まるで「飲む森林浴」。秋田杉の香りが楽しめるクラフトジン「秋田杉GIN」が登場!
オエノングループの秋田県醗酵工業株式会社(秋田県湯沢市)より、「秋田杉GIN」が6月25日(木)に登場。秋田県内の大学や研究機関がタッグを組んで行った香りやお酒の研究により生まれた、秋田杉の香りを楽しめる商品です。
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「秋田杉」をふんだんに使ったクラフトジン
osap/ Shutterstock.com
「秋田杉GIN」は、秋田杉の葉と、5種類のボタニカル(ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、オレンジピール、レモンピール)を使用した爽やかな風味のクラフトジンです。
秋田杉は、主に秋田県北部を流れる米代川流域に生える天然杉のことを指し、現在では人工林の供給が行われています。大館市の工芸品「曲げわっぱ」の原材料となるなど、古くから秋田の特産物として利用されてきました。その香りの成分には、総合食品研究センターによればリラックス効果があることも明らかになっており、まるで森林浴をしているような清々しさが特長です。
「秋田杉の香り」からはじまった産学官連携プロジェクト
「秋田杉GIN」発売の背景となったのは、秋田工業高等専門学校・秋田県立大学・秋田県総合食品研究センター・そして秋田県醗酵工業社による、産学官連携のクラフトジン開発プロジェクトです。
秋田県は、森林の豊かな県であり、また、日本酒の生産も盛んな「美酒王国」とも言われています。そんな特色を活かし、秋田杉の香りを再現したお酒ができないかと、これまでにない「秋田杉」と「ジン」のコラボレーションが企画され、プロジェクトが2019年3月に発足。約1年にわたる研究期間を経て、今年3月に「秋田杉のクラフトジン」が完成しました。
秋田杉の魅力を多くの人に届けたいという思いから生まれた「秋田杉GIN」。その香りをぜひとも味わってみてください。
「秋田杉GIN」商品概要
パッケージは、スタイリッシュなフロスト瓶に緑の秋田杉をあしらい、商品名の周りには、秋田杉の葉、ジュニパーベリー、コリアンダーを描いたボタニカルデザインとなっています。
秋田杉の香りをふんだんに味わうには、ジン特有のハーバルな風味とマッチしたソーダ割りがおすすめ。リラックスタイムにぴったりな一品です。
<品目>
スピリッツ
<アルコール度数>
46度
<内容量>
500ml(瓶)
<参考小売価格>
2,830円(税抜)
※商品価格は記事執筆時点のものとなります。ご購入の際には価格が異なる場合がありますのでご注意ください。
<発売日>
2020年6月25日(木)
<発売地域>
全国
産学官連携プロジェクトメンバーのコメント
秋田工業高等専門学校 教授 上松仁氏
~ジンのテーマは「森の香り」。秋田杉の癒される香りをお届けしたい~
生物工学と天然物化学を専門とし、微生物の代謝物からの生理活性物質の探索研究を行ってきました。産学官連携プロジェクトでは、ボタニカルの香味成分の化学的な分析を担当しました。
森林浴やヒノキ風呂、木の香りを嗅ぐと、身も心もリフレッシュされる感覚は経験されたことがあると思います。あの、森の中にいるような癒される香りをお酒に加える、ということを私たちの開発するクラフトジンの最大の狙いとしました。
秋田県立大学 助教 野下浩二氏
~香りの成分分析の面から、ジンの開発をサポート~
化学の視点から、生きものどうしの関わり合いを理解しようとする化学生態学を専門としています。普段は実験室で過ごすことが多いのですが、研究材料を探しに野外に出ることもあり、秋田の豊かな自然を実感します。産学官連携プロジェクトでは、香りの分析が縁でメンバー入りしました。香りの成分分析の面から素敵なクラフトジン造りをサポートしました。
秋田県総合食品研究センター 醸造試験場 場長 進藤昌氏
~秋田杉に香りに含まれるリラックス効果を活かし、癒されるジンを目指しました~
長年にわたり、アルコールの生産技術に関する研究開発を行ってきました。これまでの研究で、秋田杉に含まれる香り成分(イソプレノイド)が、人のα波(リラックスしているときに発生する脳波)を増強することが分かりました。産学官連携プロジェクトでは、ジンの製造試験にもその技術を応用して新しいクラフトジンを開発しました。
オエノングループについて
オエノンホールディングス株式会社を中心に、酒類事業、加工用澱粉事業、酵素医薬品事業、不動産事業などを展開する9社で構成。焼酎、清酒を中心に、チューハイ、ワイン、製菓用洋酒などを幅広く取り扱っています。
<公式サイト>
https://www.oenon.jp