桜リキュールのカクテルで、お花見気分を味わおう!
桜リキュールは、日本の春に欠かせない花、「桜」を用いた和風のリキュール。そのまま飲んでも、カクテルにしてもたのしめます。桜を愛でながら飲むにふさわしい、色鮮やかな桜リキュールの魅力とともに、桜リキュールを使ったカクテルを紹介します。
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日本の春の代名詞「桜」を使った桜リキュール
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桜リキュールを含む「リキュール」とは、どんなお酒?
桜リキュールについて紹介する前に、まずはリキュールについておさらいしておきましょう。
リキュールとは、スピリッツ(蒸溜酒)に果実や花、香草や薬草などの香味を移したお酒のこと。お酒の種類としては「混成酒」に分類されます。
日本の酒税法では「酒類と糖類その他の物品(酒類を含む)を原料とした酒類で、エキス分が2%以上のものをリキュールという。ただし、清酒、合成清酒、焼酎、みりん、ビール、果実酒類、ウイスキー類、および発泡酒に該当するものは除かれる」と定義されています。
リキュールにはどんな種類があるの?
リキュールには多くの種類がありますが、原料やフレーバーなどによって、大きく以下の4つに分けられます。
【果実系リキュール】
その名のとおり、フルーツの果汁や果肉、皮などを使用したリキュールです。
フルーツ由来の甘さを活かしたものから、柑橘由来の酸味を感じさせるものなど、その種類はさまざま。代表的なものにベリー系の「カシス」や、オレンジの果皮を使った「キュラソー」などがあります。
【香草・薬草系リキュール】
ハーブや薬草、スパイスなどを使用したリキュールで「リキュールの起源」とも呼ばれます。はるか昔、リキュールの発明者は薬草をワインに溶かし込んでその歴史を作り上げたといわれています。
ビターなフレーバーが特徴の「カンパリ」、ニガヨモギやアニスなどを使った「アブサン」などが代表格です。
【ナッツ・種子系リキュール】
コーヒーやカカオ、果物の種などを使用したリキュールで、独特のコクと濃厚な風味を特徴とします。食後のデザートとして飲まれるリキュールが多いのも特徴です。
ココナッツを使用した「マリブ」や、コーヒー豆を使った「カルーア」などは、お酒に詳しくない人でも耳にしたことがあるでしょう
【その他のリキュール】
以上3つに含まれない、個性的な原料を使ったリキュールもあります。バラのリキュールやトマトのリキュール、紅茶や卵を使ったリキュールなども存在します。
今回紹介する桜リキュールもこのタイプ。ほかにもクリーミーな味わいの「ベイリーズ」、カクテルにぴったりの「ヨーグリート」などがあります。
リキュールのたのしみ方
リキュールのたのしみ方に定型はありません。ストレートで飲めば、リキュール本来の味わいをしっかりと感じることができます。氷を入れてロックで飲めば、味わいの変化がたのしめ、水割りやソーダ割りにすれば、高いアルコール度数が苦手な人も飲みやすくなります。
リキュールをカジュアルにたのしむなら、やはり幅広いアレンジがたのしめるカクテルですね。ジュースやソーダなどを加えて自分好みのカクテルを探してみるのもたのしいでしょう。
桜リキュールを使ったおすすめのカクテル
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桜リキュールを使ったカクテル:ソーダ割り
桜リキュールを使ったカクテル作りに挑戦してみましょう。まずはシンプルなソーダ割りから紹介します。
◇基本材料
桜リキュール 約30ミリリットル
炭酸水 約90ミリリットル
氷 適量
◇作り方
氷を入れたグラスに桜リキュールと炭酸水を注ぎ、マドラーなどで軽く混ぜる
適度な甘さとスッキリとした飲み口をたのしみたい人におすすめのカクテルです。桜の風味がストレートに感じられ、スパークリングワインのような華やかさもたのしめます。
桜リキュールを使ったカクテル:ホットミルク割り
◇基本材料
桜リキュール 約30ミリリットル
牛乳 約90ミリリットル
◇作り方
桜リキュールに温めた牛乳を加え、マドラーなどで軽く混ぜる
春は暖かくなってくる時期とはいえ、まだまだ冷える日もあります。桜リキュールに温めた牛乳を注げば、「桜のホットミルク」の完成です。ホットミルクには身体を温める効果が、寝る前のアルコールには安眠効果があるといわれていて、寝つきが悪い人にもぴったりのカクテルです。
桜リキュールを使ったカクテル:ジュース割り
◇基本材料
桜リキュール 約30ミリリットル
好みのジュース 約90ミリリットル
◇作り方
氷を入れたグラスに桜リキュールとジュースを注ぎ、マドラーなどで軽く混ぜる
ジュースの種類はオレンジジュースやリンゴジュース、グレープフルーツジュースなどお好みでOK。カルピスなどの乳飲料をあわせてもよいでしょう。レモンジュースとシュガーシロップ、炭酸水を混ぜ合わせれば「桜フィズ」の完成です。
カクテルに使う桜リキュールは、どうやって選べばいいの?
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桜リキュールはココを見て選ぼう!
桜リキュールは、国内のさまざまなメーカーが製造、販売しています。お花見の時期には店頭に並ぶことも多く、比較的、簡単に手に入れることができるでしょう。
桜リキュールを選ぶ際のポイントは「アルコール度数」「香りの好み」「桜エキスの割合」を見ること。桜リキュールの一般的なアルコール度数は20パーセント程度で、比較的飲みやすいリキュールです。お酒があまり得意ではない人は、アルコール度数の低いものからはじめてみましょう。
桜リキュールのおすすめ銘柄はコレ!
桜リキュールの銘柄のなかで、比較的入手しやすいものをいくつか紹介しましょう。
【奏(かなで)Kanade〈桜〉】
ジャパニーズクラフトリキュール「奏 Kanade」は、日本の洋酒文化を築いてきたサントリーが、厳選した国産素材の魅力を匠の技で引き出したリキュールシリーズです。
「奏 Kanade〈桜〉」は国産の桜の花と葉をふんだんに使用したリキュールで、桜ならではのやわらかな香りを感じられる、繊細な味わいが特徴です。ボトルやラベルも和のテイストがあふれています。
製造元:サントリー株式会社
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【ドーバー 和酒 桜】
和素材リキュール「和酒シリーズ」は、製菓用洋酒専門メーカー「ドーバー」の人気シリーズ。「桜」以外にも「柚子」「梅」「蓬(よもぎ)」「抹茶」など12種類がラインナップされています。
「ドーバー 和酒 桜」は、野生種である「大島桜」を用いた桜リキュール。桜の美しい彩りと、馥郁たる香りがたのしめます。
製造元:ドーバー酒造株式会社
販売元:ドーバー洋酒貿易株式会社
公式サイトはこちら
商品詳細はこちら
桜リキュールを使ったカクテルは、お花見はもちろん、オンライン飲みでも注目されること間違いなし。いつもと違った春をたのしみたいという人は、ぜひ桜リキュールを使ったカクテルを作って、春の息吹を感じてみてください。