【お酒の銘柄 漢字クイズ】岐阜県の日本酒編 〜回答と解説〜
たのしいお酒.jpがお届けする難読銘柄の漢字クイズ!岐阜の日本酒編の回答です。さて、あなたはいくつ正解できましたか?
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1. 道三吟雪花(どうさんぎんせっか)
道三吟雪花は、「どうさんぎんせっか」と読みます。
道三吟雪花は、岐阜県大垣市にある株式会社三輪酒造(純米にごり酒「白川郷(しらかわごう)」で有名な酒蔵)で造られる日本酒です。
大垣市は「奥の細道むすびの地」として、また、市内には15本の一級河川が流れていることから水の都として知られています。そして大垣市にある三輪酒造は、その歴史的な街並みの景観に寄与するものとして、平成23年に国の登録有形文化財に認定されている酒蔵です。
「山田錦」を原料米として低温発酵でじっくりと醸した大吟醸酒。コクと味と香りの絶妙の組み合わせは、食前酒にピッタリの味わいです。低温貯蔵で、壜詰め熟成の吟醸酒の逸品です。仕込み水は、揖斐川の伏流水を使用しているそうです。
道三吟雪花の名前は、戦国時代の美濃の武将、斎藤道三にちなみ命名したそうです。
蔵元名:株式会社三輪酒造
所在地:岐阜県大垣市船町4-48
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2. 蓬莱(ほうらい)
蓬莱は、「ほうらい」と読みます。
蓬莱は、飛騨市古川町の渡辺酒造店が造る地酒。渡辺酒造店が蔵を構える飛騨古川は、岐阜県北部にある標高600メートルの高冷地。冬本番は降雪量も多い、酒造りには好適な厳寒の地です。
渡辺酒造店では、「蓬莱」をはじめ多彩な日本酒を数々のコンテストに出展しており、2018年は、日欧米6カ国の計17大会で、50もの金賞を獲得しています。
蓬莱の名前は、もともと仙人が住むという不老長寿の桃源郷を意味する言葉ですが、飲む人によろこびを与え、開運をもたらす縁起のよい「酒ことば」であることから、銘柄の名に選んだと言われています。
蔵元名:有限会社 渡辺酒造店
所在地:岐阜県飛騨市古川町壱之町7-7
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3. 梲(うだつ)
梲は、「うだつ」と読みます。
梲は、岐阜県美濃市相生町の小坂酒造場で造られる日本酒。江戸時代中期の安永元年(1772年)に創業した小坂酒造場は、「うだつ※」が目を引く町家が往時の面影を伝える美濃市の中心街にあります。
梲は、うだつのある街にふさわしい酒として造られました。最高の酒造好適米山田錦を40%まで精米して仕込んだ純米大吟醸の原酒です。小坂酒造場の代表銘柄は、実直かつ、ていねいな仕込みで評価を高めており、2015年に全国新酒鑑評会で金賞を獲得しています。
梲の名前は、うだつのある街から名付けられています。
※「うだつ」とは、屋根の両端を一段高くして火災の類焼を防ぐために造られた防火壁のことで、裕福な家しか「うだつ」を造ることができなかったため、庶民の願望から「うだつを上げる・うだつが上がらない」の言葉もできました。美濃市は、江戸時代の商人の町で、この「うだつ」が多く残っています。
岐阜の旅ガイドより
蔵元名:小坂酒造場
所在地:岐阜県美濃市相生町2267番地
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4. 醴泉(れいせん)
醴泉は、「れいせん」と読みます。
醴泉は、岐阜県養老郡養老町の玉泉堂酒造で造られる日本酒。玉泉堂酒造は、養老山地や養老の滝をはじめ、豊かな自然に恵まれた美濃の国養老で二百年以上の歴史を持つ酒蔵で、「清らかな透明感とほんのりとしたコクを持った旨い酒」を目指し、"常にチャレンジ"をモットーに酒造りを行っています。
醴泉は、「大吟醸」から「本醸造」まで最高品質を追求して醸されており、原料も製法も贅をつくした少量生産の限定醸造品で特定名称酒のみを展開している日本酒です。
醴泉の名前は、中国唐時代の碑で、九成宮醴泉銘から名付けられたとか。醴泉は「甘味のある水の泉」という意味です。
蔵元名:玉泉堂酒造株式会社
所在地:岐阜県養老郡養老町高田800-3
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5. 射美(いび)
射美は、「いび」と読みます。
射美は、岐阜県揖斐郡大野町の「杉原酒造」で造られる日本酒。杉原酒造は米作りから酒造りまで、とことん地元にこだわる「真の地酒造り」に取り組んでおり、技術的な改良と美味しさの追究を忘れず、自分のできることから一歩ずつ情熱を注ぐことで多くの支持を得ています。
射美の原料には、自社開発の酒米「揖斐の誉(いびのほまれ)」が使われています。その味わいは、例えば揖斐の誉の特長を最も表現している「純米吟醸酒 射美」なら、濃醇でありながら切れの良い飲みやすさとなっています。
射美の名前は、地名の「揖斐」と「美酒を射る(造る)」を掛けて名付けられたそうです。
蔵元名:杉原酒造株式会社
所在地:岐阜県揖斐郡大野町下磯1番地
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