生ワインはフレッシュさが魅力!香りや味わいの特徴、一般的なワインとの違い、飲み方、おすすめ銘柄を紹介

生ワインはフレッシュさが魅力!香りや味わいの特徴、一般的なワインとの違い、飲み方、おすすめ銘柄を紹介
出典 : Caftor / Shutterstock.com

生ワインは、原料のブドウ由来のフレッシュでフルーティーな味わいが魅力のワインです。毎年秋の新酒の季節に限定販売されるものもあり、人気を集めています。今回は生ワインの香りや味などの特徴、一般的なワインとの違い、おすすめ銘柄などを紹介します。

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生ワインに明確な定義はありませんが、一般的にはろ過や加熱処理をせずに瓶詰めされたワインのことを「生ワイン」と呼びます。生ワインの魅力を見ていきます。

生ワインとは、フレッシュなブドウの風味を満喫できるワイン

フレッシュなブドウの風味が魅力の生ワイン

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近年注目度が高まっている生ワインの特徴や一般的なワインとの違いなどを確認していきます。

生ワインの香りと味わいの特徴

生ワインはフレッシュさが特徴のワイン。一般的なワインよりもブドウ本来のフルーティーな香りや味わいを満喫できて、初心者でも飲みやすいことから人気を集めています。なかでも、その年に収穫した新鮮なブドウで造られる新酒の生ワインが好評で、一年に一度だけ訪れる季節限定のたのしみとして心待ちにしているファンもいます。

なお、一般的にろ過や加熱処理をせずに造られるため、商品によっては酵母由来のにごりがあり、瓶内発酵で生じた微炭酸を感じられるタイプもあります。

日本の生ワインの種類やおもな産地を知る

生ワインにも一般的なワインのように赤、白、ロゼなどの種類があります。原料となるブドウ品種は、カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネなど世界的に知られているものから、マスカット・ベーリーAや甲州といった日本固有品種までさまざまです。

日本の生ワインの産地は、おもに山梨県や長野県、北海道、山形県などワイン造りが盛んな地域で、ブドウの収穫期にあたる秋の新酒のシーズンなどに出回ります。このほか、製法を工夫して秋以外に販売される生ワインもあります。

生ワインと一般的なワインの違い

スイングストッパーボトル入りの生ワイン

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生ワインと一般的なワインの違いについて確認します。

生ワインと一般的なワインは製法に違いがある

生ワインと一般的なワインは製法が少し違います。一般的なワインでは、必要に応じて瓶詰め前後にろ過したり加熱処理(火入れ)しますが、前述したとおり生ワインでは基本的にろ過や加熱を行いません。

そもそも、ろ過や加熱は行うのは殺菌(品質保持)のためで、ろ過には、ワイン中の不純物や余分な酵母を取り除くことで品質を保ち、透明度の高いワインに仕上げられるという効果があります。一方、加熱処理には、酵母の働きを止めてワインの変質を防ぐ効果があります。

ただ、ろ過により必要以上にワインの旨味成分が取り除かれたり、加熱することで繊細なワインの風味が損なわれたりすることもあるため、あえて無ろ過や非加熱を選ぶ生産者さんもいます。

そのひとつが、近年人気の生ワイン。ろ過や加熱処理をしない生ワインには旨味成分などがそのまま残っているため、ブドウ本来の香りや味わいを存分にたのしめるのです。

一般的なワインに賞味期限はない

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生ワインは賞味期限が短いので取扱いには注意

生ワインは、フレッシュな味わいをたのしめるのが魅力ですが、ワインの品質を安定させるのに役立つろ過や加熱をしていないため、とてもデリケート。取扱いには注意を要します。

熱に弱く風味が変わりやすいので、ほとんどが要冷蔵。賞味期限は短いもので製造から2週間程度、長いものでも半年ほどが目安となっています。酸化防止剤や保存料を使わないケースも多いため、一般的なワインよりも早めに飲みきる必要があります。

それに対して、一般的なワインには腐るという概念がなく、賞味期限が設定されていません。なぜなら、ワインは瓶詰め後も熟成するお酒だからです。また、殺菌効果を期待できるろ過や加熱処理をしたり、酸化防止剤や保存料を加えたりして品質やおいしさを長く保てるように工夫されているため、冷暗所やワインセラーなどであればある程度長期間の保管にも耐えられます。

とはいえ、飲みごろ(ピーク)をすぎたり保管状態がよくなかったりすると味わいが変化(劣化)することもあるので、生ワインほどではないものの、それなりに気を遣う必要があります。

なお、一般的なワインの栓は、コルク栓やスクリューキャップなどですが、生ワインは「スイングストッパーボトル」と呼ばれる容器に入っていることが多いようです。道具は不要で、ストッパーを外すだけで開栓でき、再び閉めることもできます。

生ワインのおいしい飲み方は? ブドウ本来の風味を堪能しよう

生ワインのおいしい飲み方

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生ワインは、一般的なワインと同様にそのまま飲んでおいしいワインです。グラスに注いだ生ワインに鼻を近づけると、ブドウ由来のフルーティーで豊かな香りに魅了されます。ブドウの果実味あふれるジューシーな味わいや、フレッシュで軽やかな味わいから、ブドウジュースのように飲みやすいと感じる人もいるかもしれません。

そんな生ワインでカクテルを作れば、カクテルの魅力がさらに引き出されます。白ワインを炭酸水(ソーダ)で割る「スプリッツァー」や、ジンジャーエールで割る「オペレーター」、赤ワインをジンジャーエールで割る「キティ」や、コーラで割る「カリモーチョ」など、手軽に作れるワインカクテルはたくさんあります。ブドウ本来の風味やフレッシュさが活きた生ワインカクテルをいろいろと試してみてください。

白ワイン×炭酸水でスプリッツァー

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生ワインは、食事やおつまみと合わせるのもおすすめです。流通している生ワインのほとんどは日本で造られたものなので、基本的に和食と合わせやすく、おいしいマリアージュが生まれます。一般的なワインよりも軽やかな飲み心地なので、チーズや生ハムなど軽めのおつまみにもぴったり。

ちなみに、賞味期限が短くて飲みきれないときは、生ワインを料理に使うのも手です。

日本国内で造られている生ワインのおすすめ銘柄

フレッシュさいっぱいの生ワインの、おすすめ銘柄を紹介します。新鮮さが魅力なので、生ワイン購入後は早めに飲んでくださいね。

五一わいん 「収穫の詩(しゅうかくのうた)」(2022新酒)

五一わいん収穫の詩

画像提供:株式会社林農園

長野県の老舗ワイナリー林農園が手がける五一わいん「収穫の詩」シリーズは、毎年秋に期間限定で販売されるフレッシュな生ワイン。海抜約700メートルの自然豊かな丘陵地帯の桔梗ヶ原(ききょうがはら)で、その年に収穫されたブドウをすぐに醸造したもので、新酒ならではの味わいをたのしめます。

種類は、甘いアロマとソフトな酸味を持つ辛口の赤ワイン「マスカットベーリーA」、甘い香りとさわやかな酸味が特徴のやや甘口の赤ワイン「コンコード」、フルーティーな香りとさわやかな味わいで中口の白ワイン「セイベル」、華やかな香りとソフトな口当たりでやや甘口の「ナイヤガラ」の4種類。いずれも酸化防止剤は無添加です。
※毎年秋から翌年2月ごろまでの季節限定商品

製造元:株式会社林農園 五一わいん
公式サイトはこちら
商品名:2022新酒 収穫の詩 4本セット
公式通販はこちら

井筒ワイン「井筒生ワイン」

井筒生ワイン2022

画像提供:株式会社井筒ワイン

「井筒生ワイン」は、長野県・塩尻にある井筒ワインが手がける新酒の生ワイン。塩尻市一帯の自社農園や契約農家で収穫したブドウのみで醸造して、酸化防止剤など合成添加物を一切加えずに造られています。

年に一度、11月中旬の期間限定発売で、事前予約の注文数だけ生産されます。種類は、黒ブドウ品種のコンコードを使った赤ワイン「コンコード」と、白ブドウ品種のナイアガラを使った白ワイン「ナイヤガラ」の2つです。

赤ワイン、白ワインともに、5〜8度前後のよく冷えた状態で味わうのがおすすめ。収穫から間もない果実味と発酵の余韻が残るさわやかな味わいを堪能できます

製造元:株式会社井筒ワイン
公式サイトはこちら
商品名:井筒生ワイン
詳細はこちら
通販サイトはこちら

北海道ワイン「おたる初しぼり」

2022おたる初しぼり

画像提供:北海道ワイン株式会社

北海道・小樽の北海道ワインが造る「おたる初しぼり」シリーズは、その年に収穫されたばかりのフレッシュな日本産ブドウで造られる生ワイン。例年10~11月ころに発売され、搾りたての味わいをたのしめます。

2022年は、第1弾として10月に、デラウェアとキャンベル・アーリーを使ったロゼ、デラウェアを使った辛口の白およびやや甘口の白の3種類が発売。第2弾として11月に、ポートランドとナイヤガラを使った白、キャンベル・アーリーを使った赤およびロゼの3種類が発売されています。

もうひとつ、北海道ワインで注目したいのが、「おたる 冷やしておいしい生ワイン」シリーズ。2020年夏に新登場した生ワインで、2022年には日本産のブドウを原料に醸造・生詰めしたロゼと赤、北海道産白ブドウ品種バッカスとミュラー・トゥルガウをブレンドしたプレミアムな白の計3種類が発売されています。

いずれも、国産ブドウのみを原料とした「日本ワイン」です。

製造元:北海道ワイン株式会社
公式サイトはこちら
商品名:おたる 冷やしておいしい生ワイン
商品情報はこちら
商品名:2022おたる初しぼり
商品情報はこちら

月山(がっさん)トラヤワイナリー 「月山山麓ほいりげ」

完全無添加の新酒のワイン

Dulin / Shutterstock.com

「月山山麓ほいりげ」は、山形県の月山トラヤワイナリーが造る完全無添加の新酒の生ワインで、毎年11月ころの季節限定で発売されています。「ほいりげ(Heurige)」はドイツ語で「ワインの新酒」の意味です。

「月山山麓ほいりげ」の種類は3種類。例年11月にセイベルというブドウ品種を原料とした「月山山麓ほいりげ(白)」と、黒ブドウ品種マスカット・ベーリーAおよびセイベルをブレンドした「月山山麓ほいりげロゼ」が発売され、例年1月に白ブドウ品種シャルドネで造った「月山山麓ほいりげシャルドネ(白)」が発売されます。

いずれも月山トラヤワイナリーの公式オンラインショップではなく、「日本酒名門酒会」加盟の取扱店などで購入できます。

製造元:月山トラヤワイナリー 合資会社虎屋西川工場
公式サイトはこちら
商品名:「月山山麓ほいりげ(白)」「月山山麓ほいりげシャルドネ(白)」

生ワインはフレッシュな味わいが特長で、ブドウ由来の豊かな香りやジューシーな果実味を存分に堪能できるのが魅力です。通年販売されているものもありますが、せっかくならワインの新酒の季節にその年だけの味わいをたのしんでみては?

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