日本酒を通して持続可能な地域づくりを!学校蔵がGOOD LIFE AWARDで実行委員会特別賞を受賞
新潟県佐渡市の尾畑酒造が取り組む、廃校を酒蔵として再生させた「学校蔵」でのサスティナブルな酒造りと、それらの循環を学び体験するプログラムが、環境省 第10回GOOD LIFE AWARD(※)にて実行委員会特別賞「環境地域ブランディング賞」を受賞しました。
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※環境省 第10回GOOD LIFE AWARD:環境省が主催する、持続可能な社会の実現のため、環境と社会によい暮らしや、これを支える取組みを応援する事業。
尾畑酒造の取り組み
尾畑酒造は、廃校を酒蔵として再生させた「学校蔵」で、環境に優しい農法で栽培された米と再生可能エネルギーを使った酒造りを行っています。副産物の酒粕は、食の循環と廃棄ロス削減につなげるべく、米麹や地元産食材とのコラボメニューとして施設内のカフェで提供。さらに、こうした循環を学ぶ酒造り体験プログラムやワークショップなどでは高校生や国内外からの参加者を受け入れ、多様なコミュニティを形成しています。
これらの継続的な取り組みにより、環境省 第10回GOOD LIFE AWARDの実行委員会特別賞「環境地域ブランディング賞」を受賞しました。
「学校蔵」とは
「学校蔵」は、佐渡市西三川地区で「日本で一番夕日がきれいな小学校」と謳われながら、少子化のため廃校になった小学校を再生してつくられた、尾畑酒造の酒蔵です。
“オール佐渡産”を掲げ、酒造りには環境に優しい農法で栽培された「佐渡相田ライスファーミング」の米を使用。また、プール跡とグラウンド跡に設置した二基の太陽光パネルによって再生可能エネルギーを取り入れ、佐渡の資源とエネルギーの循環が行われています。
さらに、この「学校蔵」の酒造りと地域を学ぶ「一週間の酒造り体験プログラム」も実施。
生産地と酒のつながりを知ることのできる場として、国内外から多くの参加者が集っています。
尾畑酒造について
1892年創業。米・水・人、そして佐渡。四つの宝の和をもって醸す「四宝和醸(しほうわじょう)」をモットーに酒造りを続け、朱鷺の住む環境に配慮した酒米や、棚田保全に貢献する棚田米での酒造りにも取り組んでいる。代表銘柄は「真野鶴」「学校蔵」。
会社名:尾畑酒造株式会社
代表取締役社長:平島健
住所:新潟県佐渡市真野新町449
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