今度の週末はビールでパーティー! アウトドアでビールをたのしむコツを紹介

今度の週末はビールでパーティー! アウトドアでビールをたのしむコツを紹介
出典 : Olga_Ionina / Shutterstock.com

アウトドアではお酒を飲むのもたのしみのひとつ。とくにビールは野外のピクニックやパーティーにぴったりです。今回はアウトドアでビールを堪能するコツや便利グッズ、ビールに合うおつまみなどを紹介します。週末は、おいしいビールで乾杯しましょう!

  • 更新日:

ビールをアウトドアでおいしく飲むコツ

ビールをアウトドアでおいしく飲むコツ

Dean Drobot / Shutterstock.com

とにかくビールを冷やす

ビールは、ビアスタイル(ビールの種類)によって、おいしく飲める温度が異なります。日本の一般的なビールである「ピルスナー」は、6度前後が適温。冷蔵庫から取り出した直後くらいのタイミングが、飲みごろの温度です。そのため、冷蔵庫の使えないアウトドアでは、いかにビールを最適な温度に保つかがポイントとなります。

ビールを冷やすオーソドックスな方法といえば、氷を入れたクーラーボックスで冷やす方法でしょう。クーラーボックスを使う場合、氷は、溶けにくい大きなブロックアイスを使うのがベター。保冷剤や凍らせたペットボトルを併用するのもおすすめです。氷や保冷剤は、ビールを挟むようにクーラーボックスの上下に入れると冷たさが持続します。

ビールをグラスに注いで飲む

冷えたビールを缶のまま、ゴクゴクとのどに流し込むのも醍醐味ですが、アウトドアでも、ビールはグラスやタンブラーに注いで飲みたいもの。泡立ちやのどごしなど、缶では味わえないビールの魅力を堪能できるので、野外でも贅沢気分を味わえます。

ただ、アウトドアにガラス製の容器を持っていくのは大変です。遠出するときなどは、ステンレス製のタンブラーなど、運搬中や誤って地面に落としても割れにくい容器を利用するとよいでしょう。

ビールをグラスに注ぐときは、注ぎ方にもこだわりたいところ。
クリーミーな泡をたのしみたいなら、ビールを3回に分けて注ぐ「3度注ぎ」をおすすめします。ビールと泡の比率は7:3が目安。また、強めの炭酸感を味わいたいときは、静かにゆっくりと注ぐ方法がおすすめです。爽快なのどごしもたのしめますよ。

アウトドアのビールが盛り上がる便利グッズ

アウトドアのビールが盛り上がる便利グッズ

NaturalBox / Shutterstock.com

「真空断熱タンブラー」で冷たさをキープ

ビールをグラスに移してたのしむなら、「真空断熱タンブラー」を使ってみてはいかがでしょう? これは魔法瓶のように二重構造になっていて、長時間適温をキープできるグッズです。アウトドアでゆっくり食事をしながら飲んでも、冷たいビールを長く味わうことができるのが魅力。

なかでもアウトドアメーカーの作るタンブラーは、取っ手がついていて使いやすかったり、ある程度の衝撃でも壊れにくくなっていたりするので、野外パーティー用に買い揃えておいてもよいかもしれません。

「ビールサーバー」で本格的な泡をたのしむ

ビールの魅力のひとつは泡。「ビールサーバー」でグラスに注げば、かんたんに理想的な泡を作れて便利です。「ビールサーバー」が作る泡は、きめ細やかでクリーミーなので、まるでお店で本格的なビールを飲んでいるような気分も味わえます。また、泡をしっかり作れれば、口当たりがやさしくなるうえ、炭酸が抜けにくくなるので、おいしさが長持ちするのもメリットです。

ビールサーバーにはさまざまなタイプがありますが、アウトドアで使うなら、ハンディタイプがよいでしょう。缶ビールに取り付けてグラスに注ぐだけで理想的な泡を作れますよ。

「冷却器」でぬるいビールを一気に冷やす

缶ビールが思ったより冷えていなかったり、クーラーボックスに入りきらなかったりしたときなどに活躍するのが「冷却器」。「冷却器」を使えば、短時間でビールを最適な温度にすることができます。

電動タイプの「冷却器」は、缶と氷をセットしてスイッチを押すだけと操作もかんたん。缶がクルクルと回転し、短時間で飲みごろの温度まで下げてくれます。乾電池に対応しているものなら、電源のないアウトドアでも使えるので便利です。

アウトドアパーティーで食べたいビールのおつまみ

アウトドアパーティーで食べたいビールのおつまみ

Brent Hofacker / Shutterstock.com

アウトドアだからこそ味わいたい「ビア缶チキン」

ビールでアウトドアパーティーをたのしむなら、ビールによく合う料理を作りたいもの。なかでも、鶏肉を丸焼きにする「ビア缶チキン」は、アウトドアならではの豪快な料理として人気です。外の皮は香ばしくてパリパリ、身はジューシーでビールにぴったり。

かんたんに作り方を説明すると、内蔵が取り除かれた丸鶏はお腹の部分が空洞になっているので、まずそこに、ビールの中味を半分ほど残した350ミリリットル缶を差し込みます。安定する台のうえに乗せて火にかけ、バケツなどで丸鶏全体を覆います。すると、熱せられたビールが蒸発して丸鶏の内側が蒸し焼き状態に。この、「蒸す×ビール成分」の相乗効果で鶏肉が柔らかくなり、ジューシーなチキンが完成します。

鶏をまるまる1羽分使うので、大人数で食べるのにふさわしいアウトドア料理です。

日本のビールにぴったりの「ウインナーとチーズの燻製」

日本の一般的なビアスタイルである「ピルスナー」は、ドイツ人の醸造家が開発したビールなので、ドイツ料理との相性も抜群。ドイツといえばウインナーということで、ウインナーとチーズを使った料理を一品作ってみましょう。

スモークチップを敷きつめた燻製器(スモーカー)を火にかけ、煙が出たら、ウインナーとチーズを乗せた網を置きます。蓋をして、弱火で5〜10分ほど燻したら完成。焼くよりも手軽に料理できます。

チーズは、高価なナチュラルチーズより、安いプロセスチーズのほうが溶けにくいのでおすすめ。専用の燻製器がない場合は、ダッチオーブンや中華鍋でもおいしく作れます。

ビールの味を引き立たせる「スパイシーカレー」

日本の多くのビールは、味わいが軽快でのどごしもスッキリしているので、アウトドアの定番料理であるカレーにもよく合います。カレーの辛味や濃厚な味わいを、ビールでリセットしながら食べ進めることができる、よい組み合わせです。

パーティーには一般的なカレーでもよいのですが、せっかくなら、ガラムマサラやチリパウダー、ターメリックなどの本格的な香辛料を使った「スパイシーカレー」にチャレンジしてみましょう。スパイスによって香りと味わいに奥深さが加わり、ビールとカレーのハーモニーをより満喫できるはず。

アウトドアというシチュエーションも相まって、家庭やお店で食べるのとはひと味違ったペアリングをたのしめますよ。

少し工夫するだけで、屋外で飲むビールは何倍もおいしくなります。アウトドアパーティーの計画を立てるときは、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

おすすめ情報

関連情報

ビア検(日本ビール検定)情報

ビールの基礎知識