【3級 vol.6】ビア検(日本ビール検定)の過去問に挑戦! 回答と解説編
ビア検(日本ビール検定)の過去問題はいかがでしたか? 回答と解説で検定に備えるとともにビールの知識を深めてくださいね。
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問1 ビールについて描かれている小説
問題
夏目漱石のある小説の最後のシーンでは主人公がビールに酩酊してしまう様子が描かれている。その小説を次の選択肢より選べ。(2015年)
(a)こころ
(b)三四郎
(c)坊ちゃん
(d)吾輩は猫である
正解
(d)吾輩は猫である
解説
2012年、2015年に出題された問題です。
人間の運命に無情を感じた主人公の吾輩=猫が、人間のように前後不覚になるほど愉快な気持ちを味わってみたいと、景気づけにビールを飲みはじめます。最後は、猫が水がめに落ちて命を落としてしまうが、その際の満足げな述懐で小説は締めくくられています。
問2 ビールの製造工程
問題
主発酵工程が終了し、貯酒タンクで熟成させる前のビールを何というか、次の選択肢より選べ。(2016年)
(a)未ビール
(b)初ビール
(c)若ビール
(d)無濾過ビール
正解
(c)若ビール
解説
2012年、2013年、2014年、2016年に出題された問題です。2016年の正答率は98%もありました。
主発酵(前発酵)によってできたビールは「若ビール」と呼ばれ、味わいが粗く、未熟な香りなどを含んでいます。熟成・貯酒(後発酵)により、香味が整えられます。
問3 ビールの歴史
問題
9世紀のイギリスで流行ったエールハウスという居酒屋を経営する主婦は何と呼ばれたか、次の選択肢より選べ。(2016年)
(a)エールブライド
(b)エールマザー
(c)エールミセス
(d)エールワイフ
正解
(d)エールワイフ
解説
イギリスには中世以前からエールとビールが区別されていましたが、主流は香味の強いエールでした。9世紀ごろには自家醸造するエールを居酒屋でお客様にふるまうエールハウスが広がります。エールハウスは主婦が経営することもあり、エールワイフとして人気となりました。エールは婚礼の祝い酒でもあり、花嫁のエール(ブライド・エール)は「ブライダル」の語源となりました。