【お酒の銘柄 漢字クイズ】石川県の日本酒編 〜回答と解説〜
たのしいお酒.jpがお届けする難読銘柄の漢字クイズ!石川の日本酒編の回答です。さて、あなたはいくつ正解できましたか?
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1. 百々登勢(ももとせ)
百々登勢は「ももとせ」と読みます。
百々登勢は、金沢の歴史ある酒蔵「福光屋」の日本酒です。福光屋では“伝統は革新の連続”を家訓に、日々新しい伝統を創造し続けており、代表的な銘柄には「加賀鳶」「黒帯」「福正宗」などが挙げられます。
百々登勢は、「変身タイプの長期熟成酒」。10年、20年、30年後の仕上がりを目指して造られたその日本酒は、蔵元の深い知見や技術の結晶といえます。濃い味付けの料理や甘いものとの相性がよく、料理と組み合わせることで新たな味わいを創造します。
百々登勢の名前は、現代唯一の詩人である高橋睦郎(たかはしむつお)さんが残した句で、百年を詠みかえたことば「百々登勢」からきているそうです。
蔵元名:株式会社福光屋
所在地:石川県金沢市石引二丁目8番3号
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2. 菊理媛(くくりひめ)
菊理媛は「くくりひめ」と読みます。
菊理媛は、石川県の白山市にある老舗蔵元「菊姫」が醸造する日本酒です。この地は、清らかな水が豊富に湧き出る場所として知られ、古くから“加賀の菊酒”と称される美酒が造られていました。
菊理媛は、最上質の原料米にこだわって造られた吟醸酒をさらに厳選し、長い年月を寝かせて磨き上げられた日本酒です。カラメルや黒糖をイメージさせる甘く芳醇な香りとなめらかな口当たり、奥深いコクが特徴です。
菊理媛の名前は、白山市にある白山比咩神社のご祭神「菊理媛尊(くくりひめのみこと)」が由来だそうです。
蔵元名:菊姫合資会社
所在地:石川県白山市鶴来新町タ8番地
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3. 竹葉(ちくは)
竹葉は「ちくは」と読みます。
竹葉は、石川県能登町にある「数馬酒造」が醸す日本酒です。数馬酒造は、海と山に囲まれた自然豊かな環境で、地元の契約農家が栽培する能登の米や、山間から湧き出る良質な水などを使用して、美味しい酒造りに励んでいます。
竹葉は、そんな能登町の自然を味わえる日本酒です。例えば、「竹葉 百万石乃白 大吟醸」なら、石川県のオリジナル酒米「百万石乃白」を使用しており、華やかでフルーティーながらも奥深い味わいになっています。
竹葉の名前は、古いお酒の異名「竹葉(ちくよう)」に由来しているそうで、仕込み水に使っていた川の上流に茂る笹の葉に因んでいるとか。
蔵元名:数馬酒造株式会社
所在地:石川県鳳珠郡能登町宇出津ヘ-36
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4. 萬歳楽(まんざいらく)
萬歳楽は「まんざいらく」と読みます。
萬歳楽は、石川県白山市にある歴史ある酒蔵、小堀酒造店が醸す日本酒です。特に原材料にはこだわっており、仕込み水は白山麓の良質な水を使用し、お米は、農家さんと対話することでお酒に適した酒米を追求しています。
そんな恵まれた環境で造られる萬歳楽には、複数のラインナップがありますが、例えば「通 普通酒」は、シャープでサラッとした味わいで、バランスの良い飲み心地の辛口酒です。
萬歳楽の名前は「事のはじまり」を意味し、古来より新たな門出で舞われた「おめでたい舞楽」が由来だそうです。
蔵元名:株式会社小堀酒造店
所在地:石川県白山市鶴来本町一丁目ワ47番地
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5. 遊穂(ゆうほ)
遊穂は「ゆうほ」と読みます。
遊穂は、石川県羽咋市にある御祖酒造が醸す日本酒です。御祖酒造では、酵母や微生物の力を最大限に引き出し、米の旨味と麹の旨味を絶妙に組み合わせ、能登の風土と融合した酒造りを目指しています。
そんな能登の豊かな風土が育んだ遊穂は、料理に寄り添う日本酒です。日本酒の欠点も大切な要素と捉えて、すべての個性を出した上で全体のバランスをとることで、幅と深みのある日本酒に仕上がっています。
そして遊穂の名前は、なんとUFOからきているそう。御祖酒造のある羽咋市はUFOで町おこしをしており、昔、“そうはちぼん”と呼ばれる飛行物体が頻繁に目撃されていたと伝えられているとか。
蔵元名:御祖酒造株式会社
所在地:石川県羽咋市大町イ8
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