ながらの但馬杜氏の手造り技術と、厳寒の気候に合わせた酒造りで「毎日飲みたくなる米の旨みと酸味が楽しめるお酒」を生み出しています。
唯一無二の秘訣は、徹底した清掃と妥協なき姿勢。創業者が理想の水を求めて但馬・朝来市に定めたこの地は、古遺跡が残り、自然豊かな土地で、そこで育つお米と清水で「竹泉」が醸されています。
「竹泉」の名の由来は、円山川の清らかな「竹の川」の水を使用し、さらに創業者の先祖が暮らした「和泉の国」への敬意を表して名付けられました。
蔵元名:田治米合名会社
所在地:兵庫県朝来市山東町矢名瀬町545
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5. 楽々鶴(ささづる)
楽々鶴は「ささづる」と読みます。
出石酒造は1708年に創業しました。270年前に建てられた、赤い土壁で独特の風情を持つ酒蔵は、天候によって色合いが変わり、生き生きとした表情を見せます。昔ながらの製法を守り、試飲も楽しめます。また、「酒蔵コンサート」は、古い建物の中で音楽とお酒を楽しむ人気のイベントとなっています。
「楽々鶴」には、純米、上撰、原酒などのラインナップがあり、それぞれ違った味わいをたのしめます。
「楽々鶴」の名の由来は、酒の別名である「笹の露」と出石藩主・仙石家の別荘「楽々園」に由来しています。
蔵元名:出石酒造有限会社
所在地:兵庫県豊岡市出石町内町104-7
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